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2010年7月 4日 (日)

歴史劇の衣装

ドラマ「王立警察ニコラ・ル・フロック」の7~8話「謀略を奏でる旋律」に登場した女装の諜報員は実在の「デオンの騎士」ということで、まさに事実は小説より奇なり。
リアル・オルランドみたいな人が実在して、外交官をやっていたというのが面白い。


ところで、ドラマの中でニコラの恋人サティンがドレスを脱ぐ場面があったのだけど、「そっか、スカートは別なのか」とか「コート?とブラウスはつながっているのか」とか「前あきに見えないけど前あきなのか」とか、スカートを膨らませるための骨みたいなのがついてるのね、とかいろいろと興味深かった。
こういう衣装の構造を見るのが昔から無性に好き。

以前、麻美れいと白石加代子の「メアリー・ステュアート」の舞台(のテレビ放送)を見た時も、舞台上で白いネグリジェの上にスカートとボディス(っていうの?)と袖をつけてドレス姿に変わる場面が面白かったし、名前も思い出せない外国映画だけど、きれいなドレスを着たヒロインがスカートと袖の飾りとベストを脱いでネグリジェ姿になったのが面白くてワクワクした記憶がある。
昔見に行った「ゼッフィレリの衣装と絵コンテ展」も、「ロミオとジュリエット」や「オセロ」の衣装の袖を紐で結んだところが面白かったし。
装着したり取り外したり、というのが好きなのかも知れない。


同じくAXNミステリーで放送している「The Tudors」の衣装も豪華なんだけど、こちらは刺激的に見せようとするあまりか、考証やリアリティにちょっと疑問が。
良家の子女のドレスを脱がせたらいきなり裸だったのにはびっくりしたし。
少し前に読んだ「ファッションから名画を読む」によれば、当時のそれなりの階級の女性は白いリネンの下着を身につけていたはず。
「The Tudors」は、一時期の東映時代劇のような感じなので、日本の時代劇の「帯びといてクルクル~」みたいな感じを出そうとしたのかもしれないけど、いくらなんでもやりすぎ。
それでなくても不要不急の裸や濡れ場が多いわりに、ドキドキよりもギョッとすることが多くて、裸を見てギョッとするのはどうなのかなーと思わんでもない。

「The Tudors」は脚本家が「エリザベス」の人ということで多少のけれんみは覚悟しつつ、若き日のヘンリー8世を描くというので期待していたのだけど、結局キャサリン・オブ・アラゴンとの離婚問題が起こるあたりからだったので、ちょっとがっかりした。
ヘンリー8世が王太子になる前か、いっそヘンリー7世がボズワースの戦いでリチャード3世を破ったあたりから描いてくれたら、まさしく「Tudors」なのに。

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