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2011年5月 5日 (木)

無謀な賭けか果敢な挑戦か、再び

Mr.サンデーが安藤美姫のフリーのリプレイでモロゾフ映像をたっぷり見せてくれたのはGJだけど、司会者がマオちゃんマオちゃんうるさくて辟易した。
「ダメでも大技に挑戦することを評価したい」とか、そういう擁護が件の選手をどんどんスポイルしてしまったのに。
彼女のこれまでの言動を鑑みるに、他人の賞賛を120%真に受けるタイプなので、過度な擁護はむしろ害になるだけだと思う。
一部の、綿密な作戦や安全策を低く見て、無謀な挑戦を持ち上げる風潮にも危うさを感じる。

本人以外はわからないくらいの調子の上下なら、大技に挑むことを「果敢」と評価してもいいけれど、げっそりとして見るからに筋力が落ちたとわかる状態で挑戦するのは無謀以外の何物でもなく、スタミナが取柄の選手なのにフリーは明らかにガス欠になっていた。
マスゴミは3Aの失敗のみをとりあげるけど、他のジャンプも良くなかったし、スピンもステップも精彩を欠いていた。

体調管理の失敗と無謀な賭けとえばトリノ五輪の安藤美姫と似た状況で、あの頃の安藤はあまりにも「普通の女の子」で、こういうタイプの子がいろいろな誘惑を撥ね退けてスケート一筋に打ち込むのは難しいんじゃないかと思ったこともあった。
良き指導者を得たことで、彼女の素直さや多感さ、女の子らしさが良い方向に活かされたけど。
信頼と努力の賜物。

一方、6位の選手にも当然のことながら復活のチャンスはある。
もともとの身体能力は高いのだから、少なくとも半年くらいは100%コーチの言うとおりにするくらいの覚悟で臨めば可能性はまだあると思う・・・と前にも同じようなことを言った気がするけど、問題は「コーチの指導を素直に受け入れる」という、他の選手なら誰でもやっていることが彼女にとってとてつもなく高いハードルであるらしく、一時的には従っても長続きせずに自己流に戻ってしまうこと。
以前は、矯正に取り組めないのは周辺の事情によるものかと思っていたけど、最近の言動や報道を見るにつけ、選手自身の性格が一番大きな原因なんだと思うようになった。
二度の世界選手権優勝と五輪の銀メダルは熱血少年スポ根漫画みたいな部分が幸いしたともいえるけど、今はむしろそれが成長を阻んでいる。

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