とりとめもなく
「永遠のもう少し」を聴いていて、「OCEAN SIDE COMPANY」版は主人公の気持ちを俯瞰して歌っているように、「Hula moon session in Tokyo Night」版は、主人公の気持ちそのままを歌っているように感じる。
「さらば恋人」の堺正章のオリジナル版と佐藤竹善のカバー版も、前者は「主人公はもう恋人のもとに戻らない」、後者は「いつかは戻ってこようと思っている」と感じたんだけど、歌詞はまったく変わっていないのに、違って聴こえることがあるのが不思議。
解釈によって、その時の気分によって歌は変化するのだなーと。
土曜日の嵐のバラエティにアルフィーが出演して、星空のディスタンスをハモッていたけど、そういえば最近はグループやユニットが多いわりに「ハーモニーで聴かせる」ということが少なくなった気がする。
一時期は雨後のタケノコみたいにアカペラグループがいたりしたけども。
ハーモニー好きとしては、コーラスやアカペラが一過性のブームで終わったみたいで寂しい。
先日も「コンサート・フォー・ジョージ」を観ながら、自然に「~While My Guitar Gently Weeps」をハモッたけど、アカペラや「ハーモニーで聴かせます」というのよりも、楽曲の中にさりげなく入っているコーラスやハモりのほうが好きかもしれない。
あくまで願望だけど、と前置きして・・・。
スタレビと杉山清貴が共演するなら、スタレビの曲なら「Destiny」とか「Let's call it "Love"」、杉山清貴の曲なら「Exit」を希望。
前者はコーラスとかけあいからあるから、後者はスタレビの演奏、特に寺田氏の腕の見せ所だから、というのが理由。
大人の事情で、夢伝説、木蘭、ふたりの夏物語、さよならのオーシャンになるんだろうけど。
「さよならのオーシャン」を演奏する時は、コーラスのIf say you know me(だっけ?)も歌って欲しい。
ナット・キング・コールの「On the street where you live」を検索していたら(手持ちのアルバムには未収録のため)、元憂歌団の木村充揮がヒット。
Kimura sings Vol.1 Moon Callという、ナット・キング・コールの曲を歌ったアルバムを出していたことを知る。
試聴してみて、天使のダミ声は好きだけど、スタッカートすぎる歌い方に躊躇があって、今購入について迷っているところ。
「ベルベットボイスを天使のだみ声で」というコンセプト、プロデュースがドクトル梅津というのには、おおいに惹かれているんだけど。
小田和正の恒例の「クリスマスの約束」は毎年録画だけして見たり見なかったり。
ちょうどライブに行かなくなり出した頃からスタレビと小田和正が共演するようになったけど、次第に小田寄りになっていくスタレビには正直なところ懐疑的だった。
それまでリスペクトの対象として挙がっていたのは大滝詠一とか山下達郎だったし。
小田和正はどちらかというと無色透明なイメージで、音楽のバックグラウンドが見えない、様々な音楽のストリームとも無縁な、良くも悪くもユニーク(単一、という意味で)な存在という気がしていて。
一時期使われていた「ニューミュージック」という呼称に一番はまるのが後期のオフ・コースと小田和正だったと思う。
ニューミュージックと定義されていた人たちのほとんどは、ポップス・ロック・フォークのどこかに寄っていたけど、小田和正はどれでもない、という印象。
孤高というか、自己完結しているっていうのか。
なので、バックグラウンドが比較的はっきりしている根本氏との共通点を感じなかったし、向かう方向とは違うと思っていたんである。
オダレビの前は、ビートルズライブや、内田勘太郎・増田俊郎とのアコースティックライブなど、根本氏の課外活動が面白くて、そちらに向かうことを期待していた。
ここまで付き合いが長くなると、オダレビで培ったものもあるんだろうし、とやかく言うのは野暮だけども。
その、根本氏ではなく、杉山清貴がロックユニットや増田俊郎とのユニットで活動をしているのは、意外でもありうれしい驚きでもあり、です。
もっと早く気づきたかったよ。
「遅すぎることはない、早すぎる冬よりも~」と、なぜか吉田拓郎。
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