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2006年10月10日 (火)

レビューについて思うこと

自分の感想に影響することはないけれど、見てきた舞台や映画の感想・批評は気になるものなので、ひととおり見たりするのですが、毎度思うのは、人の見方って本当にそれぞれということ。当たり前といえば当たり前なのだけど。
それと劇場内のナマの反応と掲示板やブログの批評・感想は微妙に違うようです。

そういう中でよくわからないのが、明らかにその人の守備範囲ではないものを観てネガティブな批評をしているケース。
好きなジャンルやテーマで、好きな俳優が出ているのに「うーん、ちょっと」という不満を持つのはわかるのだけど、もともと好みじゃなさそうなものを見て否定的な感想を書いているのをみると、時間の無駄じゃないかと思ってしまう。「上から見下ろす目線」だったりするとなおのこと。
私は舞台とか映画とか、自分で足を運んで観るものについては、ジャンル、テーマ、出演者、あらすじをチェックしてから見るかどうかを決めるし、そうすると見てがっかりするリスクをかなり避けられる。
というか、好きでもないジャンル、好きでもない俳優が出ている作品をわざわざ観にいくほどは暇じゃない、というのもありますが。

なんによらず、何かを鑑賞する時は、ひととおりの基礎知識があって、かつ先入観がないことが望ましいけれど、なまじ知識があると先入観を抱いてしまうのは、いたしかたがないことかもしれない、とも思う。
ただ意外と目につくのが、「知識がないのに先入観を持っている」というパターンで、概して好き嫌いと出来不出来を混同して批評している傾向があるので気になってしまいます。

いずれにせよ、最後は自分の目と価値観を信じるしかない、というのが結論だったりしますが。

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