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2004年12月

2004年12月19日 (日)

ベアトリーチェ・チェンチの肖像

ベアトリーチェ・チェンチにまつわる事件については、ずいぶん前、イタリアの歴史上のエピソードを手当たり次第に拾っては読んでいた頃があって、その時に読んだ覚えがあった。
でも、その時点では彼女の名前は記憶に留めたものの、それほど強い印象は残らなかった。昔は陰惨な事件が多かったから。
昨日、テレビ東京の「美の巨人たち」で、グイド・レーニ作の「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」を初めてみたけれど、こんなに美しくて可憐な少女だったとは。
グイド・レーニはこの絵を想像ではなく、処刑直前のペアトリーチェに会って描いたとのこと。これだけ美しかったら当時のローマの人たちの同情を一身に集めたのも頷ける。
歴史上の小さな事件の一つに過ぎなかったことが、この肖像画を見ることで、一気に忘れがたい悲しい事件へと印象が変わってしまった。

この絵が日本に来たら絶対に観に行こうと心に決めるとともに、絵画表現というものの力をあらためて感じた1枚でした。

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