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2007年12月 5日 (水)

NHK杯、メディアの分別と選手の多感

フィギュアスケートNHK杯は、久しぶりに「まともな」スケートの大会中継を見た気分。
「普通」というのがこんなにも心地よいものだとは。
民放各局は見習うように!!

NHK杯の真っ当な試合中継を見て、テレビ朝日のフィギュアスケート中継の酷さを再認識したけど、どういうニーズがあって、あの過剰演出をやろうと思ったのかが甚だ疑問。
日頃からフィギュアスケートが好きで、試合を楽しみにしている人はあんな演出を望まないし、興味を持っていない人が、あの演出ゆえに見ようという気持ちを起こすとは到底思えないし。
選手のファンにしても、同じ映像を繰り返し流されてもうれしくないでしょ。

ところで、安藤美姫の転倒に、なぜだか自分が転倒したかのように落ち込んでしまった私です。
世界選手権の時や去年のスケートアメリカのような不敵な表情で「カルメン」を滑る安藤美姫を見たかったので、期待した分落胆が大きかった。
転倒はともかく、集中力が途切れてしまったのが非常に残念。

安藤美姫はジャンプのエッジを矯正したとのことで、他の競技や分野でも「矯正」というのは、それまで出来たことが一時的に出来なくなったりすることが多い。
フォームの矯正も然り、楽器の奏法も然り。
一度ついた癖をなおすのはたいへんな労力を要するけれど、遠回りすることになるとしても、正確な技術・正しい姿勢を身につけることは無駄ではないと思う。
すぐに成果が出なかったりすると焦ったり自信喪失してしまいがちだれど。

で、NHK杯の演技に失望を禁じえなかったのは確かだし、メンタルの弱さに対する歯がゆさは感じたけれど、それも期待すればこそ。
またぞろ出てきたマスメディアのバッシングにはウンザリです。

渡部絵美は試合の解説をやっていた頃も、日本語の怪しさもさることながら、アナウンサーの言うべきことを横から言ってしまったりと分を弁えない言動にイライラさせられたものだった。
なので、関係者でもないのに進退にまで言及する今回の発言も「またか」という感じではある。
「分を弁えない」は、この人の「仕様」みたいなものだから。
それよりも憤懣やるかたないのは、そういう人のコメントをひっぱりだすマスメディア。実績のある元選手の人材に事欠かない今、まともな解説を必要とする場に渡部絵美が呼ばれることはないのに、わざわざコメントさせるあたりがイヤな感じ。

トリノ五輪の前後にも思ったことだけど、10代の、それもプロでもなんでもないアマチュアの選手を上げたり落としたりすることで良心が痛んだりはしないんだろうか。
これがネットのように不特定多数の声の集合体なら、いろいろな意見があるだろうと思うけど、マスメディアというのは名前は出てこなくても「特定の個人」の手によるもので、匿名の不特定多数とは違う。
その「誰か」が、10代の女の子を企業の媒体を使ってバッシングしている、というのがとても気持ち悪い。

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