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2009年10月

2009年10月27日 (火)

機嫌のよい信長様

先日、「黄金の日日」の「聖母昇天」の回を見ました。
堺の豪商の娘に生まれ、敬虔なクリスチャンでありながら、五右衛門に魅かれてしまったモニカの死を描いた回で、安土城の青瓦をめぐる話、信長が北政所に送った手紙のエピソードも折り込まれている。
上機嫌でねねと談笑する上様が素敵。
手紙の原文を朗読する声にもユーモアが感じられて、抑揚の少ない突き放したような台詞まわしって、やっぱり演技なのだな。

「魔王の変化」と呼ばれたエキセントリックな部分は、他の俳優もそれなりに表現しているけれど、威厳と怖さと人間味をすべて兼ね備えた織田信長の多面性を演じられるのは高橋幸治だけ、と言い切っても過言ではない。

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2009年10月26日 (月)

やっぱり急がばまわれ

浅田選手の3Aがやたらと取り沙汰されるのは、例によってマスゴミが勝手に騒いでいるのかと思ったら、会見で選手が自ら口にしていたのでちょっと意外だった。
こだわっていたのは本人だったのか。

自分を見失って大技に頼るという点では4年前の安藤美姫とかぶるけど、選手の矜持というのもあるんだろうから、大技を持っている選手が大舞台で跳びたいと思うのはわからないでもない。
でも今はまだ五輪代表の選考段階。
ロシア杯は安全策をとっても2位は確保できただろうし、フランス杯の2位という結果と合わせれば、高確率でGPFへの出場権を手中にすることができたはず、というのが一般的な見方だと思う。
練習では絶好調だったというならともかく、練習から調子が上がらない状態で3A3回という賭けをする無意味さは素人にもわかる。
3A以外のジャンプも崩れていたし、安全策をとらなかったのではなく「とれなかった」という解釈も成り立つけど、そのあたりのことは報道されないんだな。
他の選手に対しては歯切れの良い荒川静香の解説が、彼女の演技の時だけ奥歯に物が挟まったみたいな言い方になったりと、みんな腫れ物に触っているみたい。

それと、トリノ前の報道の過熱ぶりと、その後に安藤が受けたバッシングを目のあたりにしたら「同じ轍は踏むまい」と考えるのが当然だと思うのに、周辺も本人も、これまで一切そういうことを配慮した様子が見られないのも不可解。
むしろ、CM、テレビ出演、必要性のない会見、曲の公開録音etc.と、積極的にマスゴミに話題を提供して騒ぎを煽ってきたようにさえ見える。
失敗した時の反動をまるで考えていないようで、「4回転とトリプルアクセルは違うからー」とでも思っているんだとしたら愚かなことである。

それから、コーチ変更が是か非かはともかくとして、今回の結果をタラソワのせいにするのは筋が違う。
トリノ五輪後、荒川静香がコーチをタラソワからモロゾフに変更した経緯と理由は繰り返し報じられていたから、タラソワに師事することのデメリットは周知の事実であったはず。
それをカバーすべく手を打たなかったのは選手側の失策。
だいたい、誰をコーチにするか以前に、他の有力選手はコーチがつきっきりで仕上げてきているのに、母親がコーチ代わりの自主練習という体制は、あまりにもお粗末。

スケートファン(一部熱狂的な人たちは除く)が「まず自身が納得できる演技をしてほしい」と、真摯な助言や苦言を掲示板やブログに載せているのを見るけれど、はたして当の本人に「納得できる演技」という概念があるのか疑問。
世界選手権で優勝した後の態度などを見ると、演技内容よりも結果重視みたいだし。
トリプルアクセルに頑なにこだわるのも、負けず嫌いな性格というよりも、「多角的に物事を見る」、「柔軟に思考する」といった訓練ができていないせいに思える。

これまでの4年間の経緯を見ていると、目の前の試合を勝つためにベストメンバーで臨み、バックアップの育成を怠ったジーコに重なる。

個人的な好みはともかく、ポテンシャルの高さは疑うべくもないから、専任のコーチについて他の選手と同様の練習体制をとることができれば復活はあると思う。
ただ、それには本人と保護者の意識が一番のネックになるだろうし、そこを解決できないから現状があるんだろうけど。


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追記:
帰国会見の「百発百中」発言に驚き、それがロシア杯でプルシェンコの演技に刺激を受けての言葉と知って、あまりの短絡思考に唖然とした。
しかも、サポート体制には変更なしとのこと。
いえ、プルシェンコのジャンプを見て「私も頑張ろう」と思うのは良いと思うんですよ。
ただ、そういう場合、普通は「頑張るために何が必要か」、「自分に足りないものは何か」等を真剣に考えるものだけど、そこのところがすっぽり抜けて、練習すればできると思っているらしいことに愕然としてしまう。
そうかといって、国別選手権からここまでの流れを見るに、マスゴミに向けては強気の発言をしておいて、密かに対策を講じる、というような芸当はできないし、しなさそう。

FSの「鐘」はピアノバージョンのほうが良いと思う。
もともとピアノ曲なのだし、ピアノのほうが重苦しさがなく観客も曲をとらえやすい。
公開録音などしてしまったから変えるに変えられないんだろうけど、なぜ、オーケストラにしてしまったんだろう。

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フィギュアスケートGPS ロシア杯

安藤美姫がSP3位からの逆転優勝。
3位といっても首位とは一点以内だったので、大きな失敗をしなければ大丈夫だと思ったけど、デリケートな選手ではあるし、初戦ということでちょっと心配ではありました。
ここでの優勝は幸先が良く、本調子ではない時に無難にまとめられたのは大きな収穫。
茶色ベースに金色とターコイズ・ブルーをあしらったクレオパトラの衣装がとても素敵だった。
写真で見た金色虎柄のクレオパトラの衣装もゴージャスで似合っていたけれど、観客やジャッジに「エジプトで虎?」と余計な疑問を感じさせてもいけないので、変更して吉かも。
SPのレクイエムの紫と黒の衣装も動きを引き立てて美しかった。

2位のアシュリー・ワグナーのプログラムと衣装も好みです。
キス&クライの表情は、いかにもアメリカの女の子なんだけど、演技は優雅さでかつメリハリがあって好き。

男子の優勝者プルシェンコは、相変わらず思わず笑ってしまうくらいスゴかった。
解説の佐野稔の「やっぱり、うめぇ!」には笑ってしまった。
好みでいえば芸術味の強い演技が好きだけど、アスリート系の演技もここまで突き抜けると脱帽です。
プルシェンコの演技を見ていた小塚が「一ファンの顔」になっていて、それも微笑ましかった。
この「一ファンの顔」になれるかどうかって大事だと思う。

言っても詮無いことながら、テレビ朝日の放送はいつもながら酷かった。
今の時代、視聴者が結果を知らないこと前提に番組を作るのは無理があるし、時代の流れにもそぐわない。
おまけに、結果の悪かった優勝候補の選手にとっては罰ゲームみたいな内容だし。
だいたい、フリーはともかくSPは生中継できる時間ですよ。

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2009年10月21日 (水)

最近のドラマ

日曜日は「JIN」、火曜日に「リアル・クローズ」を視聴中。

「JIN」は綾瀬はるかを見たいというのが一番の理由だけれど、ドラマそのものも楽しみ。
大沢たかお・中谷美紀と主役の配役も◎、内野聖陽の坂本龍馬、小日向文世の勝海舟など脇のキャストも良いし。
緒形洪庵は江戸にいた頃には剃髪していたはず・・・というのは、目をつぶろう。
綾瀬はるかは毅然として、品がよくて、武家娘がとても似合う。
それと、声が良い人だなーと改めて思った。
「医者が人を助けてはならぬ道理とは、どのようなものでございますか!!罪も無い子供を見殺しにせねばならぬ道理とは如何なるものにございますか!!」など、必死に訴える台詞が多かったけど、ちょっと間違えると不愉快になりかねない難しい台詞でもある。
でも、綾瀬はるかの「咲」からは真摯さが伝わってきて、思わずウルッときてしまった。


「リアル・クローズ」はズバリ田渕優作を演じる西島秀俊が目当てです。
原作は知らないし、ファッション業界という題材にもさほどに興味はないけれど、ドラマとしてはテンポがよく、ふざけすぎず深刻すぎず、気楽に楽しめそう。
西島秀俊は、裁判官や小説家を演じれば鉄板だけど、そればっかりでもなんだし。
コミカルな演技をする時の西島秀俊のテンポと動きの良さが好き。
盗み聞きを見つかる場面は、鈴木砂羽も動きにキレのある人なので面白さ倍増でした。
田渕とライバルのバイヤー蜂矢の掛け合いも面白い。
大河ドラマもそうだったけど、蜂矢役の小泉孝太郎には安定感を感じるな。
際立った凄い演技をするわけじゃないけど、安心して見ていられる俳優になったなーと。
口うるさい管理職役に田中哲司なども、さりげなく渋いキャスティング。
いかに俳優目当てでも、脚本や演出が悪かったり他の出演者の演技が鼻についたりすると見るのが苦痛になってしまうから、「気楽に楽しむ」というのが意外とハードルが高かったりする。

成宮君がゲストだということで見た「東京DOGS」の第一話はいろいろと残念な感じだった。
全体の設定とか、小栗旬の生真面目キャラとか、面白い部分もあるのに、いまいちテンポが悪くて活かしきれていない。
「MR.BRAIN」の時は、水嶋ヒロのボケぶりとコミカルな動きが良いと思ったんだけど、あれは周囲に優れたツッコミが揃っていたことも大きかったのか。
ボケはいいけどツッコミ役にはまだ経験不足かな。
なお、ゲストの成宮君は非常に良かったです。
ちょっと演技の質が変ってきたような気がする。
表情で演技をするのが上手い人だけど、敢えてそれをせずに演技しているのかな?と感じたりした。
私にとっては好ましい変化。
ビジュアルが男っぽく、かつ、大人っぽくなったのも好みです。
「戦場のメロディ」を見た時も、白のスーツを「昭和の」年相応に着こなしていて、いい感じに年齢を重ねてきているなーと思ったのであった。
ぜひとも「生成りのスーツを着た青年紳士の部」上位を目指して欲しいものである。
今のところ同世代のライバルは福士誠治かなー。

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2009年10月19日 (月)

チャップリン!

GPシリーズ・フランス杯、キム・ヨナのSP「007」も楽しいプログラムだったけど、一番印象に残ったのは織田信成の「チャップリン」。
演技の途中までは「織田信成お得意のコミカル路線でジャンプを難なく決めているね」という感じだったのが、曲が「モダンタイムズ」に変ってからエンディングまでの演技には心が震えました。
笑いとペーソスに溢れたチャップリン。
こんなにも選手の持ち味を活かした素敵なプログラムを作ったモロゾフと、それを演じきった織田信成、二人に心からの賞賛をおくりたい。

SPの「死の舞踏」はミスはなかったものの、今ひとつのりきれていない印象だけど、得手ではないプログラムに挑戦することも幅を広げるために必要なんだろうと思う。
多少のリスクはあっても。

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2009年10月18日 (日)

西島秀俊出演作ということで、CSにて映画「蔵」を観賞。
宮尾登美子の原作はずいぶん前に読んでいたのだけど、NHKドラマの前半だけを見て、映画は未見だった。
映画は主要キャストのイメージが原作と違うなーと思っていて、特に佐穂役と意造役は、NHK版の壇ふみと鹿賀丈史が鉄板だろうと。
でも、今回見てみたら、映画版も思っていたよりもずっと良かった。
豪農の屋敷は奥行きがあるし、描写がしっかりしていて丁寧。
キャストも、イメージ的には納得というところまではいかないけど、みな好演だったのだなと評価が改まりました。
方言については思うところがなくはないけど、映画だとこんなものかと。
原作自体、微妙なところもあったし。

西島秀俊が演じた涼太は、ヒロイン烈に一途に思いを寄せられる酒蔵元の若き蔵人。
米とぎ唄を披露したり、スッとした着物を着た後ろ姿、きびきびとした動作などが実に凛々しい。
江戸ッ子の「粋でいなせ」という感じとは違うんだけど、素朴でそれていて「鄙には稀」な雰囲気もそこはかとなく漂っている。
雰囲気俳優みたいに言われることも多いけど、こういう役作りを、実はきっちり出来る人なんだな。

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2009年10月15日 (木)

黄金の日日

CSで「黄金の日日」を放送中。

脚本・演出・役者の演技と三拍子揃ったハイレベルな大河だけど、一番のお目当ては高橋幸治演じる信長。
衣装を着て立っているだけで信長そのもの。
気品、威厳、優しさ、冷酷さ、野蛮さをすべて兼ね備えた完璧な織田信長。
なにしろ、威圧感十分な丹波哲郎が心服して当然、と思えてしまうのだから。

以前は主人公の助佐にさほどに魅力を感じなくて、主人公=物語の核と思って大河ドラマを視聴していた頃は、主人公を好きになれないと不満たらたらだった。
でも、今は歴史的背景を描くために主人公を狂言回しにする手法もあると知っているし、「黄金の日日」の真の主役は自由都市堺の盛衰と歴史との関わりである、という視点で見ると、ルソン助佐衛門は狂言回しの役割を担った主人公として非常に優れた設定だったと思う。
架空の人物で商人だからフットワークは軽いし、いろんなところに顔を出しても史実に影響しないし、主人公としては一貫して商人の視点を持ち続けているから、物語としてブレや破綻がない。

それから、主人公の敵役ということもあって、あまり好きじゃなかった今井兼久(宗薫)に対しても大きく見方が変ってきた。
兼久役の林隆三は「国盗り物語」の雑賀孫市、「翔ぶが如く」の勝海舟など、大河ドラマは軒並み好演が多いけど、「黄金の日日」の今井兼久も、偉大な父親に対する屈折した気持ちとか、時代の波にもまれて成長していく様子を豪快に、かつ、きめ細かに演じていたのね。

主人公を狂言回しに使った大河ドラマで成功したのが、この「黄金の日日」と「風林火山」、「新選組!」で、失敗したのが「利家とまつ」、「功名が辻」、「義経」。
そもそもは主人公があらゆる歴史場面に顔を出すこと自体に無理があって、だからこそ設定や職業に工夫を凝らさなくてはいけないのに、行動に制約があったはずの武将の妻にそれをさせたらリアリティがなくなるに決まっている。
※義経は史実でもフットワークの軽い人ですが、鞍馬の山中から毎晩のように京の町に出てくるとか、奥州時代に散策の途中に越後で「偶然」木曽義仲と出会うのは、いくらなんでもあり得ない、と思いました。


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信長役の高橋幸治と秀吉役の緒形拳は、役者のタイプとしては真逆に近いと思う。
「黄金の日日」では、実は共演場面はあまり多くないのだけれど、この二人の演技のハーモニーが素晴らしい。
高橋幸治は、信長以外の役でも比較的台詞の抑揚と表情の変化が少ない人だけど、それでいて厳として近藤勇だったり大谷刑部として存在してしまうあたりが演技の奥深さというんでしょうか。
抑揚の少ない台詞回しや無表情を「棒読み」と切って捨てる人がいるけど、そういう人は高橋幸治の織田信長を見ても、ただの棒読み演技にしか見えないんだろうな、と思うとなんだか悲しい。

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Ne me quitte pas

ジャパン・オープンをうっかり録画し忘れてしまったけれど、カーニバル・オン・アイスは見逃さずにすんだ。

ランビエールの「Ne me quitte pas」を見ましたが、この人の演技やっぱり好き。
聞き覚えがある曲だなと思ったら、「行かないで」なのか。
母の愛聴盤レコードにマレーネ・ディートリッヒのドイツ語版が入っていたので、メロディを覚えていた。
演技が素晴らしいのは言うまでもなく、選曲のセンスも好き。
Stingもフランス語で歌っているとのことで、早速検索してしまった。

☆織田信成の「死の舞踏」の出だしが「Dido's lament」だったので、「マクシムの死の舞踏ってこんなアレンジだったっけ?」と思ったけど、つないだんですね。
「Dido's lament」は好きな曲なので、ちょっとうれしい。
どうせなら全編ディドでもいいくらい。
演技はちょっと不調だったかな。

☆安藤美姫のSP「夜の女王」は選曲も衣装も斬新で挑戦的なプログラム。
好みからいえば王道のクラシック曲のほうが好きだけど、過去の名作といわれるものは、たいていは発表された時点では異端と思われたもの。
トービル&ディーンのボレロだって、初めて見た時はびっくりしたし。
今回は調子も良くなかったようなので、もっと好調の状態で見てみたい。
でも、調子が悪いなりに動きの一つ一つはきれいだった。
衣装とメイクは好きです。

☆怪我から復帰した高橋大輔はブランクをまったく感じさせない演技で、ステップは相変わらずキレキレ。
シットスピンの位置が低くなっていたのが素人目にもわかって、休養中も課題や欠点を克服すべく努力していたことがうかがえた。

☆荒川静香のフラメンコが素敵だった。
色白で華奢な人なのでフラメンコのイメージはなかったけど、決めの動作がビシッと決まってカッコイイ。
黒とオレンジがかった赤の衣装も素敵。


名作は挑戦から生まれる・・・とはいうものの、定番や「お約束」の色や意匠を使うのはイメージを確実に伝えるためには効果的な手法。
スペインならば黒と赤(もしくはオレンジ)、トルコや中東ならターコイズブルー、宗教的なものならば十字架などなど。
もちろん、そういうのを敢えて外して挑戦するのはいいのだけれど、社交界の貴婦人にお腹透け透けレース、中世の貴婦人やカルメンに黒とショッキングピンクを組み合わせるのは単なる悪趣味。
特に衣装で表現したい何かがあるわけではないなら、無難なデザインや色使いでも良いだろうに、なぜ定番をはずすのか不思議です。

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2009年10月 5日 (月)

気まぐれ料理熱

このたびハンドブレンダーを購入。
とりたてての料理好きではないけれど、なにかきっかけがあると料理熱に浮かされることがあり、新しい道具を手に入れた時はそれを使うがために料理を作りたくなる。
「便利な調理器具」には目がないもので、先日テレビで電動皮むき器で梨をクルクル剥く様子を見た時などは心が躍りました。
とはいえ大量にお菓子を作る機会はまずないので業務用の皮むき器には手を出さないけど。

秋になってポタージュを作ろうかなと思いつつ、後始末が大変なためフード・プロセッサを使うのは気が進まないでいたのだけど、某家電量販店のHPで見かけたバーミックスの広告を見て、「ハンディ・プロセッサって何だろう」と調べてみた。
場所をとらないスティックタイプで、鍋の中の材料を直接つぶしたり混ぜたりできると、なんだかとても便利そう。
ただ、これまで「ハンディ」と名のつくものは今一つのことが多かったし、使ってみてスープやらなにやらが飛び散ったりすると困るので、機能を念入りにチェックすると、飛び散らない設計、とのことで一安心。
さらに価格を検討のうえ、Braunのマルチクイック購入を決定。
こういう買い物をする場合、私はつい多機能なものを選びがちなんだけど、既にフード・プロセッサもあることだし、今回は「まぜる・つぶす」に絞ったものにしました。

ポタージュ、バナナミルク、マヨネーズ、バジルペーストを作ってみたけれど、これは◎。
たしかに飛び散らないし、鍋やボウルに直接使えるから、いちいち容器を移しかえなくて済んで助かります。
グラスやカップにはシャフトが入らないのでジュースなどには計量カップを使うけど、ミキサーやフードプロセッサを洗うよりもずっと楽。
こんな便利なものをなんで今まで持ってなかったのかと自分を叱りたい気持ちです。
忙しい朝、バナナミルクを手軽に作れるのがうれしい。

「つぶす・まぜる」料理以外で今ちょっと凝っているのがスネジャンカと乳清の漬物と塩漬け豚。
スネジャンカはブルガリア料理で、水切りしたヨーグルトに細かく刻んだクルミとニンニク、オリーブオイルを混ぜたディップで野菜を和え、ディルを添えると出来上がりで、水切りする際に出る乳清を漬物に使えば、一石二鳥。
そして、ヨーグルト漬け→漬物→シュークルート→シュークルートと塩漬け豚の煮込み・・・と連想ゲーム的に作り方に興味を持った塩漬け豚。
豚肉のかたまりに塩をすりこんでジップロックに入れ、数日冷蔵庫に保存するだけ。
使うときは塩抜きをして。
本格的に作るには熟成させるのだけど、簡略バージョンでも十分使える。
シュークルート煮込みもどきとカスレを作ってみましたが、なかなか美味でありました。

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ドラマ「断絶」

西島秀俊目当てで見たドラマスペシャル「断絶」。
なかなか重厚感のあるドラマだったけど、プロットなどは通常の「土曜ワイド劇場」とそんなに変らないんですね。
同じような題材でも、主演から脇にいたるまで、しかるべき俳優を起用して、2時間サスペンスの演出手法や演技を排して製作するとこうなる、という感じ。
松平健は器用なタイプじゃないけど、それが逆に独特の存在感につながっているように思った。
西島秀俊が良かったのは言うまでもない。


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通常枠の2時間サスペンスも、脇はともかく主演級は知名度だけでなく演技力のある人たちが出ているのに、なぜだかいかにもな2時間サスペンス風演技になってしまうのが不思議。
そういう演技を好む視聴者が存在して、その要求に応えるためなのかもしれないけど、俳優さんたちはやり甲斐とかあるんだろうか?と、ふと疑問に思ったりする。

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違和感のある言葉

最近、ネットを見ていて気になるのが「美人さん」という言葉。
昔から「べっぴんさん」という言い方はあっても「美人さん」は聞き覚えも見覚えもないし、周囲にはいろいろな地方出身の人がいるけど、そういう言い方をする人はいないから方言ではないようだし。
珍妙な造語を作り出す女性誌の中吊りを見ても、今のところ「美人さん」という言葉は見たことがないからネット限定だと思われる。
ちょうど「バカ丁寧化する日本語」という本を読んでいる時でもあるので、なんでも「さん」をつければ良いってものじゃないよなーと思う。
妙に座りが悪いというか、モゾモゾしてしまう言葉です。

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