« すがすがしい試合 | トップページ | 寝かしておいた感想など »

2008年3月26日 (水)

もっと大人の組織作りを

安藤が27日に精密検査へ

日本スケート連盟の伊東秀仁フィギュア強化部長は「大事に至らなければいいが、長引けば(4月20日の)ジャパン・オープンは厳しい」との見通しを語った。関係者によると、地元名古屋で30日に開かれるアイスショー出演は控える見通し。
 安藤は24日に帰国。今季終了後に古傷の右肩を手術する意向も示しているが、伊東強化部長は「肩のことは聞いていないので分からない」と話した。


この伊東秀仁という人の発言、どこか微妙に非常識で配慮に欠けているように感じるんですね。
なんだか選手の身体よりも興行のほうを気にしているように見える。
それに肩の手術のことは前から報道もされているんだから「聞いていないので分からない」というのもいかがなものかと。
安藤美姫陣営とはショー出演に関しては去年もゴタゴタがあったと記憶しているし、自分で連絡しづらい雰囲気を作っているんじゃないの?と思ってしまう。

スポーツ振興のためにはお金は必要だということは理解できるし、イベントを運営することがその団体にとって大切な業務だということはわかる。
選手の協力が必要なことも。
でも、選手に怪我をおしてまでショーに出演しろと思う観客はいないはず。
大金がかかっている競馬でさえ、故障している馬を出走させなかったからといって不服を唱える競馬ファンを私は見たことがないし、もしも出走させたりしたら調教師も馬主も非難ごうごう。
どんな人気馬であろうとも。
馬と人を一緒にするなとお叱りをうけるかもしれないけど、強化部長の発言や一部選手たちへのスケート連盟の対応を見ると、選手を酷使するのが仕事だと勘違いしているんじゃないかとさえ思う。

そして、発言の順序としては前後するけれど、これもどうかと思った発言。
高橋にノルマ「確実な4回転2回」
ここまで具体的なノルマを一選手に課すのが「強化部長」の仕事なんだろうか?
コーチが目標に掲げるとか、解説者の分析ということならば「ごもっとも」と思うけど、強化部長の発言としてみると「余計な口出し」でしかない。
一選手の方針に口を出すより他にやることはたくさんありそうに思うけど。

一方では情報収集を怠って選手の故障に対して配慮に欠けた発言をし、一方で越権行為の余計な口出しをする。
言ってること、やってることが逆。
もしもスケート連盟が「強化部長」を一選手の方針に口を出す存在と位置づけているのだとしたら組織として歪んでいる。
不用意な発言という点ではどこぞのサッカー協会会長やチェアマンと似ているけど、あちらは年齢的に「老害」だとして、この人はまだ40代なんですよね。
老害でもなく、はたまた若気の至りといえる年齢でもないのにこれでは困る。

スケートに限らず、アトランタ五輪の千葉すずと水泳連盟の件、アテネ五輪選考前の陸連の高橋尚子への対応、昨年の柔道の世界選手権の代表選出といい、こと競技をしきる団体のやり方には疑問を感じることが多いです。
サッカー協会も然り。
スポーツマンシップで運営しているわけでもなく、そのくせ普通の営利団体よりもえげつなかったり不合理だったりするし。
選手を管理・保護する組織は必要だけど、搾取する組織であってほしくない。絶対に。

|

« すがすがしい試合 | トップページ | 寝かしておいた感想など »

フィギュアスケート」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/49211/40653652

この記事へのトラックバック一覧です: もっと大人の組織作りを:

« すがすがしい試合 | トップページ | 寝かしておいた感想など »