ハリー・ポッター~炎のゴブレット
面白いか面白くないかといえば「面白かった」。ハリー・ポッターだし、ホグワーツだし。
ただ、思うところもいろいろありました。
まず、子供たちが大きくなってしまった。はい、「しまった」です。
ハリーもロンも背が伸びただけでなく、なんだか胸板が厚くなっていた。
そして、「ロンはロン毛が似合わない」。
音楽が「ヘドウィックのテーマ」以外はジョン・ウィリアムズではなくなったのも、大きな変化。影響で映画自体の雰囲気もかなり変わったと思う。
気になったのは、場面の切り替えがちょっとせわしなかったこと。
もう少し余韻が欲しい場面でも、さっと切り替わったりして。
エンドクレジットにあれだけ時間をかけるのなら、場面の転換にもう少し間を持たせても良かったんじゃないか。
本編とはまったく関係ないことなんだけど、エンドクレジットが長すぎた。
大作だから映画に携わった人数が多いのはわかるんだけど、スタッフ名の文字サイズがやたらと大きくて、しかも流れ方がゆっくり。
製作スタッフに対して敬意を表するにやぶさかではないけれど、もう少し速く流して、文字サイズを小さめにしても、スタッフをチェックしたい人にはわかると思うのだけど。
そのくせキャストの一覧は文字が小さくて、やたらと流れが速かったので、確認したいところを見逃してしまった。
R-15指定ということだったけど、それほどに残酷さやグロテスクさは感じなかった。
子供がどう感じるかは、わからないけれど。
「炎のゴブレット」は総じて面白かったのだけども、ここまでに映画化されたハリー・ポッター4作の中では3作目の「アズカバンの囚人」が一番映画的で好きです。
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それにしても、「ハリー・ポッター」を見て、こういう感想を持つのもなんなのだけど、映画版「陰陽師(1、2共)」はもう少しなんとかならなかったものか。せっかく面白い題材だったし、役者も揃っていたのに。
スケールを壮大にしてSFXに凝れということじゃなく、話はこじんまりしてもいいから、もっと丁寧に作ってほしかったと思う。
スケールはともかく、「細部に手を抜かない」ことなら日本映画だって出来るはずだと思うのです。
「陰陽師1」の安倍晴明と道尊が対決するシーンなんて、「ロケ地・平安神宮」そのまんまなのがテレビでもわかってしまった。CGとかSFXって、空を飛んだりする場面だけに使うものじゃないと思うのだけど。
「秘密の部屋」に出てきた「嘆きのマートル」との再会は楽しかった。
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