旅行雑記2009~2日目はブリュッセル
ブリュッセルの一夜が明けて、本格的なブリュッセル観光を始める前にパリ行きのタリスのチケットを確保する。
中央駅のみどりの窓口(?)でチケットを購入してから、国鉄でブリュッセル・ミディ駅へ移動し、TTGVで着いた時に所在と使い方を確認しておいたコインロッカーにスーツケースを預けた。
スーツケースが2つ入るコインロッカーは使用料4ユーロ。
荷物に関してはフランスよりベルギーのほうが観光客に優しい気がするけど、治安が良いからだろうか。
地下鉄の自動販売機でメトロとバス共通の1日券を購入し、観光の始まり。
Art-Loi駅で降りて、公園を通り抜けて王宮前に出る。
公園のマロニエの木は今まで見た中で一番大きい。
それから楽器美術館~マグリット美術館を見ながらベルギー王立美術館まで歩く。
ブリュッセルは意外と坂が多い街です。
ベルギー王立美術館は、古典絵画部門だけでも日本の美術館なら優に三館くらいは作れそうな質と量。
ブリューゲルの冬の絵を見られたのでとても幸せ。
他に印象的だったのがダヴィッドの「マラーの死」。
フランス革命関連の本に載っているのを見て、いつもどこかしら怖さを感じていたこの絵と、ここで出会うとは思わなかった。
地下階への階段が通れなくなっていて、近代絵画部門があるという地下階には行かなかったのだけど、マグリット美術館に移動したんだろうか。
スピリアールトの絵が見られなかったのがちょっと悔やまれる。
昼食はグランプラスのカフェでサンドウイッチとAflligemというビール。
ここでもサンドウイッチの付け合せのマーシュのサラダが美味しい。
ベルギーは野菜が美味しいところだと思った。
食事後、グランプラスの王の家の内部を見学。
ステンドグラスには欧州各国の古来の王国名と紋章の数々が描かれていて、それを見るだけでも楽しめた。
最上階にあった小便小僧のコスプレの数々には大爆笑。
本家本元の小便小僧は見に行くのをパスしたのだけど、ここで出会うとは。
小僧たちが身につけている衣装の数々はなかなか手の込んだ本格的なもので、写真撮影不可だったのが残念です。
ちなみに日本のコスプレは鎧兜でした。
ブリュッセル観光最後の目的地はオルタ美術館。
初めて建築様式にアール・ヌーヴォーをとりいれたヴィクトル・オルタの自邸です。
開館が14時からということで、そのためにパリ行きのTGVの時間を予定よりも遅くしたくらい外せないと思ったところ。
14時をちょっとだけ過ぎて到着すると既に長蛇の列。
ここも写真撮影不可で、受付でリュックと帽子を預けさせられた。
建物全体が軽快かつ優美で、東洋的な調度品が多かった。
なお、オルタ美術館は元々個人の邸宅ということで、こじんまりした建物なので観光客用のトイレはないのかと思ったら、地下にモダンで機能的なトイレがありました。
ブリュッセルで「へぇぇ」と思ったのがフリット屋さん。
ポテトフライは付け合せではなくメインなんですね。
「ポテトに○○はお付けしますか?」という世界らしい。
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