大河ドラマをメシマズ用語で分類してみた
大河ドラマについて、以前にも同様の主旨のものを書いたことがあるけれど、「嫁のメシがまずい」のまとめサイトを見ていたら、ここ何年かの大河ドラマの脚本と演出の失敗に通じるものを感じたので、ちょっとメシマズ用語にあてはめてみた。
なお、「新選組!」と「風林火山」は個人的に満足しているので除きます。
カテゴリー1:
【カクセナス】 隠せない。隠し味が隠し味になっていない。むしろ主役級の破壊力を誇る。
【アレンジャー】 アレンジ。正しい料理を知っていながら、故意にアレンジをする。
「義経」の金子成人は「真田太平記」、「蝉時雨」、「剣客商売」などを手がけているので、間違いなく「正しい料理」を知っている人。
竹山洋も「菜の花の沖」はわりと良かったので、正しい作り方を知らないわけではないと思う。
カテゴリー2:
【ブキヨーモノ】 不器用者。純粋に不器用さのために調理に失敗する。
【ソコツモノ】 粗忽者。注意力不足・思慮不足のために調理に失敗する。
【イイカゲーン】 いいかげん。アバウトな性格のために調理に失敗する。
最初のうちは作為を感じなかったため寛大な気持ちでみていました。
途中から「故意じゃないとしても許せない」に変わったけど。
カテゴリー3:
【モノシラズ】 物しらず。正しい元の料理・材料・調理法を知らないのにチャレンジし似ても似つかないものを作る。
天地人、龍馬伝「龍馬伝」は、不味くはなかったけど、脚本家が正しい調理法を知っていたら、もっと美味しくできた素材だと思う。
カテゴリー4:
【カンチガーイ】 勘違い。
【ヘンショッカー】 偏食家。
カテゴリー5
【ジブンクワナイ】 自分は食べない。
【アジミネーゼ】 味見しない。
【ミタメジューシー】 見た目重視。味や安全より、見た目重視のドリーマー。彩り命。
「篤姫」と「江」はカテゴリー5に加えて、2~3の要素もあわせもっていると思う。
アレンジもしているけれど、脚本家が正しい料理を知っているとは思えず、【アレンジャー】の定義からははずれるため除外。
参考:
http://sabacurry1.wiki.fc2.com/
【アレンジャー】と【モノシラズ】は心がけ次第だけど、それ以外はつける薬がない気がする。
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