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2010年6月

2010年6月30日 (水)

潔さと事なかれ主義は違う

ドイツ×イングランドの誤審について厳重に抗議するカペッロ監督の会見を見て、加藤浩次が「監督の気持ちはわかるけどドイツのカウンターはすごかったし・・・」云々と、まるでカペッロ監督が潔くないかのように話を流し、解説の水沼貴史も頷いていた。
この件については、小野剛も誤審であることはきっぱり指摘しながら「人間がやるのがサッカーだから」とコメントしていて、伝え聞くところによると明石家さんまも同じようなことを言っていたらしい。

潔さやフェアプレーを尊ぶのは日本人の美点だけど、この場合は心得違いもはなはだしい。
明白な誤審を「人間のすること」と放置するのは、潔さでもなんでもない、ただの事なかれ主義と「他人事」の意識だと思う。
正当な抗議はカッコワルイことじゃない。

非常にもっともなフェデラーの発言

フェデラーは27日に行われたイングランド対ドイツ戦で、イングランドの2点目のゴールが認められなかった件に触れ、「サッカーにこそビデオ判定が必要なのに取り入れていない。いまこそ潮時だ」とコメントした。

テニスでは2007年のウィンブルドン選手権から、ホークアイというビデオ判定技術が導入されている。しかしフェデラーは、テニスにはラインジャッジという専門の審判員がいるので技術導入は不要だとかねてから主張していた。

 フェデラーは「テニスでは一つのショットが認められなくても、試合の結果に大きな影響は及ぼさない」と指摘。「しかしサッカーでは、一つのゴールが認められなければチームの士気と作戦に影響する」と、ゴール判定の重大さを指摘している。

2002年のベルギー戦の鈴木のゴールが明らかな誤審でノーゴールなんていう事態になっていたら、今回の南アでの好成績だってなかったかもしれず、フェデラーの言うとおり一つのゴールの影響は大きい。

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2010年6月29日 (火)

雨の朝パリを歩く

帰国日は夜便なので出発までの時間をオランジュリー美術館とルーブル美術館で過ごした。

オランジュリー美術館の切符売場でちょっとしたトラブル。
ミュージアム・パスを持っていたのだけど、オランジュリーは別途1.5ユーロ必要とのことで、切符売場の行列に並んでいたら、係員がミュージアム・パスを見て「入ってもいい」というので、列を離れて展示室の入り口に行くと、今度は別の係員が「チケットを買え」と言う。
結局、行列に並びなおすはめになり、悔しいので1.5ユーロを2サンチームとか5サンチームを混ぜて細かいお金で支払った。
窓口のスタッフに非はないのだけれど、ささやかな腹いせ。

※フランスで端数を出してまとまった額のおつりもらおうとする--例えば525円払うのに1025円出して500円玉でおつりをもらうような--と、混乱してしまうらしいのがちょっと不思議。
おつりの計算自体はわりと速いし正確なのに。

で、そんなこんなはあったけど、入ってからは楽しい時間を過ごせた。
あいにくの雨だったけど、入り口で配られたモジリアニの絵が印刷されたかさ袋をもらえたので、それも得した気分になったし。
360度のモネの睡蓮は圧巻。
睡蓮は上野の西洋美術館にもあるけど、360度どこを見ても睡蓮というのは、やはりすごい。
パウル・クレーの作品を見て「こんなスカーフがあったら買うのに」と言っていたら、ミュージアムショップにあった。

ルーブル美術館では「絵を見るぞ」という意気込みよりも「時間をつぶすぞ」という感じで過ごしたけど、こういう時のほうが見たものが心にスッと入ってきたりするから不思議。
今回一番印象に残ったのはラファエロの「ジョヴァンナ・ダラゴーナの肖像」で、実に美しい。
この頃の肖像画に描かれている女性は、あまりラテン系な容姿に見えないのだけど、実際はどうだったんだろうか。


この日のパリは朝から雨で、大きめの折り畳み傘がとても役に立った。
旅行に長い傘を持っていくのは論外だし、朝から本降りの日に小型・軽量の折り畳み傘は用をなさないけれど、セブンイレブンで買った折り畳み傘は広げるとそこそこ大きくて頑丈なので本降りの雨でも平気。
にわか雨対策用にバッグにしのばせるにはちょっと嵩張るけど、スーツケースに入れておくには問題のないサイズだし、大きさのわりに軽いのも取り柄。

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サンリスとシャンティイ

サンリスはガロ・ロマン時代に作られたカペー朝と縁が深い街。
古い街並みが残っており、中世の街並みはもとより好きだし、旅行の計画を立て始めた頃に「カペー朝―フランス王朝史1」を読んだことから行ってみたくなった。
が、なにしろ鉄道の駅がないし、ガイドブックにも載っていない。
そのため、ちょっと不安だったのだけど、SNCFのサイトを検索したら電車とバスの詳細な時刻表がわかったので「よし行こう」と決断。
SNCFのサイトはなんだかんだと親切である。

パリ北駅でサンリスまでの往復切符を購入。
窓口の人が「刻印忘れないでね」と、ここでも親切。「フランスで電車に乗る時は刻印を忘れちゃいけない」というのは肝に銘じていることではあるけど、それを言ってくれる気持ちがうれしいじゃないですか。

Chantilly-Gouvieux駅で電車を下車し、サンリス行きのバス停を探す・・・と、すぐに見つかった。
乗車の際、サンリスまでの切符を見せたら運転手が無料の切符を発券してくれた。
バスは乗客もまばらで、サンリスに到着した時は街中も人が少なく、とんでもない僻地に来てしまったのでは?と、ちょっと心細くなる。
でも大聖堂に行くと観光客のグループが先客でいて、お昼が近づくにつれて街も活気づいてきたのでホッとした。
普通に活気のある地方都市。
大聖堂近くの観光案内所の女の子は親切で日本語のパンフレットもありました。

Senlis_1

プロヴァンが中世の騎士道華やかなりし頃ならば、サンリスはもう少し素朴な雰囲気の街。
Senlis_3
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今はバス停になっている旧サンリス駅
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サンリスをひととおり見たら、次はシャンティイ城へ。
復路のバスも往路と同じバス停から出る。
運転手にSNCFの復路の切符を見せるとまた無料の切符を出してくれた。
行きのバスについては情報があったのだけど、帰りについては知らなかったので、こういうことかと納得。
来た道と逆のコースを辿って城の近くで下車。
シャンティイ城の敷地は広大で、門から城までもちょっとした距離です。

シャンティイ城のコンデ美術館は「お城の絵画室」みたいな感じかと思いきや、ラファエロが3点もあったりと本格的で、お城見学というよりは美術鑑賞。
ルーヴルにあると聞きつつ、未だ実物を見ていない「ガブリエル・デストレと姉妹」に良く似た絵があるなーと思ったら「浴室のガブリエル・デストレ」という絵もあって、教科書や歴史の本でなじみの各国の君主の肖像が一堂に会しているのは歴史好きにはうれしい。
ここのコレクションも日本なら美術館がいくつも立ちそう。

シャンティイって「お城の見える競馬場」のイメージだったけど、これからは「コンデ美術館がある場所」という認識に変わりそう。
なお、競馬場は非常に広大で、スタンド側から見えるお城は豆粒のよう。


昼食を城内のレストランでとろうと思ったら、行った時は閉店の時間だったので、街のクレープリーで「バターと砂糖のクレープ 自家製シャンティリークリームのせ」を食す。
高校生のたまり場になっていそうな感じの、町の庶民的なクレープ屋さんだったのだけど、シャンティリークリームもクレープはとても美味しかった。
「シャンティイでシャンティリークリームを」というささやかな目的も果たせたし、バターと砂糖の組み合わせはシンプルかつ絶妙な味。
「普通のお店が美味しい」というのが、とてもうれしい。

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2010年6月26日 (土)

火曜日のパリ

滞在4日目は火曜日。
美術館や施設の休館が多い曜日なので、開館している美術館をいくつかピックアップして出かけることにして、ロダン美術館~アンヴァリッド~オルセー美術館~装飾美術館をまわってきた。
この中で一番印象的だったのがロダン美術館。
建物は瀟洒だし庭は美しいし、静かで落ち着いた佇まい。
美術館云々というより、「場所」として好き。
来館者がいわゆる観光客ではなく、ロダン美術館に来ることを目的に足を運んで来る人たちなのも好ましい。

Rodin_1

上野の西洋美術館など、ロダンの彫刻を目にする機会は多いけど、ロダンを主な目的として何かを見に行くというのはこれが初めてで、映画及び作品展を見た影響でカミーユ・クローデルの恋人及び師匠という認識のほうが強かったりする。
ロダン美術館に行ってみて改めて思ったのは、ロダンはカミーユ・クローデルの人生を大きく狂わせたけど、カミーユ・クローデルもまたロダンの人生の抜きがたい一部だったのだ、ということだった。
ポール・クローデルの頭部の像が映画でポール役を演じた人にそっくりでおどろいた。
正しくは、俳優がよく似せたというべきなんだけど。

バルザックの像が一風変わっていて面白く、バルザックその人が目の前に立っているかのよう。
でも、帰国後に旅行の復習がてら映画「カミーユ・クローデル」のDVDを見ていたら、バルザック像が酷評されたことに触れていた。
映画の中にそういうやりとりがあったことをすっかり忘れていたし、酷評されていたなんて意外。

「カミーユ・クローデル」はロダンとカミーユ・クローデルに興味がある人は必見だけど、見るには相当な心構えと精神力を要する映画でもある。
カミーユ・クローデルの生涯が悲惨だからといえばそれまでなんだけど、この映画は観客にカミーユに思い入れることもロダンの側に立つことも許さない。
ひたすら中立の傍観者としてカミーユ・クローデルが内部から崩壊していくさまを見続けることになる。
辛くなるけど、でも良い映画。


アンヴァリッドは窓の飾りが面白かった。
こういうところに凝る遊び心って好き。
Invalid
ナポレオンの墓の他にヴォーバンの墓もあって、森川久美の「ブルボンの封印」に出てきた戦略と築城の専門家だけど、こんなに重く扱われる人だったのか。


この日は他にジュンク堂書店とfnacに立寄った。
ジュンク堂は村上春樹の「トニー滝谷」のフランス語版を探すのが目的。
「トニー滝谷の本当の名前は、本当にトニー滝谷だった」がフランス語でどう訳されていたか知りたかったのだけど見つからず。
かわりに(といってはなんだけど)司馬遼太郎の「最後の将軍」のフランス語版を発見。
さすがにこれを敢えてフランス語で読んでみようとは思わないので買わなかったけど、フランス人が「最後の将軍」にどんな感想を持ったかには興味あり。

fnacはDVDを見に行ったのだけど、そこでロイ・マスタング大佐がジャケットの「鋼の錬金術師」を見つけて思わず大喜び。
ハガレンだけでなく、日本のアニメのコーナーにはかなりのスペースが割かれていて人気のほどがうかがえた。
ただ、隅にHENTAIコーナーがあったのはとても複雑であった。
HENTAIってフランス語になっているのね(とほほ)。

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2010年6月21日 (月)

フォンテーヌブロー

旅行3日目はパリからフォンテーヌブローへ日帰り旅行。
メトロの窓口で、今回もメモを見せながらモビリスのゾーン1-6を購入。
Gare de Lyonからフォンテーヌブローへ向かう。
切符の刻印はどうするんだろうと思っていたら、ちゃんとモビリス用の刻印機がありました。


工事中でほとんど機能していないけど、外見は瀟洒なフォンテーヌブローの駅舎
Fontainebleauavon


Fontainebleau-Avon駅を降りると城行きのバスが停まっているのが見えた。
バス内で再びモビリスに刻印。
マルタ島でバスに乗った時は停留所に何も書いてなく、どこで降りるかわからなくて戸惑ったけど、フランスのバス停は名前が書いてあるので助かる。
フォンテーヌブロー城行きのバスは、車内の電光掲示板に行き先や次のバス停、さらに城までの所要時間までもが表示されるので非常にわかりやすかった。


フォンテーヌブローへ行こうと思った動機はフランソワ1世の足跡を辿りたくて。
ロワールに行った時にあちらこちらでフランソワ1世の話が出たので、それならばフォンテーヌブローにも行かねばと思ったんである。
いわば「芋づる式」興味。

Fontainebleau2_5


フランソワ一世
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Fontainebleau2_1


とても好みな天井の色。
Fontainebleau_1
宮殿の大きさもさることながら、フランソワ一世の色彩や造型の趣味が好き。

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フォンテーヌブローの森を歩きながら「主任警部モース」の「森を抜ける道」を思い出したりした。
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フォンテーヌブロー宮殿のトイレは数も多く設備も整っていた。
ヴェルサイユ宮殿にも見習って欲しい。

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ストラスブール

フランス有数の大聖堂があることに加え、もともとシチリアとかトルコとかマルタとかの「文明の十字路」が好きなので、ストラスブールもフランスとドイツの歴史と文化が交差している街ということで興味を持った。
予習として読んだのが「物語 ストラスブールの歴史 - 国家の辺境、ヨーロッパの中核」。
旅行の手引きにしては難解だったけどためになりました。

ストラスブールの大聖堂は「C'est magnifique!」
これまでに見た大聖堂も壮麗で美しかったけど、薔薇色のカテドラルの美しさは独特のもの。
Strasbourg_1

イル川の遊覧船は徒歩では行けない欧州議会のほうにも行ってくれるので便利。
閘門を通る時の水位の上げ下げが面白かった。

大聖堂に隣接するパレ・ロアンは元ストラスブール大司教の館で美術館になっているところ。
入り口で切符を買おうとしたら「今日はフリーよ」と言われ、得した気分。
どちらかというと装飾美術館の調度品のほうに興味があったけれど、絵画美術館もなかなかのもの。これだけのコレクションがあれば日本なら美術館が優に2館くらいは作れるんじゃなかろうか。

パレ・ロアンより大聖堂を望む。
Strasbourg_3


コルマールよりは少し落ち着いた感じだけど、ストラスブールの旧市街もとても「可愛い」街並。
Strasbourg_4

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観光を終えてTGVでパリに向かったのだけど、近くに小さな子を連れた親子連れが二組いて、フランスの若いお父さんは子どもの面倒をよくみるなーと思った。
それもお母さんの代わりではなく、「父親の役目」をきっちり果たしている、という感じ。

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2010年6月20日 (日)

コルマール

さて、フランス旅行の覚書です。
写真などは後で追加する場合があります、というか、多分します。

最初の目的地はコルマール。
「ハウルの動く城」のソフィの住む街のモデルと知ってから行きたいと思っていた街。
シャルル・ドゴール空港からTGVでストラスブールに行き、ホテルにスーツケースを預けてから電車に乗ってコルマールへ。
ストラスブール-コルマール間の所要時間は30分ほど。

コルマールの駅から観光地プティット・ブニーズまでは徒歩約15分で到着。
プティット・ブニーズは徒歩でじゅうぶんまわれる規模なのだけど、あまりに暑いのでまずプチ・トランでまわり、しかるのちに徒歩で巡ることにする。
このプチ・トラン、ほとんど路地みたいな幅の道に入っていくのがなかなかスリリングだった。

ブリュージュに行った時も「こんなおとぎの国みたいな街があるのか」と思ったけど、コルマールのメルヘン度も高い。
Colmar_4

Colmar_5
「ハウルの動く城」に出てきた、2階が張り出している建物。


昼食はタルト・フランベとアルザスワイン。
タルト・フランベはアルザスの伝統料理で、生地の薄いピザ風の食べ物で、プレーンよりもハムとチーズが少し多めにのっているのを注文。
タマネギって料理には欠かせないものの積極的に「タマネギ美味しい」と感じことが多いかというとそうでもなかったりするけど、タルト・フランベで「アルザスはタマネギが美味しい土地」と認識。

コルマールでもストラスブールでも、ワインは脚の部分が緑色のワイングラスで供される。
家にも同じ色と形のグラスがあるのだけど、これがアルザス地方特有のワイングラスであることを今回初めて知りました。
家では赤やロゼに合わないため使わなくなって久しいけど、白ワインを注ぐと緑色に映えて美しい。

この日はとにかく暑く、街を歩く観光客はほとんどがリゾート仕様の服装だった。
夕方までいるつもりだったけど、あまりの暑さに音を上げてストラスブールに戻った。
コルマールがここまで暑いとは誤算であった。
といっても、ストラスブールもいい加減暑かったけど。

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2010年6月17日 (木)

オペラ座の怪人(1990)

留守中に録画しておいたバート・ランカスター主演の「オペラ座の怪人」を鑑賞。
これはずいぶん前にNHKで放送された時に見て強く印象に残っていた作品。
一度スカパーのペイパービューで放送されたことがあったけど、その時は見逃してしまって激しく落胆したものだった。
再び見ることが出来て本当に幸せ。
見逃していたら、さぞ落ち込んでいただろう。
といっても、洋画シネフィル☆イマジカで後何回か放送されるようですが。


「オペラ座の怪人」はマクシミリアン・シェル、ジェーン・シーモア、マイケル・ヨークが出演していたものと2004年のミュージカルの映画化も見ているけれど、この1990年のTV映画が一番好き。
オペラ・ガルニエでロケをしたということでリアリティがあるし19世紀末の雰囲気もたっぷり。
かなり脚色されているようだけど、怪人の背景や人間性がしっかり描かれていて、脚色された設定についてはガストン・ルルーの別の作品へのリスペクトと思えなくもない。
怪人が悲しみに沈む場面でピエロの仮面をつけるなど、ちょっとした演出のセンスも好き。
そして、なにより素晴らしいのが劇中劇ファウスト第五幕のフィナーレの三重唱。
マルグリートとファウストにクリスティーヌとファントムと重ね合わせた趣向が素晴らしく、自分の心情を直接言葉にのせて歌うよりも深みを感じる。
オペラ座ではミュージカルよりもオペラのほうが似つかわしいし(今はバレエを上演しているけど)。
クリスティーヌ役のテリー・ポロは、歌が吹き替えだと知るまでは「こんな可愛いオペラ歌手がいるんだ」と思っていたほど自然だったし、演技も申し分なし。
まあ俳優が実際に歌えればそれに越したことはないけど、映画やドラマに関しては演技力と役に合った容姿のほうが優先すると思う。
下手な吹き替えって、とかく俳優に声を出して歌わせないから咽喉の筋肉の動き方が歌と合わなくて不自然になるけど、俳優に声を出して歌わせた上でプロの歌をかぶせれば自然に見える。
映画「マイフェアレディ」もオードリー・ヘップバーンは実際に歌っていて音源も残っていたりするし。


オペラ「ファウスト」のCDを買ったのは、このドラマがきっかけ。
久しぶりに見たけど、まったく色あせていないし、三重唱の場面では不覚にも涙が出てしまった。
今回の放送で監督はトニー・リチャードソンということを知ったけど、「ホテル・ニューハンプシャー」と「トム・ジョーンズの華麗な冒険」の監督なら、そりゃ面白いはずだと納得。

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2010年6月14日 (月)

フラッシュは不要

フランスに行ってきましたが、旅行記をアップするその前に。

ルーブル美術館は写真撮影ができる大らかさも好きなのだけど、フラッシュを焚く輩があまりに多いのが目に余った。
あんなにフラッシュ焚きまくったら美術品が傷むんじゃないかとヒヤヒヤするし、いずれ写真撮影そのものを禁止されかねず、非常に迷惑でもある。
もうね、フェルメールをフラッシュ焚いて撮るなよ~。
フラッシュが必要になるほど暗くしている部屋は撮影自体禁止だし、写真撮影を許可している展示室はじゅうぶんな明るさがあってフラッシュの必要なし。

以前、炎天下で写真を撮って「フラッシュちゃんと出た?」と聞いている中高年を見て呆然としたことがあるけれど、そういう「何がなんでもフラッシュを焚かなくてはならないと思っている人」は例外で、フラッシュを焚いてしまう人の多くは「止め方を知らないから」なんだろうと思う。

そこで思うのですが、カメラメーカーは出荷の際フラッシュ禁止の設定にしたらどうだろうか。
最近のデジカメは高性能なので、美術館以外でもフラッシュが必要になるシチュエーションは少ない。
教会の中などはフラッシュよりもインテリジェント高感度の機能を使うほうがずっと良い写真が撮れるし、どうしてもフラッシュを焚きたい人は自分で説明書を読んでフラッシュ可の設定にすればよいと思う。

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