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2007年3月27日 (火)

情報不足は時として悪意につながる

再び25日「スタメン」のことですが、「上げて、落とす」はマスコミの常套手段だし、それに対しては選手の側も自衛のために用心してかかることが必要だと思う。
でも、それにしたって、メダルを獲った翌日に下劣な質問と失礼な態度というのは、いくらなんでもあんまりです。

森永卓郎の質問が腹立たしいのは、下品であるというだけでなく、試合の放送を見ていた人なら、選手がそんなことを思わなかったことは知っているから。
想像ではなく「見て」知っている。
集中力を高めようとする選手の姿がテレビに映し出されていたんだから。
それに、チームで対戦するサッカーでさえ、僅差でリーグ優勝を争うような状況では、ライバルチームの試合経過を選手に知らせるかどうかはものすごくデリケートな問題なのに、得点の高さを競う個人競技のフィギュアスケートはなおのこと。
それをよくも低次元な質問をしたものだと思う。
試合の放送を見ろとまではいわないけど、出演する番組で女子フィギュアを話題にする以上は、番組開始前にチェックくらい入れておけと思う。

ブログなどでも、たとえばサッカーの話題で、試合の放送さえ見ていない人がスポーツニュースの映像のみの印象で、自分の好きな選手の悪口を書き散らしているのを見ると、「ちゃんと試合を見て言えよ」とムカッとしたりすることがある。
心無い批判というのは往々にして情報不足であることが多いと思う。
情報が足りないのに気にならない・気づかない無神経さは、故意でなくても他人を傷つけることになる。
逆に、辛口な質問や批判であっても、しっかりとした知識や情報を基にしていれば、いやな感じを受けることは少ない。
で、個人のブログならまだしも、公共の電波を使って、しかもギャラをもらってあの内容はないですよ。

森永卓郎ほどの致命的失言ではなかったものの、阿川佐和子の選手への敬意の感じられない態度にはがっかりした。
ジャンプで両足で着氷すると減点ということと6分間練習くらい知っとけ、という感じ。
フィギュアスケートに興味がないなら知る必要のない知識だけれど、安藤美姫にトリノの失敗をあそこまで食い下がって聞くほどに関心があるのなら、それくらい知っておいても罰は当らない。
文章とテレビの違いはあるけれど、週刊文春の連載対談は下調べをしっかりして、相手に対する敬意も感じられる内容なのに、この間の「スタメン」は手抜きだわ、失礼だわで、一体どうしちゃったのかと思った。
番組が最終回の最後っ屁だとしても、ゲストの2人のメダリストには関わりないこと。
週刊文春の真鍋かおりとの対談ではブログに批判的なことを言っていたけど、これではテレビのほうがよほど悪質です。

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