2017年10月11日 (水)

発音

林修が紗栄子の教育方針にダメだしした件で、思ったよりも林先生への批判があって、いまだにネイティブな発音を身につけることを信奉する人が多いんだなと思った。
発音がどうでもいいとは思わないけど、ネイティブの発音を会得させることを目的とした子どもの早期教育は失うもののほうが多いと思うので反対です。
親が英語を話せるならまだしも、そうじゃない環境で子どもに英語を詰め込んだりすると親子のコミュニケーション不全につながりかねないから。

発音つながりですが、最近、日本人の洋楽カバーの発音をけなしているのを見かけて、ちょっと不思議な気がした。
けなされた対象がかなり発音が上手いと認識している人だったので基準は何?と思ったのもあるし、洋楽カバーって音楽的に好きかどうかは気にするけど、発音がネイティブと同じかどうかにこだわるのはちょっと無粋かなと思って。
「発音が上手い」と思いながら音楽を聴くってどこか違うというか。
スティングのフランス語の発音が上手いかどうかはわからないけど、スティングが歌う「Ne me quitte pas」が好きなのはスティングの声が好きだから。
昔のヨーロピアンポップスも歌手の国籍はいろいろだったし、クラシカルクロスオーバーは、元が英語の曲にイタリア語やフランス語の詞をつけたり​、​英語ネイティブではない歌手が英語で歌ったりと多言語だけど、それぞれ多少の訛りはあるはず。
映画や演劇の分野なら役柄によって厳密な発音が求められるだろうけど、音楽は多少寛容でいいと思うんですよ。
あまりにべたなジャパニーズイングリッシュはさすがにどうかと思うけど、音としての響きを壊さなければいいと思う。
そもそも英語ネイティブにだっていろいろな発音があるわけだし。
例えばバーブラ・ストライサンドはrememberをレメンバーと発音する、とか。

マーニャ・ニクソンみたいに「王様と私」、「マイフェアレディ」、「ウエストサイドストーリー」で英国人淑女、下町の花売り娘、プエルトリコ人の少女と役によって発音を歌い分けたのはすごいと思うので、発音軽視ってわけではないです。

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