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2006年11月 1日 (水)

のだめカンタービレ Lesson3

Lesson1の犬、Lesson2の野良猫に続いて、千秋の脳内シーンで上野樹里が「マッチ売りの少女」と「フランダースの犬」のネロになっていたのに大笑い。
アニメを出すのかなと思ったら、こうきましたか。
「マッチ売りの少女」は、雪の降るセットにそれらしい服装をした通行人、「フランダースの犬」もアントワープの教会らしきセットと、一瞬の場面なのに創りこんでる(笑)。
「タイガー&ドラゴン」の劇中落語もそうだったけど、こういうところを手抜きせずにしっかり映像として見せてくれるととてもうれしい。
佐久桜役のサエコの声はシリアスなドラマで聞くと怒りがこみあげて来るんですが、演技も含めてコメディにはあっていると思う。パスタ一気食いも迫力があったし。
桜の家が原作よりも豪邸で、ヴァイオリン隠し部屋もパワーアップしていたのもドラマならでは。
そして、桜父が紀州大納言升毅。「驚くよ?」はツボでした。
悲しい場面で流れる「愛の悲しみ」がチェロ版なのも、ヴァイオリン版よりも物悲しくてGJ。

原作の中では比較的地味な話なので、エピソードの取捨選択としては佐久桜の話はちょっとどうなのかなと思ったけれど、小ネタが面白かったし、桜のひと声(サエコの声はここでも効果的だった)がSオケを存続させることになったから、ドラマとしてはこれで良かった。

のだめと千秋の「もう離婚ですっ」「おお、そうしてくれ」のやりとりがなかったのは、原作ファンとしてはちょっと物足りない気もするけれど、ドラマは時間経過が原作よりも急で、のだめの「勝手に妻気取り」までは描いていないから、ドラマの中の2人の関係からすると省いて正解かも。
原作と変えているところも伏線の張り方がしっかりしているし、整合をとっているから、物語として破綻がない。
たとえば、峰がAオケの練習を見学する場面。
コンマスの役割を認識→みんなに頼られる千秋に嫉妬、という流れにつながっていたし、この先の展開にもつながる伏線だと思うのだけど、これがあるとないとでは大違いなんですよね。
#原作を改変して歴史上の人物の人間性を次々破綻させてしまった、どこかの大河ドラマの脚本家にも見習ってほしいもんだ。

まあ、面白ければ理屈なんてどうでもいいのだけど、結局、面白いものはしっかり創ってある、と思うのです。

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