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2010年6月29日 (火)

サンリスとシャンティイ

サンリスはガロ・ロマン時代に作られたカペー朝と縁が深い街。
古い街並みが残っており、中世の街並みはもとより好きだし、旅行の計画を立て始めた頃に「カペー朝―フランス王朝史1」を読んだことから行ってみたくなった。
が、なにしろ鉄道の駅がないし、ガイドブックにも載っていない。
そのため、ちょっと不安だったのだけど、SNCFのサイトを検索したら電車とバスの詳細な時刻表がわかったので「よし行こう」と決断。
SNCFのサイトはなんだかんだと親切である。

パリ北駅でサンリスまでの往復切符を購入。
窓口の人が「刻印忘れないでね」と、ここでも親切。「フランスで電車に乗る時は刻印を忘れちゃいけない」というのは肝に銘じていることではあるけど、それを言ってくれる気持ちがうれしいじゃないですか。

Chantilly-Gouvieux駅で電車を下車し、サンリス行きのバス停を探す・・・と、すぐに見つかった。
乗車の際、サンリスまでの切符を見せたら運転手が無料の切符を発券してくれた。
バスは乗客もまばらで、サンリスに到着した時は街中も人が少なく、とんでもない僻地に来てしまったのでは?と、ちょっと心細くなる。
でも大聖堂に行くと観光客のグループが先客でいて、お昼が近づくにつれて街も活気づいてきたのでホッとした。
普通に活気のある地方都市。
大聖堂近くの観光案内所の女の子は親切で日本語のパンフレットもありました。

Senlis_1

プロヴァンが中世の騎士道華やかなりし頃ならば、サンリスはもう少し素朴な雰囲気の街。
Senlis_3
Senlis_2

今はバス停になっている旧サンリス駅
Senlis_5


サンリスをひととおり見たら、次はシャンティイ城へ。
復路のバスも往路と同じバス停から出る。
運転手にSNCFの復路の切符を見せるとまた無料の切符を出してくれた。
行きのバスについては情報があったのだけど、帰りについては知らなかったので、こういうことかと納得。
来た道と逆のコースを辿って城の近くで下車。
シャンティイ城の敷地は広大で、門から城までもちょっとした距離です。

シャンティイ城のコンデ美術館は「お城の絵画室」みたいな感じかと思いきや、ラファエロが3点もあったりと本格的で、お城見学というよりは美術鑑賞。
ルーヴルにあると聞きつつ、未だ実物を見ていない「ガブリエル・デストレと姉妹」に良く似た絵があるなーと思ったら「浴室のガブリエル・デストレ」という絵もあって、教科書や歴史の本でなじみの各国の君主の肖像が一堂に会しているのは歴史好きにはうれしい。
ここのコレクションも日本なら美術館がいくつも立ちそう。

シャンティイって「お城の見える競馬場」のイメージだったけど、これからは「コンデ美術館がある場所」という認識に変わりそう。
なお、競馬場は非常に広大で、スタンド側から見えるお城は豆粒のよう。


昼食を城内のレストランでとろうと思ったら、行った時は閉店の時間だったので、街のクレープリーで「バターと砂糖のクレープ 自家製シャンティリークリームのせ」を食す。
高校生のたまり場になっていそうな感じの、町の庶民的なクレープ屋さんだったのだけど、シャンティリークリームもクレープはとても美味しかった。
「シャンティイでシャンティリークリームを」というささやかな目的も果たせたし、バターと砂糖の組み合わせはシンプルかつ絶妙な味。
「普通のお店が美味しい」というのが、とてもうれしい。

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