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2007年7月

2007年7月27日 (金)

Always Look On The Bright Side

映画にしろ、舞台にしろ、それからスポーツにしろ、鑑賞・観戦のスタンスとしては、ダメな点がものすごく多いというならともかく、良かったところがたくさんあるのなら、まずそこを褒めようと思う。
減点方式よりも加点方式。
率直な感想はいいけれど、したり顔の批判はイヤ。
全般的にダメだったとか、たった一箇所であっても、それが致命的な瑕疵である場合は辛辣になるけれど。
小林秀雄もこんなふうに言っているし。

批評文としてよく書かれているものは、皆他人への賛辞であって、他人への悪口で文を成したものはない事に、はっきりと気づく。そこから率直に発言してみると、批評とは人をほめる特殊の技術だ、と言えそうだ。人をけなすのは批評家の持つ一技術ですらなく、批評精神に全く反する精神的態度である、と言えそうだ

人と共感するに際して、「なに」を好きかも重要だけど、「どんなふうに」好きかということも大きいとしみじみ思う。
同じ対象を見る、同じ対象を好き、というのは大きな共通項のはずなのだけど、アプローチのしかたがあまりに違う人とは共感しにくいことが多い。
若い時って、どうしても「なにか」の一致を重要視してしまうけれども。

こんなことを考えてしまったのは、楽しい舞台を観て、きわめて上機嫌だったところ、地雷を「踏まれ」たから。

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2007年7月22日 (日)

お気に召すまま

ようやく観てきました、「お気に召すまま」。

シアター・コクーンに入る前に、せっかくなのでザ・ミュージアムでプラハ国立美術館展を見る。
で、静物画と「道化師と猫」の猫のぶさかわいさにひかれて図録を購入。
カメラを持ち歩くことが多くなったせいか、最近は静物画に目が行くようになりました。

そして本題。
心待ちにしていたのがこんなに遅くなったのはJリーグの日程との調整によるのだけど、アジアカップのことをすっかり忘れていた。。。
観劇中にオーストラリア戦の経過が気になるとイヤだなと思ったけど、見ている間はすっかり忘れていたくらい面白かったし、集中できた。

さて、舞台が始まって、まず目に付いたのが「馬の足」。
これが上手い。
馬の足の動きにリアリティがあるんですよ。
(一年の三分の一は週末に馬を見ているので、馬らしさにはちょっとうるさい。)

それからセットがとても美しくて、森に入る前の場面では、窓と照明の使い方が効果的。
窓一つで屋外になったり令嬢たちの部屋になったり、というのが面白かった。
アーデンの森の美しさはいうまでもなく。

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2007年7月20日 (金)

こころの処方箋

臨床心理学の第一人者、元文化庁長官の河合隼雄さんが死去

また、好きな人が1人いなくなってしまった。
倒れたというニュースを聞いてから久しくて、悲しいというのとは違うけれど、喪失感と一抹の寂しさは拭えない。

「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」が河合隼雄の著書を読み始めたきっかけ。
ユング心理学に関心があったわけではないけれど、モノの見方・捉え方と柔らかい語り口が好きで、なかでも「こころの処方箋」は心の「凝り」を優しくもみほぐしてくれる本だった。

ご冥福をお祈りいたします。

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