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2008年2月17日 (日)

無謀な賭け、果敢な挑戦

フィギュアスケートの四大陸選手権・女子シングルフリー。
放送を見る前に結果は知っていたので、四回転を失敗した安藤美姫の演技が気がかりだったけど、失敗を引きずらなかったのが良かった。

トリノ五輪の四回転挑戦と今回のそれは挑む姿勢も意味合いも全然違うと思うのです。
挑戦に失敗はつきものだし、「せっかく跳べるんだから大舞台で挑戦したい」というのはアスリートの性(さが)みたいなものなのだろうけど、トリノの時は無謀な賭けにしか見えなかった。
フィギュアスケートはジャンプを跳ぶためだけにあるわけではないし、五輪は個人の思い出作りの場ではないし。
いえ、本心から「思い出作り」と割り切れていたのならいいけど、トリノ五輪の時は、結局は不調をごまかすために虚勢をはっていたわけだし、虚勢をはらざるをえないような状態で大技などが決まるはずもなかった。
まあ、当時はマスコミの過熱ぶりもひどかったけど。
でも今回は、身体も絞れているし、ジャンプのエッジも矯正したし、他の要素も質を高めてきて、そのうえでのトライ。
マスコミは「起死回生のための大技」と煽ったけど、一アスリートとしてのこだわりとして臨んだ四回転だったから、失敗しても爽快感があったし、今回は「果敢な挑戦」だと思えるのだと思う。
他の要素でレベル4を4つとって、それで3位は結果としても悪くない。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/column/200802/at00016393.html
http://iceblue.cocolog-nifty.com/figure/2008/02/3_c749.html


エキシビションの安藤美姫を見ると、根っからショー向きのスケーターだと思う。
観客の気持ちを掴むし、アドリブも利くし、サービス精神もある。
先月テレビで放送されたスターズ・オン・アイスを見ていて、荒川静香がプロとして努力して身につけようとしている要素を安藤美姫は生まれながらにして持っているんだなと思った。
(荒川がもしも嫉妬する対象があるとしたら、それは安藤だと思う。でも妹のように可愛がっていますね)
逆に安藤美姫のほうは、競技としてのフィギュアスケートでより高い域にのぼるためには、荒川静香のような優雅さを身につけることも必要になっていくんだろうけど。
SPが「サムソンとデリラ」、FSが「カルメン」なのでセクシーさばかり言及されがちだけど、動きが柔らかくなったと思います。

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