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2009年3月23日 (月)

顔が掟だ?

タイトルは石川三千花と中野翠共著の映画批評コラムより借用。
NHK「白洲次郎」、フジテレビ「黒部の太陽」と昭和を舞台にしたドラマを見ましたが、どちらも時代の雰囲気を表現していて良かった。
今の世の中、優れた人たち・頑張った人たちをドラマで見るのは精神衛生上も良いことだと思う。
それから、2つのドラマを見て感じたのは「やっぱり顔は大切ね」、でした。

細かいことを言えば「白洲次郎」の伊勢谷友介は日本語の滑舌に(かなり)問題ありなのだけど、クラシカルなスーツを着こなしたところと、ちょっとバタくさい容姿がドラマの雰囲気に合っていて、欠点を補って余りあった。
周囲からちょっと「浮いて」見えるところも含めてぴったり。
「黒部の太陽」はなんといっても小林薫のヘアメイクが良くて、娘役の綾瀬はるかも「昭和30年代の中流のお嬢さん」らしかった。
役の感情を表現することも大切だけど、時代の雰囲気や社会的地位・役割といったものをしっかり見せることも大切な要素。

TBSの「華麗なる一族(2007年版)」が、ものすごく頑張って良心的に作っていることは感じつつ、違和感が拭えなかったのは出演者の容姿が昭和を表現しきれていなかったからだったと今にして思う。
で、これはキャスティングの問題も大きかったけど、演出の違いに左右される部分もあって、フジテレビのほうが昭和モノのノウハウを持っているのかなと思ったりした。

「黒部の太陽」は小林薫・綾瀬はるか以外の人たちも「昭和30年代の人」に見えました。
関電の社長役の中村敦夫が過去の役柄からすると意外な役で、でもとても良かった。
香取慎吾が昭和の顔かといえばそれは些か疑問なのだけど、男気にあふれたガテン系の若き親方らしさはでていた。
メイキングを見ていたら、監督が「昭和について、綾瀬さんと深田さんにはくどいほど説明した」と語っていて、その成果はあったと思う。
監督の「このドラマには自分探しをする人は出てこない」という言葉も印象的だった。

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