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2010年12月 6日 (月)

チャンネル銀河

引越しでスカパーからCATVへとテレビの視聴環境が変わり、視聴できるチャンネルも若干変わった。
チャンネル銀河が視聴可能となり、早速「街道をゆく」を見たのだけれど、「街道をゆく」は本放送当時にVHSに録画したものの、DVDに慣れるとビデオの画質を見るのは厳しいものがあって、また鮮明な画質で見ることができて幸せ。

NHKで「坂の上の雲」の第二部が始まって、渡辺謙のナレーションは、今の時点で望みうる最高のキャスティングだし、実際素晴らしいナレーションだと思うのだけど、「街道をゆく」の田村高廣の声を聞くと、「まことに小さな国が、開化期をむかえようとしている」を田村高廣で聞きたかったとないものねだりなことを考えてしまう。


1月からは大河ドラマ「毛利元就」が放送予定でこれも要チェック。
以前、時代劇専門チャンネルで放送された時は、まだ西島秀俊祭りが始まっていなかったので録画しなかったのだけど、今度は相合元綱の登場回を忘れずに録画しなくては。
なお、作品全体もここ近年のスイーツ大河とは比較にならないくらい骨太で見応えあり。
けれんみが強くてツッコミどころは多いけど。

龍馬伝が終わってみて、一昨年のムカツキ感や昨年の脱力感はなく、ドラマとしてはまあ良心的だったと思う。
特に配役は良かったし、役者の見せ場も多かった。
伊勢谷友介の高杉晋作は「このキャストで『花神』が見たい」と思ったほど。
ただ、徳川方の描き方がとにかく雑で陳腐で、歴史に興味のない脚本家が歴史を描く限界が見えてしまったのが残念な点。
大河ドラマの主役は歴史だから、どんなに歴史への関心以外のところでカバーしようとしてもカバーしきれない。

再来年の「平清盛」は松山ケンイチが主役に決まって、役作りと演技に期待できる配役。
以前にも書いたけど、脚本家が「梁塵秘抄」を引用する人なら期待できるかなーと思っている。
清盛以上に気になるのが後白河院のキャストだけど、誰になるんだろう。


来年の大河については、お江に扮した上野樹里の映像を見たけれど、思いのほか可愛くて、それが非常に残念。
なぜ残念なのかといえば、上野樹里がどんなに可愛らしくても、田渕久美子の脚本では歴史の描き方に一切期待できないため、視聴をパスする予定だからである。

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