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2008年3月14日 (金)

のだめカンタービレ#20

「のだめカンタービレ」20巻。
今回はちょっと熱くこみあげてくるものがありました。
早く次の巻が読みたいデス。

以下、ネタばれ

前半はターニャと清良が出場したカントナ国際コンクールの話。
自分の演奏に手ごたえを感じつつも二次予選で落ちてしまったターニャが、恋人の峰と離れながら頑張ってファイナルに進んだ清良と、時間を大事にしなかった自分をひきくらべて後悔する場面は身につまされてしまった。
自分の中に表現したい「なにか」がなくてははじまらないけど、自分を表現しすぎてもダメ、あくまでも作品の世界を表現することが求められる・・・ということがしっかり描かれているのがよかった。
このくだり、マラドーナコンクールでオクレール先生がのだめの弾く「喜びの島」を聴いて「彼女が表現しているのは音楽じゃない」と分析したことを思い出した。

そして後半は音楽に向き合うのだめとそれを助ける千秋のエピソード。
のだめの「最近面白いんです 人の話が聞こえてくるみたいで・・・」という台詞に、「ようやくここまできたか」と感無量です。
楽譜を読めと怒られた理由、千秋が楽譜が好きな理由、「こう弾け」といわれるのが嫌いだった理由がわかってきた、と。
「自由に楽しく」ピアノを弾くだけでは到達できなかった境地。
でも、まだスタート地点だけれど。
のだめが譜読みをしないうちに千秋が課題曲のベートーヴェンのソナタを「素敵に」演奏したり、自分の課題を予習しているのを見てキレるのも、ピアニストとしての自我の芽生えのあらわれ。
物語がスタートした頃ののだめは焦りさえしなかったわけだから。

そして、これまでは誰がなんといおうと自己陶酔型のオレ流の演奏を押し通していたターニャも、ユンロンの一言で自分の欠点に気づく。
ターニャとのだめの成長がシンクロしているのも興味深いです。

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