安藤美姫の金メダルとペルー戦
安藤美姫がノーミスでフリーを終えて世界フィギュア選手権で金メダル。
おめでとう!!
痛めた肩を庇っているのはわかったし、フリーの演技のクォリティ自体はスケートアメリカの時に及ばないけれど、あのシチュエーションでノーミスで滑ったことに本当にメンタル面が成長したことを感じた。
SPで失敗した浅田真央もフリーで追い上げて銀。
好みでいえば浅田真央200点の演技よりも、安藤美姫の190点台の演技のほうが遥かに好きな私ですが、滑走後のインタビューの涙で、浅田真央に初めて好感を持ちました。
ただ、銀が確定した時の表情と後姿にはまだ子どもなんだなと思ったけれど。
ところでフィギュアの前に見ていたサッカー日本代表vs.ペルー戦。
巻のゴールは、本来であればFWとしての仕事を果たしたといえるけれど、選出時に得点できていないことについて聞かれて
「しっかりとジェフの試合を見てもらえれば、僕がどういうプレーをしたかわかってもらえると思う」
とコメントしていたことを考えるとシニカルになってしまう。
こういうことは他人が言うのはいいけど自分で言うことじゃないし、それではペルー戦では得点以外にどういうプレーをしたのですか?、と皮肉の一つや二つ言いたくなってくる。
FKもCKも、獲るべく奮戦したのは高原だったし。
高原はエゴイスト発言をするわりに実戦では甲斐甲斐しくプレーしてしまうところが憎めない。
この試合は有言実行でファインゴールだった。
前にも書いたことだけど、得点をしないことで批判される鈴木隆行は、自身のインタビューでは「FWの仕事は点をとること」と明言しているし、得点以外の仕事を得点できないことの免罪符になどしたことはない。
それが漢ってものでしょう。
| 固定リンク
「スポーツ」カテゴリの記事
- スポーツと個人と国と(2022.03.13)
- 「愛のムチ」とは、殴る側だけが使う言葉である(2022.02.19)
- 北京オリンピック(冬季)前半(2022.02.12)
- メンタルスポーツ(2021.06.06)
- Parting such sweet sorrow(2019.10.27)
「フィギュアスケート」カテゴリの記事
- 世界フィギュア2022(2022.03.30)
- ドーピングとコーチと選手の年齢(2022.02.23)
- 表現を可能にするのは技術です(2022.02.19)
- 「愛のムチ」とは、殴る側だけが使う言葉である(2022.02.19)
- ならぬものはならぬのです(2022.02.16)
コメント