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2007年10月17日 (水)

サンドニ

帰国日は、飛行機の時間まで間があったので、ホテルに荷物を預けてサンドニの大聖堂に向かった。
サンドニはサン・ラザールから地下鉄で15分ほどのパリ近郊の町。
フランスW杯の会場だったスタッド・ド・フランスもあって、おりしもラグビーのW杯開催中。
といっても、スタジアムは空港往復のバスから見ただけで、近くには行かなかったけど。

サンドニ大聖堂前の広場には若者たち(高校生くらい?)がたむろしていた。
若者はいずこもきゃぴきゃぴしているなぁ。

Stdenis_1

大聖堂としてはこじんまりしているけど、ステンドグラスは色鮮やかで美しい。
大聖堂のステンドグラスでは、今まで見た中で一番きれいかも。
でも、随所に柵が設けられていて、内陣?に行くことができない。
遠めに眺めるだけなの? ここには王家の墓所があるはずだけど・・・と思いながら見当たらないので一旦表に出た。
少し離れたところからもう一度大聖堂を見ると、ありました。有料の入り口が。
6.5euroを払って進むと、大聖堂のドアと矢印があって、「また大聖堂に入るの?」と訝しく思いながら中に入って、ようやく状況が呑み込めた。
さっき見た柵の外は無料で柵の中が有料区域で、柵の中が王家の墓所だった。

Stdenis_2

間近で見るステンドグラスはいっそう美しく、メロヴィング朝からブルボン王朝までの歴代の王族のお墓というか彫刻が安置されている図は壮観。
メロヴィング朝なんて、私にとっては、ほとんど伝説の世界のお話。
おお、稀代の悪女フレデグンデのお墓があるよ。

と、そこへ先ほどたむろしていた若者たちの一群がやってきて、はしゃぎながらも説明文に見入ったり、彫刻の写真を撮ったりと、真剣に興味を持っている様子。
そりゃそうだ。自分の国の歴史がそのまんま足元にあるんだもの。

Stdenis_3 Stdenis_4

見てまわった中で、とりわけ感慨深かったのがカトリーヌ・ド・メディシスとアンリ2世のお墓だった。
他の国王と王妃も、たいてい並んでいるのだけど、特に一つのお墓というわけではない。
それが、この2人のお墓は一つの台の上に2人が並んでいて、しかもそれが2基。
アンリ2世は先に亡くなっているから、当然これは王妃の意思が強く反映されていると思うのだけど、どういう気持ちだったのかなーなんてことを考えた。
アンリ2世は生前、寵姫ディアーヌ・ド・ポワティエに夢中だったし、カトリーヌ王妃が亡くなったのは夫の死後30年を経過してから。
アンリ2世の生前にも紆余曲折あったし、死後もいろいろあったのに、それでも2人並んだお墓を作ったなんて、よほどアンリ2世を好きだったのか、それとも女の意地なのか。

サンドニは歩くのにちょっと緊張感を要する街だけど、大聖堂は楽しい場所でありました。

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