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2010年8月16日 (月)

歸國

倉本聰脚本のドラマ「歸國」の大雑把な感想。
辛口であることを予めお断りしておきます。

ザッピングしながらなので細かい部分は見落としがあると思うけど、豪華キャストのわりにちょっとなーという内容。
出演者の演技はおおむね良かったし、夜の映像は美しかったけど、大看板の脚本がいろいろと残念だった。
終戦記念日に英霊たちが東京に現れるという設定はいいと思うのだけど、それをまったく活かせておらず、SFは約束事が大事なのにそのあたりがよくわからなかった。
最後の演説などは倉本聰の意見そのままだったけど、現代人を批判をしたいのなら、ただ一晩帰ってきただけの英霊に主張させずに、そういう趣向のドラマを書けばいい(見ないけどね)。
だいたい、いくらドラマとはいえ、たった一晩であんな大批判をするほどに現代の日本人の情報が得られるとは思えない。

それと、脚本として“普通に”稚拙。
石坂浩二演じる経済学者の描き方があまりにも極端で平面的だし、病院での少女の台詞の口調が時代錯誤で一体いつの時代?と思ってしまった。
まるっきり現代っ子の口調にしなくてもいいけど、もう少し落としどころというのがあるだろう。
倉本聰は子どもと接していないのか?

「北の国から」が好きでないので最近の倉本聰のドラマはまったく見ていないけど、以前は面白いドラマもたくさん書いていた。秀逸な脚色をした時もあった。
今回は富良野舞台のオリジナルドラマじゃないし(別に富良野に含むところはないけど)、以前の脚色の冴えみたいなものが見られるかなと思って見てみたのだけれど、思った以上にダメだった。
長いことインプットをせず、自分の世界で得意なことだけをしてくるとこうなる、という見本みたいな仕事ぶり。
年が年だから、といえばそれまでなんだけど。


翌日NHKで放送された「15歳の志願兵」の評判がよいけど見逃してしまった。
再放送してもらえないでしょうか。
できれば地上波で。

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