« 2007年9月 | トップページ | 2007年11月 »

2007年10月

2007年10月25日 (木)

服部良一トリビュート、それからアンサンブルのこと

「服部良一~生誕100周年記念トリビュート・アルバム~」を聴きました。
お目当てだったのは東京スカパラダイスオーケストラの「青い山脈」、徳永英明の「別れのブルース」、小田和正の「蘇州夜曲」。
いずれも予想にたがわず良かったです。

「別れのブルース」は思っていたよりも音域が広くて、難しい曲だったことを今にして知る。
メロディが1オクターブ半くらいを平気で上下して、だからクラシックの素養のあった淡谷のり子が歌ったのね。
これを唄いこなした徳永英明はやはり上手い。
いわゆる日本のブルースではなく、R&Bのアレンジだったのが面白かった。

#生誕100周年を機に、以前に財津和夫が服部良一を演じたドラマを放送してくれないものだろうか。
#財津和夫の飄々とした雰囲気がぴったりだったんですよね。

トリビュート・アルバムの中で意外と良かったのが松浦亜弥・日野皓正の「ラッパと娘」。
前から松浦亜弥は歌が上手いと思っていたのだけど、ここまで口芸(声芸?)ができるとは。
「ミュージックフェア」で徳永英明と「卒業写真」と「M」を歌うのを聴いたけど、この時も上手かったし、単独で上手いだけでなく、ちゃんと相手の音を聴きながら唄っているのがわかる。

ジャズ風アレンジの「一杯のコーヒーから」は、さだまさしよりも小田和正のほうが上手く歌いこなせたんじゃないかという気もするし、さだまさしには原曲に近い「蘇州夜曲」のほうがハマったと思う。
でも、小田和正の「蘇州夜曲」は素晴らしいので、いっそ「蘇州夜曲」が2パターンあっても良かったかも。

レ・フレールの「Boogie Woogie Hatter」、関ジャニ∞の「買い物ブギ」も良かったです。
ジャニーズの中ではKinki Kidsの堂本剛が一番歌唱力があると思っていたけど、関ジャニもかなりイイですね。
どれが誰の声かはわからないけど。

続きを読む "服部良一トリビュート、それからアンサンブルのこと"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月17日 (水)

サンドニ

帰国日は、飛行機の時間まで間があったので、ホテルに荷物を預けてサンドニの大聖堂に向かった。
サンドニはサン・ラザールから地下鉄で15分ほどのパリ近郊の町。
フランスW杯の会場だったスタッド・ド・フランスもあって、おりしもラグビーのW杯開催中。
といっても、スタジアムは空港往復のバスから見ただけで、近くには行かなかったけど。

サンドニ大聖堂前の広場には若者たち(高校生くらい?)がたむろしていた。
若者はいずこもきゃぴきゃぴしているなぁ。

Stdenis_1

大聖堂としてはこじんまりしているけど、ステンドグラスは色鮮やかで美しい。
大聖堂のステンドグラスでは、今まで見た中で一番きれいかも。
でも、随所に柵が設けられていて、内陣?に行くことができない。
遠めに眺めるだけなの? ここには王家の墓所があるはずだけど・・・と思いながら見当たらないので一旦表に出た。
少し離れたところからもう一度大聖堂を見ると、ありました。有料の入り口が。
6.5euroを払って進むと、大聖堂のドアと矢印があって、「また大聖堂に入るの?」と訝しく思いながら中に入って、ようやく状況が呑み込めた。
さっき見た柵の外は無料で柵の中が有料区域で、柵の中が王家の墓所だった。

Stdenis_2

間近で見るステンドグラスはいっそう美しく、メロヴィング朝からブルボン王朝までの歴代の王族のお墓というか彫刻が安置されている図は壮観。
メロヴィング朝なんて、私にとっては、ほとんど伝説の世界のお話。
おお、稀代の悪女フレデグンデのお墓があるよ。

と、そこへ先ほどたむろしていた若者たちの一群がやってきて、はしゃぎながらも説明文に見入ったり、彫刻の写真を撮ったりと、真剣に興味を持っている様子。
そりゃそうだ。自分の国の歴史がそのまんま足元にあるんだもの。

Stdenis_3 Stdenis_4

見てまわった中で、とりわけ感慨深かったのがカトリーヌ・ド・メディシスとアンリ2世のお墓だった。
他の国王と王妃も、たいてい並んでいるのだけど、特に一つのお墓というわけではない。
それが、この2人のお墓は一つの台の上に2人が並んでいて、しかもそれが2基。
アンリ2世は先に亡くなっているから、当然これは王妃の意思が強く反映されていると思うのだけど、どういう気持ちだったのかなーなんてことを考えた。
アンリ2世は生前、寵姫ディアーヌ・ド・ポワティエに夢中だったし、カトリーヌ王妃が亡くなったのは夫の死後30年を経過してから。
アンリ2世の生前にも紆余曲折あったし、死後もいろいろあったのに、それでも2人並んだお墓を作ったなんて、よほどアンリ2世を好きだったのか、それとも女の意地なのか。

サンドニは歩くのにちょっと緊張感を要する街だけど、大聖堂は楽しい場所でありました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月 2日 (火)

アミアン

5日目は大聖堂のあるアミアンへ
パリ、シャルトル、ルーアンと大聖堂を見てきたので、これはアミアンにも行かねばなるまい。

今回は初めての北駅利用の旅です。
北駅の窓口は混む、ということで、かなり時間に余裕を持って出かけたのだけど、間違えて地下鉄の切符売り場に並んでしまったりしたので、早めに行ったのは大正解。
SNCFの窓口に並び直すと、ここは国際線と国内線が一緒なので、一人ひとりにかかる時間が長いこと長いこと。
それと、北駅のトイレはなんであんなに高いのか。
他の駅が50centのところ、北駅は女性は一律1euro。
男性は60centと1euroのスライド式(笑)。

それでもつつがなく切符を買って、いよいよアミアンへ。
列車はトイレがついていたけど、日本の昔の方式のトイレだった・・・。

アミアンの街並みは、これまでに見たイル・ド・フランス、ノルマンディ、ブルターニュとはまた違った趣。
地方色があって面白い。
Amiens_4

大聖堂は大きすぎて、近くでは全部を撮影できず。
Amiens_cathedrale1

どこまでも続くかと思われる奥行きの深さ。
Amiens_cathedrale3

大聖堂の中の迷路のようなモザイク。
Amiens_cathedrale2

アミアンでの昼食は、大聖堂と学生街(?)の中間地点にあるレストランで(Coer deなんとかっていう名前だったかな?)。
メインプレートと飲み物のセットで11euro。
連れはハンブルグステーキを、私は旅行中の野菜不足解消のため「ビストロ風サラダ」を注文したら、これがとんでもないボリューム。
コンフィ、チーズ、生ハムが山盛り。
具は半分でよかったかも。
(パンと一緒に食べればいいんだけど、そのパンがたくさんは胃に入らないのよ)
これが夕食なら、ツマミにして美味しくビールを飲めたのだけど。
でも、コンフィを食べてみたいと思っていたので、ここで食べられたのはラッキーではあった。
ユーロがこんなに高い時期でなければ、値段も手ごろ、というか安いと思う。

ドレッシングはクルミとマスタードをベースにしたもので、サン・マロのサラダもマスタードベースだった。
自分ではニンニクを多く入れるので、これがフランス風?と、ちょっと目からウロコ。
そういえば、伊丹十三のエッセイに出てきたドレッシングの作り方も「マスタードを入れる」でした。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

文化遺産の日のパリ

4日目は終日パリ観光。
(疲労を考慮した素晴らしい計画、と自画自賛)

この日は「文化遺産の日」。
日頃は入れない建物を見学できるので、上院議会として使われているリュクサンブール宮殿に出かけた。
ここは17世紀にマリー・ド・メディシスが建てた宮殿で、去年、リュクサンブール公園に行った時に、入ってみたいと思ったところ。
一年で実現するなんて、喜ばしいかぎり。


正面玄関に行くと、警備員に質問している人がいて、どこから入るのか確認しているらしい。
これ幸いと後についていく。
見学用に設けられた入り口で荷物チェックを受けて、中に入る。
ゆっくりめに朝食を摂ってから出かけたので、混雑が心配されたのだけど、それほど並ばずに済んだ。
といっても、地下鉄ではガイドブックを持ったフランス人(←)を大勢見かけたので、パリ全体は人出が多かったようだけど。

Luxembourgpalais_1 Luxembourgpalais_2
ここは書庫。
Luxembourgpalais_3

リュクサンブール宮殿を出ると、次なる目的はヴァンセンヌの城。
聖王ルイ(サント・シャペルを建てたカペー王朝の王)が居城にしていたというのが行こうと思った主な理由なのだけど、フーケとかサドが投獄された場所でもあった、と帰ってきてから知った。
Chateau_vincennes
中世の城がこんなにさりげなく建っていていいのか、と思うくらいに地下鉄の入り口近くに建っている。
パリ中心部から30分くらいなので、手軽に行くことができます。

お次は、昼食を兼ねてルーブル美術館へ。
美術館は観光客慣れしているから気が楽だし、リシュリュー翼のカフェのテラス席はとても心地よかったので、是非また行きたいと思ったんである。
Louvre_cafe1 Louvre_cafe2

ここは、クラブハウスサンドウイッチについているコールスローが美味です。


夕食はサン・ラザール駅近くの「カフェ・マルコ・ポーロ」というお店で。
入り口で喫煙かどうか、店内の席かテラス席かをたずねられ、テラス席との希望を伝えると席へ案内された。
連れと各々ピザとビール(ハイネケンの大)を注文。
ビールを運んできたギャルソンが私の顔を見て驚いていた。Pourquoi?
ピザは美味しかったけど量が多い。
フランスではお皿から移したりシェアしたりしないと聞いていたし、残すことを嫌がると思ったので頑張って食べたけど、力尽きて一切れ残してしまった。
隣席のカップルの男の子が煙草を吸う許可を求めてきて、「席はくっついてないし、どうせ外だし」と快く了承し、ふと彼の皿に目をやるとピザのはしっこだけが残っている。
「んまあ、行儀悪いわねー」と思っていたら、彼女が食べきれない分をこっそり彼氏のお皿に移してしまって、彼のほうが奮闘した結果がピザの端っこだった、とは2人をさりげなく観察していた連れの証言。
「なーんだフランス人も食べきれないんだ」とちょっと気が楽になった。

なお、ビールの小グラスを追加注文した時には驚かれなかった。
さっき驚いたのはやはり大きいグラスだったから?

ピザは美味しかったし、値段も手頃だったし、あまり気張らずに食事が楽しめた。
観光客向けの店ではないので入店時も注文も会話はほとんどフランス語だけど、ちゃんと意思の疎通を図ろうとしてくれるので、旅行用の単語をある程度わかっていれば問題なし。
メニューにはピザ以外にもフレンチの定番メニューもあって(カエルもあった)、ムール貝を注文している人がけっこう多かったので次は頼んでみたいと思った。
日曜日も開いているので、レストランが閉まって困っている時にはお勧めかも。
実際、レストランを探しているとおぼしき日本人観光客が何組か思案の末に入って来るのを見かけました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

サンマロ

3日目の日帰り旅行の目的地はサン・マロ。
ブルターニュ地方にある三方を海と城壁に囲まれた街。
この、「三方を海と城壁に」というロケーションに弱いんです。

行きはパリ~レンヌ間をTGV、レンヌ~サンマロは在来線(?)に乗り継いで。
初めてのTGV。
生憎の天気で、モンパルナス駅を出て、農業地帯に差し掛かると霧が出てきた。
「ハウルの動く城」のオープニングのような霧。
それがどんどん濃くなって、景色がほとんどみえないくらいになった。
これはハウルというよりは、アガサ・クリスティの「霧の中の男」みたい。

サンマロ到着はお昼前。
ここでもガイドブックを忘れたことが問題になった。
駅から一本道なのは知っていたけど、どの方向に一本道なのかがわからない。
しかも、観光地にお約束の駅前の地図もないっ!。
とりあえず人が歩いていく方向について行ったら、旧駅舎の前にありました。立派な地図が。
こういうのも新駅舎に移転しておいてほしい・・・。

サンマロの駅から旧市街の入り口までは徒歩15分ほど。
Stmalo_4

城門の前にある観光局で観光マップを入手して、城壁の中へ。
Stmalo_3

サンマロでの目標(?)の一つは「ムール貝とクイニー・アマンを食べること」。
牡蠣や蟹も名物なのだけど、私は牡蠣が食べられない体なのです(涙)。
で、手ごろな値段のセットメニューを組んでいるお店に入った。
LA DENT CREUSEというお店でした(と思う)。
サラダと山盛りのムール貝と飲み物(白ワインを選択)とデザートのセットで14euro。
Stmalo_moule1 Stmalo_moule2
どれも美味しかったので大満足。
白ワインは追加してしまいました。
ムール貝はパリのレストランで見たものよりも小ぶり。
でも、フランス人ほど量は食べられないので、ちょうど良かったともいえる。

食事の後は城壁一周。
Stmalo_2

引き潮の時は歩いて行けるグラン・ベ島。
ここに行かないわけにはいかない・・・と思ったら、ちょっとした山登りになってしまった。
京都の数々の山門、サクレ・クール寺院、プロヴァン、そしてここと、旅というと登っているばかりいる私。
グラン・ベ島は「のだめカンタービレ」にも出てくるところで、山登りのたいへんさも漫画と同じ。
(モン・サンミッシェルではなく、サン・マロを描いてしまう二ノ宮知子が好きだ。)
Stmalo_grandpay Stmalo_1

サンマロは探検家ジャック・カルティエの出身地で、ジャック・カルティエはカナダのケベックとモントリオールの基礎を築いた人。
初めての海外旅行先がモントリオールだったので、大西洋を隔てた縁の地に来れた、というのもちょっと嬉しかった。

そして、クイニー・アマンを食べて帰途についた。
本場ブルターニュのクイニー・アマンは日本で食べるのとは全然違う。
日本のも、あれはあれで好きなんですが。

帰りのTGVはサンマロ~パリの直通。
お天気に恵まれず、4時間ほどの滞在だったけど、次はリゾートシーズンに、もっとゆっくりとした日程で来たい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

プロヴァン

フランスに行ってきました。
パリを足がかりに、「鉄道で日帰り可能」が旅行の大まかなコンセプト。

到着の翌日はプロヴァンへ。
プロヴァンはパリ東駅から電車で1時間20分ほどのところにある、城壁で囲まれた中世の街並みを残した町です。
距離的にはパリからさほど遠くないのだけど、土日は電車の本数が少ないということで金曜日に行くことにした。
田園風景が広がる車窓の旅も楽しかったけど、列車の窓をもっときれいにしていてくれるとなおうれしい。

いよいよプロヴァンに到着。
ここで大きな問題になったのが、ガイドブックを忘れたことだった。
犯人は私。
パリ~プロヴァンの往復の時刻表はWEBから印刷して持ってきたし、パリの地図とメトロ路線図も持って行ったので、現地に向かうまでは問題がなかったのだけど、プロヴァンの駅から市街地までをどう行ったらいいのかがわからない。
連れは方向の勘が飛び切り良い人だけど、それでも地図なしで知らない町を歩くのは不安。
一度町らしきところまで行きかけたものの、適当に歩いて迷うと大変だからと駅に戻って、駅の入り口に貼ってあった観光マップを見ていたところ、「Japanese?」という声が。
見ると、アメリカの中年暴走族みたいな風貌の長髪のおじさんが、日本語で「世界遺産」と書かれた観光用のパンフレットをひらひらさせていた。
「これ、要るんだろ?」という身振り。
見た目はゴツイけど、なんて良い人なの(嬉し泣き)。
「イエッス、ウイ」とありがたく受け取り、英仏ちゃんぽんで何度もお礼を言って、いよいよ観光の始まりです。

プロヴァンの新市街は、こじんまりとしていつつも活気のある街。
Provins_3central

新市街を抜けると上り坂があって、そこから旧市街が始まる。
慣れない外国では「見たいところは先に行く」が基本なので、真っ先に観光名所だという「セザールの塔」へ向かう。
Provins_2tour

塔から街をみたところ。
Provins_1

塔から下りると昼食の時間だったので、目についたカフェに入って食事。
旅先でレストラン選びに失敗するとかなり凹むので店選びには慎重になる。
といっても、幸いなことに不愉快な目に遭ったことはないのだけども。
この日入ったお店も、どこにでもありそうなカフェだったけど、味・サービスともに○でした。

食事の後は旧市街をひととおり散策。
そんなに広くない(というか狭い)石畳の道を車が疾走していくのが、中世的な雰囲気とはミスマッチで、でも面白い。

城壁を外から見たところ。
Provins_4

城壁の外には見渡す限りに畑が広がっていた。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

« 2007年9月 | トップページ | 2007年11月 »