境界線
韓流ごり押し批判についてネットでずいぶん騒いでいるなーと思っているうちに、高岡蒼甫が事務所をやめて、さらに大きな騒ぎにと思わぬ展開。
ごり押しにストレスを感じている人が多かったことを実感。
ただ、「韓流偏重にウンザリ」はまったくもって同感ではあるものの、高岡蒼甫の言動については、社会人としては肯定しかねる点もあります。
内容ではなく表現の問題なのだけど。
俳優がテレビ局を名指しで批判するという行為は、一般企業でいうなら上得意を批判したのと同じだし、Twitterで発言するにしても、せめて具体的なテレビ局を挙げるのを避ける配慮はすべきだった。
それは、テレビ局のためでもなく、自分のためでもなく、周囲をまきこまないため。
一本気な性格のようだから自衛については考えることを潔しとしなかったのかもしれないけど。
それと、実際問題、韓流偏向はフジテレビだけのことでもなく、個人的には、受信料を払っているNHKのほうが気になるし。
・・・というわけで、高岡蒼甫には100%の共感とはいかなかったけど、ふかわりょうの発言は、内容も表現も簡潔かつ的を射ていて、ほんとにスッとした。
http://www.cyzo.com/2011/07/post_8072.html
また、「ある局が、お金をもらってるからK-POPのCMをバンバン流そうっていうのと、番組の中で取り上げるのは、決定的に違うと思うんです。CMだとしたら、視聴者はCMとして受け止めるけど、番組の中で取り上げるっていうのは、世の中の現象がこうなっているかのように、現象を偽造してるんですよ。そこに僕はメディアの重大性というか、大事な境界線があると思う」とし、「テレビは時代を映すものではなくなった、完全に終わったなと僕は思いました」と語った。
それにしても、韓流を擁護する人がわらわら沸いているのが可笑しい。
それも、いっぱしのジャーナリストや学者が、論点がズレたことをつぶやいて。
韓流になぜ興味がないかを問われれば理由はいくつも挙げられるけど、今回の一連の流れは、あくまでも「日本のテレビ局の韓流ごり押しに対する批判」であって、韓流自体の善し悪しは論点になっていないだろうに。
韓流に限らず、流行っている実感がないものを、メディアが流行っているかのごとくもてはやすことに違和感や抵抗を感じる人は少なくないと思うし、最近のテレビ局の韓流押しは度を越している、という話です。
で、「見たくなければ見なければいい」を実践しているにもかかわらず、情報が耳目に入ってくるから不快なんである。
情報番組の話題の振り方の無理やりな感じとか、全然関係ない話の流れの中でひな壇タレントが唐突にK-POPの話を振るのを何度も見たら、そりゃ「なんか変」と思うでしょ。
これをごり押しといわずになんという。
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(追記)
某メーカーのアマゾンのレビューがすごいことになっているけど、韓流ゴリ押しにはホトホト嫌気がさしているので、それを一過性のヒステリックな感情とは思われたくないかな。
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