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2011年4月

2011年4月18日 (月)

新・平家物語

時代劇専門チャンネルで「新・平家物語・総集編」を視聴。

主演の仲代達矢、これ以降大河に出ていないという山崎努を見るだけでも眼福で、主演級以外の俳優が意外な顔ぶれで、それもまた楽し。
清盛の弟・経盛に古谷一行、その少年時代が郷ひろみ。
源頼朝の助命を嘆願する頼盛が山本學。
源頼朝は高橋幸治で、色男ぶりと策士ぶりで「草燃える」の石坂浩二と甲乙つけがたい。
「天と地と」の謙信と信玄は2人とも頼朝を演じていたのか。
左大臣頼長は故・成田三樹夫で、ほんとに公家役が似合う。
襲撃されて「誰か、ここへ来て我を助けよ」って言うんだけど、守って欲しいのに命令形というのが妙にツボ。
崇徳院が田村正和、以仁王が北大路欣也、高倉天皇は片岡孝夫(現・仁左衛門)。

総集編で歴史的イベント中心にまとめたためか、女優陣の登場場面が少なめだけど、さすがに二位の尼、建礼門院、常盤御前の登場シーンは多かった。
若い頃の中村玉緒は今で言えば松たかこのような存在で、二位の尼は「こういうのが賢妻っていうのよね」と思うし、賢さが鼻につかない。
建礼門院徳子は美貌といい物腰といい「これぞお姫様」で、この時の佐久間良子は大河ドラマ史上でも5本の指に入るであろう美しさだと思う。
泣き顔も美しくて、くしゃくしゃ顔を崩さないけど、でも感情は伝わってくる。
ちなみに五本の指の四本をあげるなら、夏目雅子(全出演作)、松坂慶子(国盗り物語、元禄太平記)、吉永小百合(風と雲と虹と)、後藤久美子(独眼竜政宗)。
若尾文子は美しいのはもちろん、ソフトバンクの「次郎の母」もあまり変わっていないように見えるのがすごいっす。
北条政子を栗原小巻が演じていて、一見楚々とした美女なのに気が強く、策士の頼朝と良いコンビという、「草燃える」の岩下志麻(気が強そうな外見なのに情にもろい)とは逆のアプローチで面白かった。

原作の語調をとりいれた名調子の台詞を名優たちが語るのを聴いているだけでも心地よく、登場人物たちへの目線、描写、俳優の演技、衣装etc.から大河ドラマの雰囲気が馥郁と感じられて、永らく大河ドラマを見続けてきた人たちは、こういうのを見て好きになったんだよ、と今年の大河ドラマのスタッフに言い聞かせたい。


* * *
「新・平家物語 総集編」は、月末にNHKのBSプレミアムでも放送されるようで、その時は仲代達矢と松山ケンイチのインタビューもあわせて流れるとのこと。
「新・平家物語」になんらかのコメントを寄せる以上は、松山ケンイチは少なくとも「新・平家物語」を見たうえで「平清盛」の撮影に臨むということで、NHKのスタッフもそれを期待しているのだと思われる。
仲代達矢の演技を見たらいい加減な演技などできないだろうし、主演俳優の準備を一蹴した一昨年の大河、「大河ドラマを見たことがない」と言って憚らない主演女優を選んだ今年の大河よりは、はるかに期待が持てる気がする。

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2011年4月16日 (土)

ニュースより

先日の報道ステーションで、解説の人が「チェルノブイリもスリーマイルも非常に限定された土地の名前なのに、福島の原発は名前があまりにも広義すぎ、それが風評被害にもつながっている」という主旨のことを言っていた。
他の発言については感心しなかったものの、これについては「なるほど」と思った。
確かに、チェルノブイリは忌まわしい記憶になっているけど、周辺の地名に悪いイメージは持っておらず、福島の原発がもっと限定された名称だったら、離れた地域の風評被害はある程度食い止められた可能性がある。
もちろん、ちょっと調べればどこと隣接しているとか、どこと近いということはわかるけど、それを調べるくらいの人は今だって風評の影響は受けていないはず。
問題は詳しい地理も知ろうとしないままイメージで怖がる人たち。

遅きに失した感はあるけれど、今からでも違う呼び方をしたら良いのに。
原発関連のニュースで福島を連呼しなくなるだけでも多少は印象が違ってくるかもしれないし。
今さら町名はしのびないものがあるから、何か記号みたいなので呼ぶとか。


* * *
シドニー五輪金メダリストの高橋尚子が被災地を訪問して、一緒にストレッチをしたというニュースを見たけど、これはいいですね。
健康のためにもいいし、気分転換にもなるし。


* * *
杉良太郎に続き、石原軍団も大規模炊き出し。
印税が材料費の足しになるかしらと思ってiTune Storeをチェックしてみたけど、杉良太郎も石原祐次郎もiTune Storeにはないのですね。
渡哲也も舘ひろしも見つからなかったので、西部警察のテーマをダウンロードすることにした。
CDを買えばいいことだけど、数曲をネットでダウンロードするのは気軽にできても、守備範囲ではない音楽CDを買うのは、いかに非常時といえども葛藤があるんである。

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2011年4月13日 (水)

6日の菖蒲、10日の菊

政権「さらなる災禍招く」=小沢氏、首相の震災対応を批判
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011041300455

言ってることは正論なんだけど、「オマエが言うな」である。
それと、今更言うな。
この一ヶ月間息を潜めて自分は何をしていたんでしょうか。

党員資格停止中でも、地元のために行動することはできたはずなのに、地元の支援に奔走していたという話は一切聞こえてこない。
なお、「目立たないように行動していた」などという言い訳は認めない。
国会議員の仕事は「目立たないように善行を施す」ことではないし、まして非常時。
パフォーマンスだろうがなんだろうが動いてなんぼ。
「小沢一郎は政局以外に関心がなく、地元のためにすら汗水流さない」ことが改めてよくわかった一ヶ月だった。

少し前なら「菅じゃなくて小沢が首相だったら」と思ったかもしれないけど、今は微塵も思わない。
思い起こせば、中越地震も阪神・淡路大震災も、小沢一郎が被災地のためになにかしたという記憶がなく、「いざという時はやるだろう」と思わせておいて、その実なにもしないのが小沢一郎。
大災害の時が「いざ」でなくていつが「いざ」なんだかって話だし。

それにしても、なんで他人事?
菅首相といい、民主党議員に顕著な当事者意識の欠如ってなんなんだろう。

* * *

民主党政権が無能なのは民主党の責任だけど、一昨年の選挙で民主党支持を表明していた人たちがまるで「なかったこと」のように政府を批判しているのもなんだかなーと思う。
いえ、擁護しろとは決して思わないけど、自分の判断が間違っていたことへの反省が一言くらいあっても罰は当るまいと思うんである。
特にマスゴミは。


まともな人材が見当たらない民主党政権の中で、説明したばかりのことを記者に質問されても、キレたりせずに冷静に穏やかに回答する枝野官房長官のスポークスマンとしての能力は、唯一高く評価している。
ただし、自民党の歴代の官房長官は普通にできていたことだし、前任者の仙谷が国民の神経を逆撫でしまくったから、それと比較してよく思える、というのもあるけど。

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2011年4月12日 (火)

今度はiPod Touchでフランス語

iPod Touchを買いました。
週末は使い方を覚えたり、アプリを入れたりして過ごしたけど、予想以上にいろいろ使えて楽しい。

「指さし会話フランス」(DS版が出るのを待ち望んでいた)と「フランス語三昧IP」のアプリがあったので、早速インストールしてみた。
これまではDSのソフトを差し替えたり、iPodと持ち替えたりしていたことを、アプリの切り替え一つで出来てしまう。
「指さし会話」はLite版が無料なので、中・伊・西・独も入れました。
青空文庫を読めるのもうれしい。
がっつり読書するなら紙のほうが好きだけど、古典的な作品をささっとダウンロードして手軽に持ち歩けるのはありがたい。
翻訳モノの訳はかなり古いけど、これはこれで味わいがあると言えなくもない。

もう一つ、強力に役立ちそうなのが旅行。
これまではいちいち入力して携帯にメールで送っていた旅行用のメモも、PDF化すればそのまま見られるし、地図も入れておける。


iPodは音楽観賞用という思い込みから、発売当初は大きさゆえに興味がわかず。
でも、iPhone用の懐中電灯アプリの情報を見かけて、アプリを入れるといろいろ使えるのかと心が動いた。
もちろんそれだけでは購入動機としては弱いのだけど、おりしもiPod nanoで見ていた語学学習のテキストや歌詞の文字のサイズが辛くなってきたところ。
表示文字が大きくて、かつ、アプリで用途が広がるのなら一石二鳥じゃないかと購入意欲が高まった。
iPhoneとiPod Touchのどちらにするかを考えた結果、iPod Touchを選択。
携帯電話の機能には満足していてスマートフォンに変える必要性は感じないし、必要なデータは家の無線LANでダウンロードできるし、オフラインで使えるアプリのほうにより魅力を感じたのが選択の理由。


なお、iPod Touch閲覧用に文書を作成する場合、用紙サイズはA5、文字サイズ14~16ptくらいが良いようです。

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2011年4月11日 (月)

Wii フィットネスパーティ

3月はじめに購入して節電のため控えていたのを、夏までは極端な節電の必要はなさそうなので再開。
階下に響くといけないので、ヨガマットを二枚重ねて、ステップなどは控えめに。
上半身だけでもかなりの運動になる。
Wii Fitの運動量が物足りない人には良いと思う。

しっかり運動できるという点ではパーソナルトレーナーも良かったのだけど、レッグストラップの着脱が難だった。
フィットネスパーティはリモコンとバランスボードで運動できるのでその点で面倒がないし、両手で運動するためにリモコンを一つ買い足したけど、それだけの価値はあった。

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2011年4月 8日 (金)

日暮れ前に泣け

落ち込んだ時は、笑う前に泣くことも大切なので、被災した子どもたちにごんぎつねを読んであげたいというつぶやきがあったと人伝に聞いて、心より賛同。
ただし、絶対に号泣してしまうので、自分では朗読できないけど。

70歳超えの親戚が、毎日震災関連のテレビを見ていたら抑うつ状態になってしまったらしく、そういう時は散歩が効果的だけど、若い頃から徒歩10分の距離にタクシーを使うくらいに運動嫌いな人なのでなかなか難しい。
80歳半ばの祖母は、録り貯めていた2時間サスペンスを見て気を紛らわせていたけれど、そろそろ録画タイトルが尽きてきて、今の番組編成では祖母が見たい番組がないというので、ケーブルテレビかスカパーの視聴を勧めておいた。
かくいう私も、原発の心配が最高潮の時には外国のミステリードラマにずいぶん救われた気がする。
現実に起っていることは心配だけど、だからといって何を出来るわけでもないし、気分転換も必要だなと。
ありがとう、モース、ルイス、バーナビー、ダルジール、パスコー。

ミステリーで気分転換をはかる一方で「アンの娘リラ」を読み返したりもした。
戦争と災害は違うけど、銃後の人たちの物語という点で今の自分が置かれた状況に重なるところがあるかなと。
小説を読んだり映画を見たりというのは、現実に起った出来事との距離をとりなおすために役に立つ気がする。

涙を流すことが必要な時に頼るもの一覧

--音楽--
エレーン(中島みゆき)
オン・マイ・オウン(島田歌穂)

--本--
ごんぎつね
赤毛のアン(マシュウが亡くなる前夜)
アンの愛情(マリラの述回)
アンの娘リラ(出征前のウォルターの言葉)
鶯ばか(赤髭診療譚より)

--映画--
赤ひげ
ネバーランド
ロミオとジュリエット

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Golden Slumber ~ Carry That Weight

Golden SlumberとCarry That Weightは続けて聴きたいのに、iPodの設定をシャッフルにしているとばらばらになってしまうのが悩みの種。
いっそつないでしまおうか。
「子守唄を唄ってあげよう」という歌詞のすぐ後に「Boy, you're gonna carry that weight」と続くシニカルさが好きで、なぜだか元気がでる。

* * *

3月の数日間は、黙示録を読むような思いで原発の作業の推移を見守った。
今は日常に戻って、他のことに関心が向いている。
ネットで放射線量をチェックするのは日課だし、福島第1原発をめぐる状況は依然として厳しいことはわかっているけど、一ついえるのは最悪の予測もまた事実とは限らない、ということ。
今必要なのは、最悪の事態を想定した悲愴な決意ではなく、不安定さの中でバランスを保ちつづける覚悟なんだと思う。

* * *

電力の恩恵は享受してきたし、今こうしてブログを更新していることからも、原発の全否定は天に向かって唾を吐く行為になってしまうし、千年に一度の津波に備えていなかったことまでは責めようとは思わない。
備えていれば良かったのにとは思うけど。
原発が津波で被害を受けたところまでは天災で、その後の事態は民主党と東電による人災だと思う。
でも、そのことを糾弾するのはもう少し先になってから。
被災地への支援物資が行き渡らないことについては即刻糾弾すべきだけど。

* * *

自民党議員が風評被害を受けた野菜を食べたという記事をいくつか見た。
一昨年の選挙の際、「自民党以外ならどこでも」という意見も目にしたりしたし、民主党を支持した人の中には自民党の「泥臭さ」を嫌った人が少なからずいたように思う。
私自身が泥臭いのが好きかといえばそうともいえないけど、時には泥臭さとかベタなことが必要になることもあるんだなーと思う。

現地に足を運んでの支援活動には規模の大小を問わず頭が下がるけど、とりわけ杉良太郎は物量と支援物資のチョイスの確かさもさることながらノウハウの蓄積もすごいと思う。
炊き出しの材料の下ごしらえに費やした労力もたいへんなものだろうし、気持ちだけあっても手際が悪かったりノロノロしてはやっていられない。
避難所にプラスチックや紙の間仕切りを無償提供されているというニュースも見たけど、これも心利いた支援。
去年、イチローが「不振を乗り越えるのは技術」といっていたのを「技術=抽象的ではない、具体的な何か」と解釈したのだけど、こういう場合に力になるのも同じだなと思う。

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2011年4月 1日 (金)

こういう時にも夢とか口にする菅総理のノー天気さにイラッときて、ふとこの曲を思い出した。
http://www.youtube.com/watch?v=QMRDR-bj6cw

夢を持つのは良いことだけど、一国の首相が今この時期に語ること・すべきことはそれじゃない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110401-00000587-san-pol

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プロフェッショナル

杉良太郎、車両12台で宮城へ 大規模な炊き出し&物資配布で被災地支援
http://life.oricon.co.jp/86142/full/?from_todaysnews

支援物資の量もすごいけど、入れ歯洗浄剤500個、歯みがきセット1万セット、だるまストーブ21台という品目に想像力と被災者への心遣いを感じる。

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Jヴィレッジ

Jヴィレッジといえばサッカーファンには馴染みのある施設で、そこが東電絡みで取り沙汰されていることには複雑な思い。
現在、Jヴィレッジは原発への放水や汚染水の除去に従事する自衛隊・消防隊の拠点となっているけれど、それについて週刊文春2011年4月7日号に信じられない記事が載っていた。
Jヴィレッジの客室には鍵がかけられて、自衛隊や消防隊の人たちが作業を終えて戻ってきても、シャワーも使えず、食堂での雑魚寝を強いられているという。
居心地の良い環境を提供できる施設を持ちながら、命がけの作業をしている人たちにそれを使わせないって、これが事実なら怒り心頭である。
原発から20kmの位置にあるJヴィレッジが、この先これまでどおり使えるようになるとは思えないし、もしも使えるようになるとしたら、それは今命がけで作業している人たちあってのことじゃないですか。

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