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2008年10月22日 (水)

海街、ミモザの庭

エクステの成宮君つながり、でもないんですが、「ラヴァーズキス」(原作のほう)と登場人物・舞台がリンクしている「海街diary」の第二巻を読みました。
これを読むとまた鎌倉に行きたくなってしまう。
収録されているうちの一編「花底蛇」には藤井朋章も引き続き登場。
このキャラクターに、作者はよほど思い入れがあるんだろうか。
「ラヴァーズキス」では、朋章が高校生にしてはゴツすぎたのが違和感があったので、「海街diary」では朋章の線が細くなって高校生らしい外見になったのはうれしい。
いくら体を鍛えても高校を卒業したばかりの18、9の男の子って、意外とまだ華奢なんだなーというのが、Jリーグの練習を見学に行っての感想。
ルーキーとベテラン選手が一緒に練習しているのを見たりすると体格が全然違う。
朋章だけでなく里伽子も高校生にしては老け過ぎだったので、もっと高校生らしい容姿に描いて「海街diary」にちらっとでも出してくれるといいのに。

それにしても、同じ吉田秋生の漫画の登場人物でも、藤井朋章が抱える悩みからすると、初期の作品の「カリフォルニア物語」のヒースは何が不満だったのかと思ってしまう。
今からすると。
ヒースは両親が健在で、ヒースの父は謹厳実直だけど悪い人じゃないし、母親もそう。
優秀な兄のテリーは弟のことを気遣っている。
両親の夫婦仲は悪かったけど、ヒースに八つ当たりなどはしていないし。
むしろ多感な時期に両親の不和を目の当たりにしたテリーのほうがよほど傷ついたはず。
これでグレられちゃたまりませんわ。
このあたりは「カリフォルニア物語」を描いた当時の作者の人生経験がまだ浅かったことによるんだろうし、テリー視点の「夢の園」を描いたのはそれを埋めるためもあったのかな、なんて思う。
「海街diary」では、朋章だけでなく、「すず」も「裕也」も自分の境遇を受けいれて坦々と背負っていこうとしていて、いろいろと成長を感じます。

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