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2011年6月

2011年6月29日 (水)

小同大異

ほぼ日で連載していた「ふんばろう東日本プロジェクト 西條剛央さんのすんごいアイディア」。
目からウロコのアイディアがいろいろと語られているんだけど、どれも地に足が着いた具体性のある話ばかり。
優れたアイディアというのは、観察力・分析力・想像力、それと生活に根ざした経験値が揃ってこそ生まれるものなのだなと思う。

で、それらはまさしく菅首相に致命的に欠けているものでもある。
首相がなすべきは大局の判断なので、そもそも具体的なアイディアを出す必要はないのだけど、その必要とされないことをしながら、出してきたアイデアが具体性の乏しい絵空事で、タイミングも最悪というのが頭が痛い。
避難所に支援物資も届かない時期に「ドイツの田園エコタウン構想」なんて、その最たるもの。


麻生元首相の時の「麻生おろし」の時、「非常時に政権が変わるのは好ましくない」と思ったけれど、それを今の菅政権に当てはめて考えるのは大間違い。
麻生政権に対する不満は、世論の誘導を狙ったマスゴミの揚げ足とりを除くと、「もどかしさ」だったと思う。
想定外の事態が起った時に、即効性のある対策などそうそう思いつけるものではなく、それでも麻生政権はリーマンショックに対して、少しずつ有効な手を打っていた。
で、菅政権に対して感じるのは、もっと根の深い絶望感なので、「もどかしさ」などという生易しいものとは断じて違う。

現在ほぼ日に掲載中の周防監督・草刈民代夫妻のインタビューは、面白いんだけどちょっと複雑でもある。
語られているバレエ界の事情や、草刈民代がバレエのために、夫が驚くほど節制を重ねて体を作ってきたこと、草刈民代にプロデューサーの資質があることはそのとおりなんだろうと思う。
バレリーナとしての体づくりの努力は凡人には真似できないし、「努力を続けることも才能」という考え方でいけば、ものすごい才能といえる。
だから、草刈民代が「バレエも踊れる美人プロデューサー」とかなら素直に「すごい」と思えるのだけど、「日本を代表するバレリーナ」となると考えてしまうんである。
森下洋子、吉田都、熊川哲也といった人たちとは一線を画して考えざるを得ないから。
一線どころか、実力の差は大河ほどの隔たりがある。
インタビューを読んでいると、ご当人は前述の人たちと自分を同列に考えているように感じられて、そこにもやもやしてしまった。
自分の実力を自覚したうえで、容姿とか華やかさとか、自分の長所を生かしてバレエの間口を広げる役割を果たしているのだったらそれは素晴らしいことだと思うけど、どうもそうじゃないみたいで。

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2011年6月27日 (月)

幸せの足元

日常生活の安心とか安定って、小さなことの積み重ねだよねーと実感するハプニングが続いて発生。

1件目:
会員になっている施設のフロントに「DMが戻ってきたんですけど・・・」と言われたことから、去年の11月に手続きしたはずの住所変更がされていなかったことが判明。
しかたがないので、その場で新たに住所変更届を出したのだけど、次回利用時にまたしても「DMが戻ってきたんですけど」と。
念のために住所変更がシステムに反映されているかどうかも含めて確認したら、住所変更は終わっていて、DMの件は伝言メモの消し忘れだった。
カード会社と施設の住所変更届が兼用になっていて、コピーをとらずに送ってしまったものと思われる。
書式そのものの不備と人為的ミスが招いた事態。
それと、郵便局には転居届を出してあるけど、郵便以外を使われるといかんともしがたいです。

2件目:
アマゾンで期日指定便でお買い物。
いつもは迅速なク●ネコが一時間経過しても持ってこないので、アマゾンとク●ネコの配送状況をネットでチェックしたら表示が「配達店で保管」のまま。
変だなと思いつつさらに待ったけど、予定の2時間を過ぎても荷物がこないので、配送センターにクレームの電話をし、およそ50分遅れで受け取った。
たぶんドライバーが荷物を持って出るのを忘れたものと思われる。
電話をしてから配送状況をチェックしたら、表示が「配達中」に変わっていたので、ク●ネコの荷物の追跡システムが極めて正確に稼働していることはわかったので、次回からは配達予定時間になっても「配達店に保管」が表示されていたら、即電話をすることにした。

配達を忘れられるのは困るんだけど、システムがちゃんとしていれば自衛の策は立てられる、という例かも。

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砂肝のコンフィ

これまでにも何度か旅先で食べた料理を家で再現したことがありました。
シチリアのイワシとトマトのパスタ
トルコのライスプディング
フランスのニンジンのサラダ、山羊のチーズのサラダ など。

そしてこのたび砂肝のコンフィに挑戦。
ボルドーで食べたサラダに入っていた砂肝のコンフィが美味しかったので。
一瞬の火加減が勝負!みたいな料理は苦手というか出来ないけれど、下ごしらえをしてじっくり煮るタイプの料理はまあなんとか。
キッチン鋏を活用するようになってから、砂肝やレバーの下ごしらえがとても楽。
ローリエ・ローズマリー・塩・胡椒をまぶして一晩おいた砂肝を、ガスコンロで油の温度を80℃になるまで煮て、それからオーブンに移して110℃で約2時間加熱する。
コンロからオーブンに移すタイミングを決めるのに、料理用の温度計を使用。
長いこと「煮立っているかどうか」でアバウトに判断するかヘルシオの機能におまかせしてきたけれど、ようやく料理の温度管理の大切さに目覚めた私。

コンフィは、以前鶏のを作ってみたことがあって、できばえとしては悪くなかったと思うけど、鶏をコンフィにする必然的な理由は見出せなかった。
でも、砂肝をコンフィにする理由ならある。
コリコリした砂肝は日本酒や焼酎にあうけれど、コンフィにするとワインに合う。

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2011年6月23日 (木)

再来年の大河ドラマ

鬼が腹を抱えてそうな話題だけど、再来年の大河ドラマは主人公が新島襄の妻八重で主演は綾瀬はるかに決定、とのこと。
すごく興味がある題材ではないけれど、近代路線のように積極的に避けるジャンルでもないので、見るかどうかは料理のしかた次第。
綾瀬はるかは幕末から明治の衣装は似合うし着物の所作OK、アクションも出来るから「洋式銃を手に戦う」という設定も難なくこなせ、もともとの動きがきれいだから男勝りの役も嫌味がないはず。
男勝りの設定を演じて「がさつ」に見えるか否かは、その人本来の所作によるところが大きいというのが自論だったりする。宝塚の男役出身の人は、みな動きがきれいだし。
顔のパーツの配置のバランスが良いことを「美人」と定義するならば、綾瀬はるかは美人ではなく、どちらかというとファニーフェイスなのだけど、鼻筋が通って肌がきれいなのと表情や物腰がきれいなので美人だと思わせる。
それとは逆に、上野樹里は顔立ちは紛れもなく美人だけど、美人の印象が薄いのは表情と物腰のせいだと思う。

脚本は「ゲゲゲの女房」を書いた人で時代劇の経験が豊富らしいので、主演女優と脚本には期待が持てそう。

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一つ不安なのはプロデューサーが天地人の人であること。
天地人の出来の悪さの原因は脚本家の能力不足はもちろんのこと、プロデューサーの勘違いも大きかったから。
小栗旬の三成・笹野高史の秀吉・深田恭子の淀を見るために一時的に視聴復活したりした分、天地人のほうが石坂浩二の利休すら見る気にならない「江」よりはマシだった。
まあ、丙と丁どっちがマシかという話ですが。


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2011年6月16日 (木)

週刊文春6月23日号

週刊文春に載っていた「江」の脚本家のスキャンダル記事を読みました。
元秘書への給料未払いとパワハラも事実だとすれば酷い話だけど、当事者同士で解決してくれという話でもあるし、テレビで一目見るなり虫酸が走るほどの嫌悪を感じた私としては、下で働こうと思えたことが不思議である。

視聴者として許しがたいのは「篤姫」で原作者よりも先に名前を出すよう要求したことで、これを本人が悪びれることなく認めているのに開いた口がふさがらない。
な・に・さ・ま
天璋院篤姫という女性を世間一般に知らしめたのは紛れもなく宮尾登美子の原作で、出版された当時ベストセラーになったし、ドラマ化もされた。
「篤姫」の企画段階においては、「脚本は田渕久美子?、誰それ?」で、宮尾登美子のネームバリュー頼みであったはず。
個人的には宮尾登美子の歴史の捉え方・描き方はさほど好みではないけれど、「天璋院篤姫」という小説が、心理描写の細やかな骨組みのしっかりした話であることは確か。
知名度からいっても、作品の質からいっても宮尾登美子に敬意をはらって然るべきなのに、自分の名前を先に出そうって、傲岸不遜というかなんというか。
モノの価値がわからないにもほどがある。
この要求はさすがにNHKも断ったそうだけど、NHKの田渕久美子の厚遇ぶりは非常に不可解。
高視聴率だったとはいえ、大河ドラマとしては「篤姫」は到底質の高いドラマとはいえなかったし、「江」に至っては、あらすじを読むだけでゲンナリするけど、プロデューサーも現場のスタッフも、あの脚本を読んで酷いと思わないんだろうか。
民放のドラマでも、あのレベルの脚本を採用したら、プロデューサーの進退問題に発展すると思うのだけど。

最低最悪の脚本を書いている人間がのさばっているのに、醜聞記事でもないと視聴者は溜飲を下げられない、そのことが一番腹立たしい。

文春には他に上野樹里の「言いたいホーダイ」100%全開語録という記事も載っていて、上野樹里がエキセントリックで、周囲にワガママと受け取られる行動をしているのは、まあ事実なんだろうとは思う。
ただ、釈然としないのは、上野樹里の言動については、以前からネタにされることが多く、大河ドラマの放送が始まってからも、演技も含めて何度もバッシングされているのに、訴訟沙汰にまでなっている田渕久美子のソレはあまり表に出てこなかったこと。
言動だけをとっても、上野樹里はまだ「若気の至り」で済むけど、田渕久美子は噴飯モノなのに。

それと、上野樹里が批判されている内容にもよくわからない点がある。
「先輩俳優の収録は見学しないのが不文律なのに、見学する」については、鬼の首をとったような書きようのわりにどこが悪いのかピンとこない。
「先輩の収録は見ない」という不文律が、芸能界全般のものなのか大河ドラマのローカルルールなのかによって印象は違ってくるし、「あの人は自分の出番じゃない時も現場にいるんですよ」って、映画関連では、むしろ好意的なエピソードとして語られることが多く、一般社会においても「先輩の仕事を見学する」というのは褒められこそすれ非難はされない。
「見学を遠慮すること」が「芸能界の掟」なら、映画撮影の好意的なエピソードとして出てくることがおかしいし、大河ドラマの現場のローカルルールだとしたら「初出演・初主演」なんだから教えなければわかるはずもなく、「気が散って困る」というのなら、その場にいるディレクターとか、気が散るという先輩俳優自身か、その関係者が注意すればいいと思う。
それで耳を貸さないようなら、そりゃ問題だと思うけど、記事からは誰かが注意したようには読み取れない。

沢尻エリカの騒動の時にも思ったけど、若手が奇矯なことをすると、遠まきに面白がって増長させ、決定的な失敗をすると満を持してたたき出す、という風潮はどうにかならないものか。
マスゴミはそんなものだとしても、周囲がなんで増長する前に叱らないのかと思う。
公私共に勘違いして暴走した沢尻エリカの場合は自滅みたいなものだし、周囲も止めようがなかったのだろうけど、上野樹里は真面目に女優業に勤しんでいるのだし、これでつぶれたりするのはもったいない。
誰かうまく導いてやれよと思う。


それから、小林信彦が映画「ばかもの」の感想を載せていて、もともと女優好きの人だから感想が内田有紀に偏るのは仕方なく、成宮君の演技への言及は少ないけど、一応褒めているんだろうと解釈した。

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2011年6月13日 (月)

プチ・ロワイヤル仏和・和仏辞典(iPod touch用)

プチ・ロワイヤル仏和・和仏辞典をiPod touchに入れてみたら、これがものすごく使いやすい。
操作性も良いし語彙も豊富。
安い辞書も価格なりにはリーズナブルだと自分を納得させていたけど、価格の差=語彙の数及び使いやすさの差であることを実感している。
辞書にお金を惜しまないのは語学学習の基本でもあるのに、なぜこれを旅行前に入れておかなかったのかと後悔しきり。
6000円という価格に躊躇したのだけど、思えば電子辞書を買い換えるよりはずっと安いし、持っている電子辞書は旧式の音声の出ないタイプで辞書の版も古く、躊躇する理由はなかったんであった。

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2011年6月 9日 (木)

普段着のフランス料理

パリで夕食に行く店は決まっていて、シャルティエかホテル近くのカフェに行く。
または、ワインとサンドウイッチと惣菜を買ってホテルで食べるか。

行く店も決まっているけど、注文する料理も大体決まっていて、シャルティエではエスカルゴと牛肉のタルタル、そしてワイン。
カフェでは仔牛のエスカロープのグリルとビール。
いずれも高級な料理ではないけれど、日本で食べようとすると微妙に高くつく料理。
それを本当に気軽に食べられるのがうれしい。

なお、ブログや掲示板でのシャルティエの味の評価は賛否両論だけど、エスカルゴと牛肉のタルタルに関しては他と比較しても美味しいと思う。
逆に言うと、エスカルゴとタルタルが嫌いな人にはシャルティエは勧めません。
ワインが好きじゃない人も楽しくないかも。

初めてエスカルゴを食べたのは、今はなき銀座のピルゼンだったのだけど、そういえば、ピルゼンも安くて美味しいけど、容赦なく相席になる店だった。


シャルティエはガイドブックに載っている超有名店なので7時をまわると混むけど、6時前なら並ばずに入れる。
以前はラベルのついたワインを頼むとグラスを持ってくるけれど、テーブルワインを注文した場合は水用のグラス(テーブルに置いてある)で飲むことになっていたのが、テーブルには水用のグラスと共にワイングラスが予め置かれていて、微妙にサービスが向上。
http://www.restaurant-chartier.com/www/visit/atable.php


何度も足を運ぶかどうかを左右するのは、値段はもちろんのこと、肩がこらないこと、ホテルから徒歩圏であること、料理の味がシンプルで余計な味がついていないこと、塩味が濃すぎないこと。
一週間程度の旅行なら毎日肉でも平気だし、和食が恋しくなったりはしないけど、塩味がきついのはかなり苦手。
ボルドーのサラダは全般的にこってり系で量も多かったけど、なんだかんだと完食出来たのは、塩加減が良かったことも大きかった。


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いつも参考にさせてもらっている掲示板で、パリのカフェで「日本語のメニューないの?」と言っている日本人観光客の目撃談を見かけたけど、英語ならまだしも日本語って。
そういう人がなぜ海外旅行をしようと思うのか不思議である。

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ルーブルのコールスロー

パリ最終日。
帰国便は夜便のため、ほとんど丸1日時間があるけれど、だからといって遠出は危険なので美術館巡り。
巡りといっても、コースはロダン美術館→オルセー美術館→ルーブル美術館の三箇所ですが。
前日購入したミュージアム・パスはオルセーとルーブルに入場する際に多大な効果を発揮した。
ミュージアムパスで金銭的に元をとるのは実はけっこうたいへん。
でも、時間と労力の節約にはほんとに役に立つと思う。

メトロのサン・ラザール駅のホームで、フランス語と英語に続いて日本語のアナウンスが流れたので驚いた。
「ヘッドホンステレオを装着してホームを歩く時は安全に気をつけてね」という内容だったかな。
ツンデレなパリが好きなので、日本語のアナウンスはうれしいようなさびしいような。
それにしても、こういうアナウンスがあるということは、該当する日本人が多いということだろうけど、ヘッドホンステレオを聴きながら歩くのは洋の東西を問わず危険だし、まして日本語で呼びかけないといけない人が外国の街でそれをするとなると、これは最早命知らず。

オルセー美術館ではミュージアム・パスを持っていても10分以上並ばされたけど、荷物チェックに時間がかかったのがその理由。
係員による目視と金属探知ゲートの二本立てのチェックで、カバンを開けさせてかなり念入りに調べていたけど、いっそX線を導入すれば良いのに。
安全のために慎重を期すのは良いんだけど、数年前に夜間に侵入を許してモネに傷をつけられたことを思うと、どうなのよと思わないでもない。
一方、ルーブルは、ミュージアム・パス専用の入口が閉鎖されていたため、ピラミッドから入場したけれど、パス保持者の列は荷物チェックも省略でスイスイ。
というか、その後もミュージアム・パス保持者用のラインは利用者が少なかった(カフェの窓から観察)。
「オルセーに行く人は美術鑑賞目的なのでミュージアム・パスの存在を知っている人が多いけど、ルーブルに来るのは大半が観光客なので、パスの存在を知らないのではないか」と勝手に分析。

昼食の時間なので、入場すると即リシュリュー翼のカフェに向かい、クラブハウスサンドウィッチとビールを注文。
運ばれてきた料理は、付け合せのコールスローがレタスとマーシュに変わっているし、サンドウィッチも違うし。
昨年来た時は違う料理を頼んだために気づかなかったのだけど、「経営が変わったんだ」とここで気づく。
今回食べたサンドウィッチも美味しかったけど、前のコールスローはコールスローが大して好きじゃない私も美味しいと思う味だったので、それが食べられなくなったことは残念である。

食事を済ますと、まずは恒例のグランドギャラリーへ。
これまでモナリザ以外のダ・ヴィンチの絵の前は不思議なくらい空いていたのが、この日は黒山の人だかり。
中国人の団体が順番に人だかりを作っていたみたいだけど、今中国ではダ・ヴィンチブームなんだろうか。

それから、何度か来ているのに一度も見たことがない「ガブリエル・デストレとその姉妹」を探し求めてフランス絵画の展示場所へ移動。
今回はありました。
それにしても、王の寵姫をモデルに官能的な絵を描いて怒られなかったんだろうか。


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帰国便は奮発してプレミアム・エコノミーを利用。
搭乗券の座席番号が航空券予約時に指定した座席(連れと並びの席)ではなく、離れた席になっているというトラブルが発覚したけど、航空会社のカウンターで無事解決。
プレミアム・エコノミーは足が伸ばせて、楽。

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2011年6月 8日 (水)

モンマルトル一周

旅行4日目はパリでのんびり・・・の前に、ミュージアム・パスの2日券を買いに行った。
最初に行ったメトロのサン・ラザール駅では「ない」と言われ、上を指差される。
「上に行けって言ってたよねー」とエスカレータで上階に行ったら、そこはfnacの入口。
fnacで買えるという情報を思い出し、チケット売場に行くも「ごめんね、インターネットがつながらないので売れません」と言われ、結局ピラミッドのパリ観光局で入手した。

それから地下鉄でモンマルトルへ向かい、プチ・トランに乗車。
サクレ・クール寺院には登頂済みだし、モンマルトルのそれ以外の観光地については「興味はなくはないけど、わざわざ歩き回るのは面倒」というスタンスなので、主だった観光名所をぐるっと巡ってくれるプチ・トランは大変便利。
途中下車しないで乗りっぱなしの怠け者は私たちだけだったけど。
プチ・トランの発着場所とコースがガイドブックに載っていなかったためネットで調べたのだけど、こういう情報こそガイドブックに載せるべきではないのだろうか。
パリの街でシャンソンを耳にすることはほとんどないけど、プチ・トランの車内はエンドレスで流れていて、年配の日本人には楽しい乗り物じゃないかと思うんだけど。

モンマルトルを一巡りした後は、徒歩でギュスターブ・モロー美術館へ向かった。
モンマルトルから歩くのは下り坂なので楽。
逆は辛いけど。

ギュスターブ・モロー美術館は、思ったよりもこじんまりしていて、戸棚の中の習作を自分で引き出してみるのが面白かった。
それと3階(フランス式2階)から上階に行くための螺旋階段が部屋の真ん中にあって、それがとてもグッときた。

夕食はサン・ラザール駅近くの「マルコポーロ・カフェ」で仔牛のエスカロープのグリルとビール。
エスカロープは塩コショウのみの味付けで、それもかなり薄味なのだけど、そこがいいんです。
近くの席に、アメリカ人と思しきグループが座ったのだけど、そのテーブルに運ばれていった料理というのが、佐世保バーガーの三個分はあろうかという巨大なハンバーガーにサラダを添えたもの。その大きさと量に驚愕。
こんなメニューがあったのか。
通路を挟んで隣の席では草食系タイプのフランス人男性の二人連れがナッツをツマミにビールを飲んでいたけど、やはり目が点になっていた。
写真を撮りたくてたまらなかったけど、他のテーブルの料理にカメラを向けるのは不躾なので断念しました。
今回の旅行で、サンテミリオンに行けなかった次に残念かもしれない。

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カンへとんぼ帰り旅行

パリに移動した翌日、急遽思いたってノルマンディのカンへ日帰り旅行。
ノルマンディ方面への始発駅であるサン・ラザール駅はホテルから徒歩で行けるから便利。
駅の外に設置されている切符売場の窓口は行列が出来ていたので、黄色の自動販売機での購入に挑戦。
自販機の購入には、これまでも何度かトライしたのだけど、クレジットカードを受け付けず~窓口へ、の繰り返しだった。
それが、めでたいことに今回はちゃんと買えました。

駅で買った切符は刻印が必要なので、打刻して乗車。

発車時刻になっても動かないので訝しく思っていたら、超絶早口の車内アナウンス。
状況と聞き取れた部分を総合すると10分ほど遅延するらしい。
普通の速度(と思しき)航空機のアナウンスも断片的にしか聞き取れない身で言うのもなんだけど、SNCFの車内アナウンスくらい早口で言われたら、日本語でも聞き取れないんじゃなかろうか。
しばらくしてもう一度アナウンスがあって、20分遅延になるらしい。
元々とんぼ返りの予定だったのが、列車の遅延でさらに滞在時間が短くなることに。
SNCFは意外と運行時間が正確で、遅延に遭遇するのはこれが初めてかもしれない。
運休は前々日にボルドーで経験しているけど。


なんとか観光ができそうな時間にカンに到着。
カンの駅は近代的な建物で、活気のある地方都市という感じ。
歴史的建造物がある地区までは歩ける距離だけど、なにしろ時間がないのでトラムを利用。
停留所の券売機で1時間券(最初に乗ってから1時間は何度でも乗降できる)を買おうとしたら、停留所にいた女性から刻印したばかりの1時間券を一枚もらった。
親切だわ。

カンの街並み
Caen

カンの城壁
Caen_rose
帰りの列車の時間が迫っていて全部を見ることができなかったけど、中世の城壁は無性に好き。
カンには英国のウィリアム征服王と王妃が建てた修道院があって、こじつければボルドーとは英国王室つながりか。


帰りの列車で切符の刻印を忘れた人が2人いて、車掌に罰金10ユーロを払っていた。
今まで罰金をとられるということは知っていたけど、いくらかは知らなかったので、非常に参考になった。
観光客はパスポートを見せると見逃してもらえるようだけど、忘れないにこしたことはない。

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ボルドー-パリ移動

ボルドーからパリへ移動する日。
朝食後、部屋でテレビを点けるとラグビーの録画中継を放送していて、ラグビーにフランス語の実況ってしっくりこないなーとチャンネルを変えると、欧州CLの決勝をやっていたので、試合終了まで視聴。
うん、サッカーとフランス語は合う。
途中、実況か解説のどちらかが「へっへっへ」とみのもんた風に笑ったので、フランス人もこういう笑い方するんだーと思ったけど、考えてみれば、以前もみのもんたタイプのクイズ番組の司会者を見たことがあるから、多いのかもしれない、みのもんたン。

チェックアウト後、ホテルのレセプションに荷物を預けてから、河沿いを散策したり、カフェで昼食をとったり。
同行者がクロック・ムッシューを食べたいというのだけれど、パリのカフェならどこにでもあるクロック・ムッシューがボルドーでは意外に見当たらない。
ようやく見つけてお店に入ると、今度は他の店ではたいてい置いてあるサーモンのタルタル(私が食べたかった)がなかった。


ボルドー・サン=ジャン駅からパリ行きのTGVに乗ろうと思ったら、乗車予定の17号車と思しきあたりにSNCFの係員が立っていて、「あっちへ行ってください」とホームの逆方向を指示された。
「え?」と首をひねりながら歩き出したけど、車両番号を表示した電光掲示板を見て疑問氷解。
真ん中らへんで車両が向かい合わせに連結されていて(18.17・・・3.2.1-1.2.・15)、17号車が2つあるけど、あなたたちはあっちよ、ということであったらしい。
慣れたつもりだったけど、フランス国鉄まだまだ畏るべし。


-- ささやかなボルドー総括 --
ボルドーは比較的英語が通じる土地で、私の半端なフランス語よりも連れの英語がはるかに役立った。
片言のフランス語を聞き取るより英語のほうが話が早いということだったかも。
iPod touchでいつもよりも熱心にフランス語を練習して旅行に臨んだのに無念である。

ボルドーではお土産的なものをほとんどみかけなかった。
もちろん名産品は数あるんだけど、たとえばストラスブールの「オードヴィーの小瓶3点セット」とかコウノトリ人形みたいな、ボルドーに行ってきたことが見ればわかるような、ちょっとした旅行報告として使えるものがない。
名産のワインもフォアグラもカヌレも、ボルドーに来て食べるか正式に輸出したのを買ってね、という感じ。
日本の各地にある、名産品を使った○○饅頭とか△△クッキーって、ちょっと小馬鹿にしていたけど(すみません)、便利なものでもあったのだなと思った。
だからといって「ワインタルト」とか「ワインクッキー」があったとして、それを買うかといえば???だけど。

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ボルドー観光2

旅行2日目はサンテミリオン観光の予定だったのが信号故障による列車の不通により断念。
一応、観光案内所に行って「半日のツアーありませんか」と聞いてみたけど、返事は「fully book」。
日曜日だし、そりゃそうだわ。
で、休館日と時間の関係からあきらめていた博物館見学に目的を切り替えた。

最初に向かったアキテーヌ博物館は先史時代の発掘物やローマの遺物などが盛りだくさん。
実は、博物館にはもっと英国のプランタジネット王家に関するものがあるんじゃないかと期待していた。エリオノール・ダキテーヌとかリチャード一世とか。
でも、それは意外と少なくて、先史時代、ローマ、フランス革命、ワインに関する展示が多かった。
近くだということでラスコー洞窟壁画のレプリカもあって、壁画の鹿は地デジカに似ていた・・・。

アキテーヌ門からサント・カトリーヌ通りを臨む。
Porte_aquitaine
前日、逆方向から見た時は、竹下通りのようなすごい人ごみだった。

ボルドーの街路樹はとても香りが強い。
Arbres_qui_bordent_la_rue
似たような木がパリにもあったけど、こんなに香りは強くなかった。

博物館見学の後は、テアトル前の行列のできるレストラン・・・の隣のカフェで赤ワインと私はランド風サラダ、連れはフォアグラのパテのサラダの昼食。
ランド風サラダ(Salade landaise)は鴨のコンフィ、フォアグラのパテ、生ハムなどボルドー近辺の食材がのっている料理。
フォアグラはとりたてて好きというわけじゃなく、日本やパリで食べようとは思わないけど、名産となれば一度くらいは食べとこうかと。
ランド風サラダとフォアグラのパテのサラダは、のっている食材の種類は同じだけど、量で変化をつけられていた。
サラダは美味しかったし、ギャルソンがとても感じが良かった。
Foiegras_et_salad

午後はワイン博物館へ。
ワイン博物館は観光の中心地からは少し離れたところに立地している。
受付に入場料を払って館内の展示を一通り見てから受付に戻り、女の子の立て板に水の説明を聞きながら白と赤を一杯ずつ試飲させてくれる、というシステム。
博物館でワインも買えるようだけど、ボルドーのワインについての知識を広めることが目的で、あまり商売気はなさそう。
なお見学中に鑑賞するDVDの操作はセルフサービス(笑)。

夕食は2日とも「La Brasserie Bordelaise」というお店に行った。
参考にした掲示板の情報とは店名が違っていたけれど、場所と入口に貼ってあったメニューから同じ店だろうと見当をつけて。
赤白各々5種類ほどのワインをグラスで頼めること、取り分け用のメニューが用意されていることが選択の決め手。
ハウスワイン以外をグラスで呑めるなんて、さすがボルドーである。

1日目はいろいろ試したくてグラスワインと豚肉料理の盛り合わせ。
2日目の夕食は、料理を各々一皿ずつとって、ロゼをグラスで飲んだ後、行けなかったサンテミリオンのワインをボトルで注文。
グラスワインをそろえているとはいえ、フルボトルを頼むとやはりお店の人の態度が和らぎます。
といっても、前日のサービスも決して悪くなかったのだけど。

食事の後はまたブルス広場に向かい、夕暮れの景色を撮影。
Bourse_2


Bourse_3
この夜景だけでもボルドーに来た甲斐があったと思う。


Bourse_1
(これは前日の夜景)

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ボルドー観光1

観光のためにまず向かったのはガロンヌ河とブルス広場。
ガロンヌ河には大型客船が停泊していたり、逆流を見たりで大はしゃぎ。
ヨーロッパの河で大型客船を見るのは初めてです。
河沿いの道をひとしきり歩いてからトラムでサン・タンドレ大聖堂に向かい、広場に面したカフェで昼食。
飛行機の揺れで胃が疲れていたため、ご当地料理に挑戦する気になれず、食べなれたサラダ・シェーブル・ショ(山羊のチーズのサラダ)とビールを注文した。
山羊のチーズのサラダって、基本的な材料と作り方は同じだけど、店によって特色があるので面白い。
注文した料理を待っていると、お店の女の子が小さなガラスの器に入った濃いオレンジ色の料理を持ってきて、早口で説明して置いていった。
頼んでいないし、「これは、ヤマザキマリの本にあった、テーブルに置いて食べると課金される料理とかじゃない?」などと疑心暗鬼にかられて、しばらく放置。
さて、料理が運ばれてきて、「やっぱりフランスの食事は量が多いよね」などと言いながらも、食べ始めると美味しいのでなんなく完食。
ところで、好奇心に負けてオレンジ色の液体を口にしてみたらガスパチョでした。
もちろんサービス。疑心暗鬼だった自分が恥ずかしい。

食事が終わって、サン・タンドレ大聖堂の内部を見た後、隣接するペイ・ベルラン塔に登頂。
いつまで続くかと思われる螺旋階段を登りながら「なぜ自分はいつもわざわざ辛い思いをするのだろうか」と自問自答。
・・・そこに塔があるからだ。
Tour


Bordeaux_tour_view

なお、ボルドーのトラムは1日券が4.9ユーロで、お得。

再び河沿いの道を歩いていると、車がクラクションを鳴らしまくっているので渋滞でイライラしているのかと思ったら、どうやらボルドーのサポーター。
うるさいけどサッカー好きはにくめない。

一旦ホテルに戻ってシャワーを浴びて着替えをし、夕食のために再び街へ。
パックツアーを利用していた頃、バスでホテルに到着して即食事というスケジュールがほとんどで辛かった・・・なんてことを思い出した。

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2011年6月 6日 (月)

フランス旅行記~出発編

フランスに行ってまいりました。
ボルドー2泊とパリ3泊の旅。
ただいま絶賛時差ぼけと格闘中。
鹿島スタジアムのチャリティマッチが帰国の翌日で、行きたいけど体力的に無理だなと思ったら、案の定無理でした。
睡眠・日光浴・運動・サプリメント摂取etc.時差ぼけ解消に効果的なことは実践しているのだけど、なかなか効果があがらず。
でも、旅行は楽しい。

出国手続きの後にシャワールームとマッサージチェアを利用。
夜便は、その日の仕事を片付けてから出発できるので、精神衛生上よいのだけれど、少なくとも出発前の10数時間+フライトに要する12時間+数時間、長い場合は24時間+12時間+数時間お風呂に入れないので、ここでシャワーを使えるのは助かる。
成田空港のマッサージチェアは、かなり強力でスグレモノです。

搭乗は予定通りに始まったけど、出発は30分遅れ。
ただし、遅れた理由は「早く着きすぎるとパリの入国審査が始まってないから」(笑)
なので、到着時間が遅れるわけではないけれど、自分のトイレタイマーがちょっと心配でそわそわしてしまった。
この日は気流が悪かったらしく、飛行中はいつになく揺れが続いた。
CAが気前よくお酒を持ってきてくれたりと、全体としては悪いことばかりでもなかったけど。

機長の読みは正しくて、飛行機は予定時刻にシャルル・ド・ゴール空港に到着。
早朝の空港は、去年よりも人も多いしお店もたくさん開いていた気がする。

ボルドー行きは空港駅発ではなくモンパルナス駅発なので、ベンチで荷物整理などをして少し時間をつぶしてから、タクシーでモンパルナス駅へ向かった。
早朝のせいもあって、タクシーの所要時間は40分ほど。
タクシーの運転は荒っぽかったけど、運転手は素直な若者のようで、ガクンとなった時は謝ってくれた。
「なんでもなくはないな」と思いつつも「De rien(^_^;)」と返す。

途中、パルク・ドゥ・フランスと思しきあたりで黄色と黒のグループ(1人は蜂のコスプレ)を見かけたけど、どこぞのサポーターだろうか。
まだ早朝7時前なのに。

前回まではTGVは往路のみ予約して「帰りは現地で決めよう」とラフな旅行を気取っていたのだけど、早期予約か否かで金額の差が格段に違うことに気づき、もう少し計画的に行動するべく方針転換した。
今回のボルドー行きで利用したのは、往路はiGTGVというネット予約・セルフ印刷のみ対応チケット、復路はPrem'sという、やはりセルフ印刷対応の早売りチケット。
現地で発券するのは手間だし窓口が混んでいたり、カードが使えなかったりとヒヤヒヤすることが多々あるので、チケットを自宅のプリンタで印刷できるシステムは非常に助かる。
その代わり、旅行が近づいてくるとプリンタのメンテナンスが必要になりますが。
Prem'sは以前にも何度か利用していて、こちらは印刷したチケットを持ってそのまま乗車する。
「Composter」は不要。
iGTGVは改札場所で係員に印刷した紙のバーコードを読み取ってもらう仕組み。
iGTGVの車両にはiDZAPとiDZENの二種類あって、ZAPはわいわい楽しみ旅行したい人向けでZENは静かにしたい人向けというコンセプト。
ZENは「禅」から命名したとか。

ボルドー行きで乗ったのはZAPの車両だったけど、わりと静かだった。
乗客はみな携帯が鳴るとデッキに出て通話をしていて、フランスにもそういうマナーが定着しつつあるみたい。
ZAPでこれならZENはどれほど静かなのだろう。
後日乗った在来線?は座席で通話していたけど。

お昼前にボルドー・サン=ジャン駅に到着し、タクシーで観光地近くのホテルへ向かう。
てっきりチェックイン時間の前だと思っていたのでレセプションで荷物を預けて観光するつもりでいたら、チェックインOKとのこと。
荷物を整理してから出かけられるのはうれしい。

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