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2007年5月

2007年5月30日 (水)

紅の豚、赤い薔薇

先週の金曜日はテレビで「紅の豚」をやっていたのを途中から見た。
DVDを持っているんだからCMの入るテレビ放映を見る必要などはないのに、ついつい見てしまうのが不思議。
この映画は、いつ観ても海の青空の青と飛空艇の紅い色の鮮やかさが胸にしみます。

#ちなみに、「紅の豚」のDVDに収録されているフランス語版は、ポルコ・ロッソをジャン・レノが吹き替えているので、それを楽しむのも一興。
なお、この映画で一番好きな台詞は、これ:
「ここではあなたのお国より、人生がもうちょっと複雑なの」


話は変わって、日曜日には東京競馬場でダービーを観戦したのだけど、その際、内馬場のバラ園で紅薔薇を撮ってみた。
「標準」「ナチュラル」「ヴィヴィッド」の三つのモードで試してみたけど、目で見た通りに撮れません。
どうもビロードみたいな質感がでなくて。
前から赤い花を撮ることには難しさを感じていたけど、とりわけ薔薇は難しい。
Red_rose

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2007年5月28日 (月)

風林火山

大河ドラマ「風林火山」が佳境に入ってきて、昨日はいなくなった由布姫を勘助が探し出す回。
原作の中でも白眉の場面だけど、勘助はいうまでもなく、由布姫も素晴らしかった。
ほんと、新人離れした演技力。
そして、脚本家は原作の見どころと醍醐味をよくわかってらっしゃる。
台詞がちょっと説明過多だったかな。
好みからすると原作の台詞をそのまま使ってほしかったと思う。
でも、由布姫の複雑な心情、勘助の由布姫に対する利害や理屈を超えた気持ちを、若い世代によりわかりやすく伝えるための変更なら許容できる。

勘助の「一緒にお逃げください」という台詞は、姫を好きだから我が物にしようということじゃなく、とにかくその時その時で姫のために何が一番良いかを模索してのこと。
無骨な勘助の考えが正鵠を射ているかどうかは別として(見当違いのことも多い)。
「献身」とか「無償の愛」って、現実にはあり得ないといってもいいことだし、あったとしてもどこか歪んだ形になりがち。
なので、現実の世界では望まないけれど、物語の中くらいはそういうものがあっていいと思う・・・というか、あってほしい。
現代では「高嶺の花」とか「献身」、「無償の愛」という概念が失われつつあるのかなぁ、と感じていたところなので、このドラマでそこをしっかりと描いているのはうれしい。
といっても、自分自身がそんなに「献身」とか「無償の愛」をテーマにした物語を積極的に見たり読んだりして涙するかというと、そうでもなかったりする。
そこはやはり、井上靖の原作の素晴らしさありきで。

ただ、わかりやすく描くといっても、去年の大河のように、人間関係を軒並み恋愛感情に置き換えてしまうようでは台無し。
状況や心情そのものは時代性及び原作を尊重しつつ、いかにそれをわかりやすく表現するかという試みならば歓迎します。

「無償の愛」といえば、「功名が辻」の六平太と千代もそうなのだけど、こちらは「風林火山」ほどには魅力を感じなかった。
やはり、この勘助と由布姫のキャラクターと取り合わせ秀逸なのだと思う。
ただし、司馬遼太郎は「箱根の坂」の千萱等、魅力的なキャラクターを描いているので、「山内一豊の妻」から喚起されるイメージの限界だったのかもしれない。

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最近、いろいろなモノの感想を読んでいると、登場人物を「良い人か嫌な人か」で論じているのがわりと目につく。
それと、「感情移入できるかどうか」、「共感できるかどうか」。
そういう基準で見るならば「風林火山」の由布姫は間違いなくイヤな女の子です。
怜悧ではあるけれども、情緒不安定だし高飛車だし、一筋縄ではいかない性格。
でも、そこが魅力的で面白いと思うんですよね。
現実に身近にいたら迷惑だけど。
ドラマは、そこを変更したり美化しないで描いているのもいい。
「感情移入できるから好き」、「共感できるから好き」というのはもちろん自然なことだけど、その逆は真ではないな、と思う。
感情移入や共感を離れて、惹きつけられるものもあるから。

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二度手間システムに物申す

今日は日本ダービーで、ほぼ一日競馬を満喫して過ごした。
日ごろ、JRAの運営にはほとんど不満を感じることはないのだけど、電話予約の抽選で玉砕した身としては、今回のハガキ申込み指定席のキャンセル分の扱いには釈然としないものがあった。

競馬場の指定席はJRAカードの会員だけが申し込める電話予約と当日発売に分けられていて、当日発売分は、ダービー等の大きいレースになると事前のハガキ申込みに変更される。
電話予約もハガキ申込みも席の割り当てが決まっていて、希望者が多いと抽選になる。
ハガキ申込み分は当日所定の時間までに引き換えがなかった場合キャンセルと見なされ、キャンセル席として発売される。
ハガキ分は毎年相当数のキャンセルが出るのだけど、それについて去年は当日キャンセル待ちの列を作って、早いもの順で販売していた。
今年は、ハガキを出してはずれた人の中から二次抽選をしてキャンセル待ちハガキを発送し、そのハガキを持った人にだけキャンセル分を販売、という仕組みになっていた。
早くから並ぶ必要はないし、合理的・・・に思えるけど、電話予約利用者としては、これがちょっと納得いかないんですね。
(もう少し電話予約席への割り当てを増やしてほしいという希望もあるけれど、それはこの際おいておく。)

電話予約のシステムというのは、利用に際していろいろと厳しい条件も課されている。
電話予約分のキャンセル申込みもあるにはあるけど、つながらないし、つながった時には売り切れ。はっきりいって秒殺です。
それでも、前日から徹夜で並ばなくてはいけなかった時からしたらずいぶんと便利になったし、大きなレースで抽選にはずれるのはしかたがないと思う。
でも、カードへの加入はひとえに競馬場指定席の電話予約のため。それも大レースの。
それなのに「ハガキ申込みをしておかないとキャンセル待ちに並ぶ権利を得られない」というのでは、なんのための会員制度なのかと思う。

それに、ハガキ申込みの締め切りはダービー当日の一ヶ月以上前。
相当数のキャンセルが発生している背景には、ハガキ申込みで当選した人が電話予約でも当選してその分を優先している、という事情もあるわけです。
そりゃ、どうしても見たければ電話予約とハガキ申込みと両方すればよかったじゃないかという話だし、電話予約とハガキと両方の申込みをするのはたやすいことです。
でも、「電話予約の分が重複し、キャンセルになる」ことを前提にしている今のシステムはどうなの?と思う。
これじゃ両天秤かけることを助長するようなもの。

#たとえばですが。
電話予約の抽選情報確認時に、落選者には予備番号を知らせ、(並ぶ時に口頭ではまずいから)その番号と会員番号を専用サイト(か何かに)に入力してバウチャーを発行、そのプリントアウトがキャンセル待ちハガキの代わりになる、などのシステムにできないものだろうか。
キャンセル数が減ったり、割り振られた整理券の番号が大きければ席を買えないことは当然考えられるけど、二度手間かけないと並ぶことさえできないよりはマシです。

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2007年5月23日 (水)

画竜点睛を欠く?~SAYURI

スカパーで「優駿」を、WOWOWで「SAYURI」を観た。

「SAYURI」については、公開前に予告を観て感じたこととあまり変わらない。
ただ、ストーリーは思っていたよりもずっとしっかりした人間ドラマだったし、出演者の演技とジョン・ウィリアムズの音楽は良かったと思う。

が、とにかく「着物の着付」のダメさが致命的。
予告編で感じたのは「違和感」だったけど、本編はそれどころじゃなかった。
襟の合せ方がだらしないし(特にコン・リーの着付。半襟が襟の後ろまではみ出ている)、胸元にシワが寄っているし、帯と体のバランスも最悪。
舞妓の衣装もツッコミドコロは多いけど、普段着の時が特にみっともない。
お太鼓っていうのはね、自分の体とバランスをとって大きさを変えて結ぶのよ!!!と心の叫び。
お正月に放送したNHK教育の語学番組スペシャルで、フランス語会話に出ているジェニファーが着物を着て登場したけど、「SAYURI」よりもよほどサマになっていたぞ。
(だから、日本人かどうかよりも、やっぱり着付の問題)

それから踊りの発表会にも驚いた。
あれはなんの踊りですか。
普通に鷺娘でも、十分インパクトはあったと思うけど。

祇園(?)の街も祇園に見えなくて、「愛人/ラマン」に出てきた中国人街のショロンみたいだった。
いっそ「愛人/ラマン」のJ.J.アノー監督だったら、もっと日本の文化をきちんと映像化したんじゃないか。
「愛人/ラマン」の1930年代のサイゴンや、「セブン・イヤーズ・イン・チベット」のラサの描写が日本人以外にどう見えているのかは知らないけど、少なくとも「いい加減」には見えていないんじゃないかと思う。

コストの嵩む街のセットはおくとしても、着物の着付とか、変な日舞とか、ストーリーには影響のない、些細といえば些細なことです。
でも、着物の着付をきちんとする、踊りを正統な振り付けと演出で見せる、これだけでこの映画の評価はずいぶん変わったはず。
なんでそこをいい加減にしてしまったのかなーと思う。


そして「優駿」も、全体からすれば数十秒のシーンで評価を下げてしまった残念な映画です。

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2007年5月21日 (月)

鎌倉散策

「海街Diary」を読んで思い立ち、鎌倉に行ってきた。

これまでは、鎌倉に行くというと史跡と神社仏閣巡りという要素が強かったけど、今回は街の雰囲気を味わいに。
佐助稲荷と銭洗弁財天のあたりを重点的に散策した。
鳥居のトンネルが無性に好きで、伏見稲荷もほぼ踏破している(誇)。
佐助稲荷の鳥居のトンネルは、そんなに長いものではないけれど風情があって良い。
周辺も細い路地や階段がたくさんあって楽しかった。

佐助稲荷の鳥居
Sasuke

栗鼠
Sasuke_risu

鶴岡八幡宮では牡丹園で牡丹を鑑賞。
花はまだたくさん咲いていた。
上野で見逃した牡丹をここで見ることができてうれしい。
Botanen

Botan

鶴岡八幡宮というと大銀杏の印象が強くて、これまで庭園をじっくり見たことがなかったけど、池の中に大きな島があったりして、なかなか広い。
Tsurugaoka

今まで見落としていた自分が悔しい。不覚だった。

鎌倉に行ったのはかなり久しぶりだったけど、今回行ってみて映画「ラヴァーズキス」のロケ地の選択のセンスの良さを改めて感じた。
あんまり観光地ズレしていない、それでいて鎌倉らしさを感じ取れる場所を選んでいたんだな、と。

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2007年5月 6日 (日)

映画「永遠(とわ)の愛に生きて」

日本語タイトルは歯が浮きそうですが、原題は「Shadowlands」。
先日、WOWOWで放送したのを久しぶりに見ました。
この映画は「ナルニア国物語」の原作者C.S.ルイスの実話を元にした映画。
DVDが出たら買おうと思っていたのに、いつまでたっても出る気配がなかった作品なので、放映してくれて非常にうれしい。
「ナルニア国」と合わせてというのが心にくいじゃありませんか。

ケンブリッジの建物、英国の田園風景、ルイスの著作からの美しい言葉の数々がアンソニー・ホプキンスの声で語られること、などなどが、この映画の得がたい魅力。
「ナルニア国の魔法」を無理やり意味を持たせて解釈しようとする衒学的なケンブリッジの教授たちの描き方も、シニカルかつユーモラス。

※映画の舞台をオックスフォードと思い違いをしていましたが、C.S.ルイスが当時教鞭をとっていたのはケンブリッジですので、その点を修正しました。

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2007年5月 1日 (火)

便利さを実現するまでのハードル

連休に帰省した一番の目的は実家のHDD/DVDレコーダーの接続及び設置をすること。
親へのプレゼントとして既に送ってあったものだけど、接続後の設定と操作説明をしに帰る暇がなくて放置したままだった。
物理的な接続は人に頼めばなんとかなるのですが、その先が問題で。

ビデオを録画する時に、親がいちいちビデオテープの残量を気にしているのを見かねたのだけど、いつも新しい機器の操作を覚えるまでが一苦労。
「ハイ、使えます」という状態からでも、やる気になるには時間がかかるのに、番組表のダウンロードなどソフトウェア的な設定なんてとてもとても。
で、ひとっ走り行ってきたわけです。
地上デジタル完全移行の暁にはイヤでも使わざるを得なくなるし、新しい機能の数々に尻込みするのを「今を乗り越えればもっと便利になるから」と叱咤激励。

ちなみに買ったのは東芝製で、自分では今ので3台目。
一度使ってみると操作性は非常に良いのに、付属の操作説明書がものすごーくわかりづらいし、使いづらい。

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