ツィマーマンの「悲愴」
NHK教育でクリスティアン・ツィマーマンのリサイタルを鑑賞。
ベートーヴェンのピアノソナタ「悲愴」の第二楽章を初めていいなと思った。
ベートーヴェンのフレーズって、「ロマンス」や「運命」等、有名すぎて食傷してしまうことが多々あって、「悲愴」もそうだったのだけど、なぜだかツィマーマンの演奏は心に染みました。
ながら視聴していたのだけど、気がついたら聞き入っていた。
ツィマーマンが18歳でショパン・コンクールに優勝した時のことはよく覚えていて、なぜならば、子どもの目にも「輝くばかりの金髪の美少年」だったからです(笑)。
当時はツィメルマンと呼んでいました。
この容姿と経歴ならば、ことによったら後のブーニン並に騒がれても不思議ではなかったと思うのだけど、そうはならずにキャリアを積み上げてきたところがまた渋い。
あまり聴く機会がないなと思っていたら、小曲集のCDを出さない人だということで納得。
二週間くらい前にカラヤン&ツィマーマンのグリーグのピアノ協奏曲を聴いて、その時は「ちょっと、ためすぎ」と感じたのだけど、「悲愴」を聴いて、改めてツィマーマンのほかの演奏も聴いてみようかなという気持ちになった。
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