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2005年10月

2005年10月30日 (日)

shine your shoes for...

ここでは原則的にサッカーの話題以外のことを書こうと思っているんですが、先日発売された「フットボール・ヒーローズ」の73ページの4段目から74ページの2段目にかけての箇所を読んで、連想した一節があります。

俳優の心掛けるべきは、ただ一つ、ある完璧なものを--他人がそう見るのでなく、自分が完璧だと思うものを--狙うことなんだ。観客のことなんかについて考える権利はきみにはないんだよ、絶対に。とにかく本当の意味では、ないんだ。分るだろ、ぼくの言う意味。(「フラニーとゾーイ/J.D.サリンジャー」)

プロの俳優である兄ゾーイが、落ち込んでいる妹フラニー(女優を志す大学生)を元気付けようとしての言葉だけど、「俳優」を「選手」におきかえると同じことを言っているかなーなんて思ってしまった。
うっかり、さらっと読むと、一見傲慢な考えのようにも思いかねないけど、下線部の「権利」がポイント。

スポーツの場合は勝敗という結果がつきまとうし、映画や演劇にしても数の呪縛から完全に逃れることは難しいけれど、こと「プレイ」に携わる人は、最終的にこういう心境というか志でいてくれるといいと思う。動詞と名詞の違いはあっても。

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2005年10月27日 (木)

おみそれしました

来月に入ると主演映画が2本公開されるし、それ以外にも観たい映画があって忙しくなりそうなので、今のうちにと成宮寛貴出演作のDVDを見まくってました。・・・って、まくるってほどではないか。

ananの写真からはどんどん離れていっているような気がするけれど、「あずみ」についてです。
公開当時に見聞きした評判もアレだったので、よもや自分がこの映画を見ることになるばかりか、感想を書こうと考えるなんて思ってもみなかった(笑)。
映画を見る気持ちになったのは、写真でみた「うきは」の表情がとても印象的だったから。
映画であっても、写真が捉えた瞬間の絵を、かなり重要視するほうなので。

成宮寛貴については後述するとして、いつも映画を見るまでのハードルは高いけど、見ると決めてからは「いいところ探し」をするほうなので、評価が甘くなる傾向は自覚している。
でも、それを差し引いても、映画そのものもわりと面白かったと思う。少なくとも耳に入っていた評判よりはずっと。
ただし、R-15指定だけあって、とにかく人が大勢死ぬし、とんでもない量の血が出てくるので、そういうのが苦手な人には向かないけれど。
(私も決して得意ではないけど、「フロム・ヘル」で耐性ができた。)
伝統的な日本の時代劇映画をイメージしてみると首をひねりたくなる場面が多々あるのも確かだけれど、香港映画のワイヤーアクション時代劇(っていうのか)の日本版「JIDAIGEKI」だと思ってみると、あーら不思議。
脇役は個性的だし、殺陣は結構迫力があるではないですか。
そこはかとなく「風神の門」のような雰囲気もあるし。

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2005年10月17日 (月)

NANA

原作は一切読んでいないのだけど、映画のみの感想としては、マンガチックなところと実写ならではリアリティがかみあっていて、思っていたよりもずっと楽しめた。
もともと邦画はあまり見ないし、宮崎あおいと成宮寛貴以外には、ほとんど期待してなかったので、その分甘いというのもあるかもしれないけど。

レン(松田龍平)の天涯孤独とヤス(丸山智己)の弁護士という設定やキャラクターは、マンガならではというか、マンガじゃないとあり得ないけど、「こういうのもあっていいかな」と思ったし、登場人物はだいたい良い味を出していた。
中島美嘉のナナは、台詞まわしが微妙で、棒読みといえば棒読みなんだけど、男言葉にあまりリアリティを持たせすぎると、口の悪いヤンママみたいになってしまうので、棒読みに聞こえるくらいのほうがいいのかもしれないなどと思ったりした。
宮崎あおいは、ハチの女の子らしい可愛さとうざったさの絶妙な兼ね合いをうまく出していたと思う。可愛いと思っているとどんどんうざったくなっていき、うざったさの限界かと思うと可愛くなったり。
ただ、衣装がね。原作のイメージを追ったんだろうけど、あれだけごちゃごちゃしていると宮崎あおいの本来の可愛さが消えてしまう。
意外だったのは、中島美嘉よりも宮崎あおいのほうが大柄だったこと。

成宮寛貴(ノブ役)は、電車内の中吊り等の写真では、耽美系のギタリスト役なのかと思っていたら、無邪気で天真爛漫な仲間思いの和みキャラだったのね。
その無邪気さゆえに場を落ち着かなくさせる時と、ほっと和ませる時それぞれの「間」のとり方がうまかったと思う。
それにつけても「ナイナイサイズ」とはまるで別人。

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2005年10月14日 (金)

成宮寛貴・賛

先々週のananの表紙を見て、久々に耽美系好きのスイッチを押されてしまった。
あれだけきれいなら写真を見るだけで満足だし、内面等はどうでもいいようなものなのだけど、興味を持つと、やはり詳しく知りたくなるのが人の心というもの。
というわけで、ネットで検索してみたところ、写真の印象がものすごく多彩で、ananの写真、「いま、会いにいきます」のイメージからは別人のような写真もあって、若いから顔に変化があるのは当然なのだけど、その変容ぶりがとても興味深い。
耽美系でも「ベニスに死す」のビヨルン・アンデルセン系は苦手で「ロミオとジュリエット」の正統派美少年が好みなので、成宮君も、現在のわりと健全なイメージがあってこそ、過去の妖しい美少年っぷりもよいと思えるという部分はあるのだけれど。
一応、テレビや映画館の予告でちらっとみて「きれいな子だな」というくらいの認識はあって、舞台に出ていることも「浪人街」のポスターを見かけたりして知っていたのだけど、自発的に興味を持っていない情報は無意識にシャットアウトしてしまうほうなので、テレビドラマは見たことがなかったし、具体的な活動は知らなかった。
プロフィールを見たら「お気に召すまま」のロザリンド役を演じていたということで、俄然興味がわいてしまった。
「男装する女の子を演じる役者って、どんなんだろう」と。

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