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2006年10月30日 (月)

心を打たれるといふこと(追記あり)

フィギュアスケートのGPシリーズ第一戦を見た。
安藤美姫がここまで復活するとは、正直、予想外だった。
それもこんなに早く。
復活するにしても、もっと時間がかかると思っていたので、嬉しい驚き。

全体的にシェイプアップして、氷上に立っただけで、節制して厳しいトレーニングをしてきたことはうかがえたし、なによりあの演技中の集中力。
もともとのポテンシャルは高いわけで、トリノの挫折を経て、能力を支えるに足る精神力を身につけたようですね。
で、「トリノ五輪でこれができていたら・・・」というのは無理な注文なんだろうと思う。
あの経験があって、今の安藤美姫がいるわけだから。
ただ、挫折を味わったことは、結果として本人の今後のためには良かったのかもしれないけど、マスメディアやスケート協会など、取り巻いて足を引っ張っていた大人たちには「終わりよければ・・・」とは思って欲しくない。
そりゃ、本人もメンタルとかいろいろ問題があったけど、それを悪化させていたのは大人たち。

SP、フリーともに選曲がとても好みです。
好みの曲というだけでなく、18歳の安藤美姫に合った選曲でもあったと思う。
オペラの楽曲は好きだし、ドラマ性があってメリハリがきいている曲が多いから、見ていて楽しいけど、オペラの世界を18歳の女の子が表現するには若すぎる気がする。
その点、オペラではないけれど物語性のあるシェエラザード、情緒的な要素と激しい要素の両方が詰まっているメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲はぴったりだと思った。
プログラムとしては、SPのシェエラザードのほうが、ところどころアラビア風の手の動きが入っていたりと面白味があったかな。
でも、フリーは、振付がどうのとかいうことを越えた、理屈じゃなく「心を打たれる」演技でした。


現在の安藤はトリノ五輪時の荒川静香と同じモロゾフコーチということで、長身の選手のスケーティングと体のラインの美しさの見せ方を熟知しているコーチ、という気がする。
一つ一つの技の精度を高めるよう指導するということだけど、そのことがジャンプの成功率アップにもつながっているんじゃないだろうか。
それと、今回思ったのが、手や腕の演技は重要なんだけれど、あくまでもスパイラルやスピン等、スケートの技をより美しく見せるためのものなんだ、ということ。
その点も今回の安藤美姫は良かったです。
で、腕の動きだけ良くても肝腎の滑りがしっかりしていないことには・・・というのは、浅田舞(真央ではなく)を見て感じたことです。
ジャンプの転倒は、もともとジャンプが得意じゃないようなのでしかたがないと思うけど、それ以外も腕ばかりが目に付いて、なんだかうるさく感じてしまった。動き自体は美しくて優雅なのですが。
フィギュアスケートは氷上のバレエと言われるくらいに似ている部分が多いけど、あまりにバレエ的な動きになりすぎてもつまらないと思った。

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