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2006年7月25日 (火)

時代劇専門チャンネルで

「風神の門」の三浦浩一目的で時代劇専門チャンネルを見ることが多くなりました。
その中に「剣客商売」があるのだけれど、シリーズの1と2で大治郎役だった渡部篤郎が良かったので出演分を全話録画するんだったと後悔しきり。
見始めたのがスペシャルからということで、現大治郎役の山口馬木也を先に見て適役だなと思っていたのだけれど、連続ドラマの放送が始まったら渡部篤郎版大治郎をより好きになってしまった。
山口版大治郎のほうが体格的には剣客らしいし殺陣もうまく、本来ならばベストの配役といってもいいくらいで、それに比べると渡部篤郎は華奢すぎるという欠点があるのだけれど、それを補ってあまりある独特の「華」と「詩情」を感じるのです。それと存在感と。
山口版大治郎は「秋山小兵衛with大治郎」で痛快な剣豪物として楽しめるけど、渡部版大治郎は「小兵衛and大治郎」でより深みのある人間ドラマ、という印象。

渡部篤郎は、現代劇で演じるキャラクターはあまりに屈折していて特に辟易することさえあるくらいだけれど、この大治郎役では、その屈折した感じが好青年というキャラクターにほどよい陰影として生かされていた気がする。
それと、現代劇ではちょっとくねくねした動きが多くて、そこがあまり好きじゃないところなのだけど、大治郎役は剣客らしいきびきびとした動作なのも好もしかった。こういうのもできるんじゃないか。
それと、渡部版は佐々木三冬役の大路恵美が初々しくて可愛かった。
非美人が美人役を演じて許せるのってロミー・シュナイダーとグレン・クローズだけだと思っているもので、今の寺島しのぶはちょっとね。「滅法腕の立つ美しい女」とか言われても納得できない。

「剣客商売」、「鬼平犯科帳」、それから先日見た「岡っ引きどぶ」と、フジテレビって意外と時代劇を作るセンスがいいなーと思った。時代劇枠がなくなってしまったのは残念ですね。
「岡っ引きどぶ」は、三浦浩一&磯部勉の才蔵・獅子王院コンビが出ていて、獅子殿の演技力は「風神の門」の時から際立っていて定評があったけど、三浦浩一もいろいろ見ていると幅が広い人だと思う。特に動きの面で。
才蔵は忍者、「剣客商売」の弥七と「岡っ引きどぶ」の嘉助は町人で、この2つが違うのは当然として、十手持ちの弥七とスリの嘉助でまた立ち方、歩き方が違う。
遠くから見ただけでも「この人は何者か」が分かるというのも、演技の重要な要素だと思うのです。

成宮くんが「演技派」と評されるのも、アップの時の表情の演技もさることながら「引いた」映像でも表現できることが評価されているんだと思う。

「剣客商売」は音楽も格調が高くて好き・・・と思ったら、「あらしのよるに」と同じ人でした。好きなわけだ。

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