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2007年1月 6日 (土)

チャーミング

話は遡りますが、年末は実家で高熱を出して寝込んでいました。
最高到達体温がなんと39度8分!!
大人のくせによくもこんなに出るもんだと我ながら呆れてしまった。
熱を出しながらも見ていたのが、フィギュアスケートの全日本選手権の女子フリーの演技。
二位の安藤美姫は一瞬このまま棄権するかと思ったけど、よくぞ演技を続けたと思う。
演技以外でやたらと感動するのは邪道だと思うのだけど、見ていて胸が熱くなりました。

優勝した浅田真央は技術は高いと思うんだけど、なぜか「美」を感じないんですよね。
一つには衣装のセンスがイマイチっていうのもあるのだけど、それ以外の理由が今のところ自分でもよくわからない。
叙情性の欠如といえばそういう気もするけど、そうかといって過度に芸術性を打ち出そうとする村主の演技は嫌いだし、無表情が悪いとは思わない。
これが音楽だったりすると、超絶技巧が出来ても叙情性がなければNGという判断基準があるけれど、競技としてのフィギュアスケートはあくまでもスポーツで、技術の重要性は認めるにやぶさかではないのに、美しさや情緒がないと物足りなさを感じてしまうのは、なぜ。

で、スケートの美しさ・優雅さという点ではやはり荒川静香に尽きる気がする。
今回はフリーで順位を落としてしまったけど、太田由希奈には荒川と同質の美しさがあると思うので、これからが楽しみです。
安藤美姫は、荒川・太田の美しさとは趣が違うのだけど、彼女ならではの魅力を感じます。
トリノの悲惨な失敗の後、たしか「シアターオンアイス」だったと思うけど、ノープレッシャーな状況下でのびのびと滑る安藤美姫を見て、やっぱりチャーミングだなーと思ったものでした。

ところで、フジテレビのスポーツ実況は、民放の中では意外とレベルが高いけど、この日の女子フリーの実況は非常に不愉快だった。
実況で「真央ちゃん」いうな。ちゃんと「浅田選手」と呼べ。

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大晦日の「メダリスト・オン・アイス」を見逃してしまいました。
自分のHDDレコーダーは教育テレビの「NHK音楽祭ハイライト」を録画していたため、実家のビデオデッキで録画予約をしたつもりが、首都圏とチャンネルが違うことを忘れていたのです(涙)。
紅白歌合戦を録画するなんて、自分のバカ。

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