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2008年10月24日 (金)

フェルメール展と大琳派展

休暇をとって東京都美術館の「フェルメール展」と国立博物館の「大琳派展」に行ってきました。
10時ちょっと過ぎに上野駅の公園口改札を出ると、平日とは思えない人の出。
しかも、その大半は同じ方向へ歩いていく・・・。

東京都美術館に着いてフェルメール展の会場に入ると、中はすでに人でいっぱい。
入り口で開催の挨拶をじっくり読む人たち(展覧会のお約束?)とデルフトの巨匠たちの絵画の前で立ち止まっている人たちを追い越して、フェルメールの作品が展示されている階に行くと、フェルメールの絵のほうが空いていた。
フェルメールをひとしきり観てからデルフトの巨匠たちのコーナーに戻り、再びフェルメールのところへ。
今回の展示作品の中では一番好きな「小路」を特に念入りに鑑賞しました。

室内を描いた絵はほとんどが左から光が入る構図で、映画「真珠の耳飾りの少女」の絵画の再現度の高さを再認識。
「フェルメール・ブルー」というけれど、これまで見た作品では黄色のほうが印象が強かったりする。

出口付近にはフェルメールの全作品の複製の展示コーナーが設けられていて、「デルフトの眺望」と「真珠の耳飾の少女」は絶対見るぞと固く心に誓うのでありました。
図録を購入して会場を出ると長蛇の列。


それから国立美術館の「大琳派展」へ。
数年前に国立近代美術館で観た「琳派・RIMPA展」も豪華だったので、「大とつくからにはもっとすごいんでしょーねー」などと軽口を叩いたけど、「大琳派展」の名に相応しい充実した内容だった。
4つの風神雷神図が並んでいる様は壮観。
好みからすると花鳥風月を描いた作品のほうが好きで、特に草花のデッサンの精緻さが素晴らしい。
それなのに人物画がデフォルメされていたり簡略化されているのが不思議。
こういうのを見ると、日本も捨てたもんじゃないなと思う。ほんとに。

☆俵屋宗達がないなと思ったら28日から。「アンスホーイ展」の時にもう一度来ようかな。
☆尾形光琳の「燕子花屏風図」の展示期間を逃してしまってがっくり。

大琳派展とフェルメール展の図録を手に持って歩いていたら、見知らぬ女性に「フェルメール展はどうでした?」と声をかけられた。
フェルメール展に行ったら40分待ちだったので大琳派展を先にしたとのこと。
40分待ちと聞いて、出勤よりも早い電車に乗るのは辛かったけど、早く来ておいて良かった~と思いました。

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コメント

こんばんは。
美術展二つご鑑賞とは精力的ですね~。
私は先週(明日からお天気が崩れそうという日に)ミレイ展へ行ってきました。(300円の割引券を握り締めて
井の頭線で渋谷へ出ましたが駅構内には「大琳派展」の宣伝用の小旗が何本もはためいていました。(上野の博物館で開催されるのに?)

俵屋宗達が画いた「風神雷神図」を尾形光琳が模写したという作品があるでしょうと想像しているのですけど・・展示物の入れ替えもあるんですね~。

全部観たいものですね。
フェルメール展も大琳派展も楽しみです。

それから、のだめカンタービレ巴里編(アニメ)を木曜夜の12時40分頃放送しています。

三鷹の中近東文化センターで「ヘレニズムの華」展が開催され、それにさきがけて記念シンポジュウムが(平山郁夫、薬師寺管主、他による講演、パネルディスカッション等。11月12日午後3時30分有楽町朝日ホール先着600人無料)あるそうでちょっと興味ありです。

投稿: きらきらぼし | 2008年10月29日 (水) 01時14分

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