« 不思議の国の探偵591号 | トップページ | あらしのよるに »

2005年12月 9日 (金)

ハリー・ポッター~炎のゴブレット

面白いか面白くないかといえば「面白かった」。ハリー・ポッターだし、ホグワーツだし。
ただ、思うところもいろいろありました。
まず、子供たちが大きくなってしまった。はい、「しまった」です。
ハリーもロンも背が伸びただけでなく、なんだか胸板が厚くなっていた。
そして、「ロンはロン毛が似合わない」。
音楽が「ヘドウィックのテーマ」以外はジョン・ウィリアムズではなくなったのも、大きな変化。影響で映画自体の雰囲気もかなり変わったと思う。
気になったのは、場面の切り替えがちょっとせわしなかったこと。
もう少し余韻が欲しい場面でも、さっと切り替わったりして。
エンドクレジットにあれだけ時間をかけるのなら、場面の転換にもう少し間を持たせても良かったんじゃないか。
本編とはまったく関係ないことなんだけど、エンドクレジットが長すぎた。
大作だから映画に携わった人数が多いのはわかるんだけど、スタッフ名の文字サイズがやたらと大きくて、しかも流れ方がゆっくり。
製作スタッフに対して敬意を表するにやぶさかではないけれど、もう少し速く流して、文字サイズを小さめにしても、スタッフをチェックしたい人にはわかると思うのだけど。
そのくせキャストの一覧は文字が小さくて、やたらと流れが速かったので、確認したいところを見逃してしまった。

R-15指定ということだったけど、それほどに残酷さやグロテスクさは感じなかった。
子供がどう感じるかは、わからないけれど。

「炎のゴブレット」は総じて面白かったのだけども、ここまでに映画化されたハリー・ポッター4作の中では3作目の「アズカバンの囚人」が一番映画的で好きです。

-----*-----*-----*-----*-----
それにしても、「ハリー・ポッター」を見て、こういう感想を持つのもなんなのだけど、映画版「陰陽師(1、2共)」はもう少しなんとかならなかったものか。せっかく面白い題材だったし、役者も揃っていたのに。
スケールを壮大にしてSFXに凝れということじゃなく、話はこじんまりしてもいいから、もっと丁寧に作ってほしかったと思う。
スケールはともかく、「細部に手を抜かない」ことなら日本映画だって出来るはずだと思うのです。
「陰陽師1」の安倍晴明と道尊が対決するシーンなんて、「ロケ地・平安神宮」そのまんまなのがテレビでもわかってしまった。CGとかSFXって、空を飛んだりする場面だけに使うものじゃないと思うのだけど。

「秘密の部屋」に出てきた「嘆きのマートル」との再会は楽しかった。

|

« 不思議の国の探偵591号 | トップページ | あらしのよるに »

映画(洋画)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ハリー・ポッター~炎のゴブレット:

» 映画「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」 [あざみ野荘つれづれ日記]
 イブの晩に、子どもたちと映画「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」を観に行った。 [続きを読む]

受信: 2005年12月29日 (木) 20時22分

« 不思議の国の探偵591号 | トップページ | あらしのよるに »