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2012年2月

2012年2月24日 (金)

セイジ 陸の魚

「セイジ 陸の魚」を鑑賞
またしても、すぐに感想がまとまらない映画だけど、風景が美しく人やモノの質感が印象的。
舞台となるドライブインの備品とかメニューを見るのも楽しい。
西島秀俊の微かな笑顔が素晴らしく、あの表情を引き出しただけでも伊勢谷監督GJ。
アラフォー裕木奈江は可愛いし、森山未來の自然な佇まいも良かった。

登場する場面は少ないのだけど、宮川一郎太の物腰の柔らかさが醸しだす胡散臭さと、珍しく薄幸じゃない奥貫薫が妙にツボだった。

映画のクライマックスで、唐突に思い浮かんだのがレアンダーの「青い目さん」・・・だと思っていたけど正しくは「沼の中のハイノ」(もしくは「沼の中の王子」)という童話でした。
鬼火の女王に捕らわれた王子を救うためにヒロインの「青い目さん」がとる行動がセイジと重なったので。

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2012年2月23日 (木)

放射線医が語る 被ばくと発がんの真実

著者は東大病院の放射線医。
「とにかく危険」でも「100%安全」でもなく、正確な情報を知りましょう、そして風評被害を防ぎましょう、という本。特に印象に残ったのは、チェルノブイリでは、放射能そのものよりも、放射能以外の要因(精神的ストレス、慣れ親しんだ生活様式の破壊、経済活動の制限、事故に関連した物質的損失)の影響のほうが、はるかに大きな損害をもたらした、というくだり。
ただし、繰り返しになりますが、著者は「100%安全ですよ」と言っているのではなく、放射線の危険性、注意事項にはきちんと言及しています。


私にはとても納得がいく内容だったけど、御用学者呼ばわりする人もいるらしい。
世の中には「心配したがり」で、心配することで心の平安を保つタイプの人もいて、他人に迷惑をかけなければ好きにすればいいと思うけど、恐怖心にかられていろいろと迷惑な事態が起こっているのが困りモノ。
↓これとか。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_date3&k=2012022101133
雪遊びイベント中止に=「放射性物質心配」の声-青森の630キロ無駄に・沖縄

沖縄に避難する前に東京から新潟に一時避難した人がいるみたいだけど、日本地図を見たことがないんだろうか。。。

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2012年2月14日 (火)

争うは本意ならねど

読み始めたら止まらず、超高速で読了。

2007年にJリーグで起きたドーピング違反「冤罪」事件の顛末です。
リアルタイムでも報道に一喜一憂ならぬ一喜一怒していたけど、改めて綿密にまとめたものを読むと川淵・鬼武・青木の三バカ人にふつふつと怒りがこみあげてくる。
それから羽生事務長も。
あのままJリーグ側の主張が通ったら、医療現場が混乱するんじゃないかと思ったけど、実際にかなりの混乱が起こっていたのですね。
緊急の手術が出来ず、患者が無用に痛みに耐えなくてはならなかったりとか、本来はプロ選手限定であるはずのドーピングの規定をジュニアの子どもたちにまで適用していたとか。
だからチームドクターたちは立ち上がらずにはいられなかったし、友近議員も動いたし、我那覇も私財を投じて行動を起こし、選手会や周囲の人たちも提訴の費用のために募金したりと、協力を惜しまなかった。
協力者がどんどん名乗りを挙げるくだりは、鋼の錬金術師の第4クールのオープニングを思い出して目頭が・・・どころでなく、ほんとに涙が止まらなくなってしまった。
功罪相半ばするJFAの犬飼前会長だけど、青木委員長をクビにしたのはGJ。

Jリーグに興味がなくてもこれは一読の価値あり。
「知識不足と自己保身と詭弁がいかに恐ろしい事態を引き起こすか」がよーくわかります。

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2012年2月13日 (月)

終わりから始まる物語

杉山清貴in中野サンプラザに行ってきました。
フルバンドツアーは初めてなのでワクワク。
「物語仕立て」という話を耳にした時、ふとスタレビの「ラブリー根本」が頭を掠めましたが杞憂でした(笑)。
蝶ネクタイもなかったし、大きな流れに則した選曲。
途中「あれ、今日は声の調子良くない?」という瞬間があったけど、それはほんとに一瞬のことで、過ぎた後はそんな心配は吹き飛んでしまった。
惜しむらくはボーカルが若干割れて聴こえる中野サンプラザの音響だけど、これはまあ仕様なのでしかたがないかなと。
反響が遅れて聴こえるような不快感はないし、と納得してみる。

コンサートのセットリストと同じ曲目(一曲足りないけど)でプレイリストを作成してiPodで聴いていますが、かっこいいじゃないか。

MCで「(曲順について?)感想は送らないでください。私は先に進むからです」(だったかな)と言っていたのに笑った。
こういうのは好き。
どうぞ、どんどんわが道を往ってほしい。
ファンの意見を気にしすぎて迷走したアーティストもいるし、ファンの意見に耳を傾けた結果うまくいかなかったからって、ファンが責任とれるわけじゃないしね。


これまでに行ったライブで「バラードとMCは着席」という習慣が身についていたので、バラードになった後もなかなか座らないのはちょっと落ち着かなかったな。
あまり律儀に「起立、着席」を繰り返すのも慌しいし無粋だけれど、バラード2曲続いたら座りましょうよ、と思った。

改めまして、アルバム「OCEAN SIDE COMPANY」はすごく好き。
「REUNITED」も、「好きな曲が3曲以上あればアタリ」というMy基準に照らして好きなアルバムです。

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2012年2月12日 (日)

ALL AT ONCE

ホイットニー・ヒューストンの訃報そのものにも驚いたけど、思った以上に心が痛んでいる自分にも驚いた。
デビュー・アルバムはずいぶん聴きこんだけど、それ以降は興味が薄れて、「ボディガード」は映画自体あんまり好きじゃなかったりしたし。
でも、久しぶりに「Whitney Houston(そよ風の贈り物)」を聴いたら、何曲かは自然と口ずさめて、頭と耳が柔らかい時に聴いた音楽は、知らないうちに体に染みこんでいるようです。
「声を出して歌う」だけで心を動かせる、数少ない歌手の一人でした。

RIP

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2012年2月10日 (金)

voice

声変わりをした成人男性の声について、若い時は細くて高く、加齢につれて太く低くなる、と考えている人が多い(気がする)んだけど、加齢により高いキーが出なくなるのはそのとおりとしても、細さと太さはむしろ逆だと思う。
若い時、青年期から壮年期のほうが声が太くて、年をとるにしたがってだんだん細くなっていく。
特に、いわゆるハイトーンのクリアボイスの人は。
これがハスキーボイスだと、細くなるが枯れるになるんだろうけど。
正円だったのが楕円になっていくイメージ。
年齢に比して奇跡的に声が衰えていない二大巨頭?山下達郎と小田和正にしても、声量と音域は維持しつつも、声質に関しては若い頃のほうが今よりも太かった。

で、声変わりが遅かったのかなんなのか、杉山清貴の場合、オメガトライブの頃は細い声だったのが、だんだん幅が出てきて太くなっていて、これって珍しいというか、すごいことだと思うんである。
それでいて透明感とキーの高さも維持しているし。

「ふたりの夏物語」は昔の声と歌い方のほうが曲に合ってると思うけど、これは「ヘドウィグのテーマはピアノよりチェレスタよね」みたいな、楽器と曲の相性の話で、楽器自体の幅の広さとか力強さはピアノが優れていることはいうまでもない。


締めつけるような発声とか、か細い声を好む人も少なからずいて、そういうのが好きなのは「どうぞご自由に」と思うけど、優劣の話にされると異議を申したくなってしまう。
好みとノスタルジーと優劣をごっちゃにしているのも。

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グループ

時々、バンドの誰それが~ではなくて、バンド自体を半ば神格化して語っているのを見かけると、「うーん」と思ってしまうので、私はどうもバンドとかグループといったものに対する思い入れが薄いようです。
興味の対象は主にメインボーカルか曲を作る人になってしまうし、解散とか活動休止の報にも他の人ほど落胆しなかった気がする。
ただ、バックのメンバーに興味がないかといえばそうでなく、ソロアーティストのバックバンドのメンバーには思い入れがあったりするんですね、逆に。
「この頃、バックにこの人がいたんだなー」とか。
それと、1+1が時として2以上になるバンド効果みたいなものがあるのもわかってはいるんだけど、あくまでも個の集合体としてのバンドやグループには興味がある。
映画「細雪」に「姉妹いうても別々の人間や」という台詞があったけど、「バンドいうても別々の人間や」って感じ。

AKB48の人気とか、ジャニーズ事務所がタレントをグループを組んでデビューさせることを思うと、「グループ及びそこに帰属している誰かを応援したい」という心理を持つ人が少なくないんだろうなーとは思うけど、かなり他人事。

ネットは見ない自由もあるわけだし、掲示板やブログに書いたことが好きな芸能人なり有名人の耳目に入ることはないと思うし、公序良俗に反さない範囲でなら何を書くかは自由・・・ではあるんだけど、「これはないよ」と思うものも少なからず、ある。
筋金入りのシネフィルで知られる俳優が、尊敬する監督とタッグを組んで映画を製作し、傍目にもわかるほどに熱心にキャンペーンもしているのに、監督と離れろだのメジャーな作品に出ろだのと臆面もなく言ったり、とか。
デビュー当時を至上のものとして懐古するあまり、ミュージシャンのその後の成長や現在を否定してしまったりとか。
自分じゃ良かれと思っているんだろうし、公序良俗には反さないけれど、「大切な何か」を踏みにじる発言、という気がする。
自分の考えの枠の中に他人をあてはめることしか考えていなくて、尊敬の念はおろか「好き」という感情すらほんとはないんじゃないかと思えてしまう。
この手合いは何故だか某スケート選手のファンに大量発生しているけれど。


売れていない時期から追いかけているファンが「ワシが育てた」的心理に陥るのはわからないでもない(肯定はしないけど)のだけど、概して糟糠のファン?は静かに見守るスタンスの人のほうが多くて、上から目線でごちゃごちゃうるさいのはブレークしてからのファンに多い気がする。

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2012年2月 8日 (水)

自分で蒔いた種

中吊りの「橋下シンパの読者もこの記事だけは読んでください」という文言が引っかかって、週刊文春2月16日号購入を回避。
先週も買ってないし、いちいち宣言することでもないのですが。

現在、橋下大阪市長を支持している人というのは、元からの橋下支持者だけではなく、市長選の際の橋下バッシングの内容の酷さにウンザリして支持にまわった人も少なくないと思う。
マスゴミの異常さに不信感→橋下けっこうちゃんと仕事しているじゃん→支持、みたいな。
言わば、「橋下シンパ」はマスメディア自ら生み出したようなもの。
自分で蒔いた種。

文春は「自分はこういうことは関係ないと考えているんだけどぉ」というポーズをとりつつ、貶める記事を書いていたわけで、ネガティブキャンペーンの片棒を担いだという事実は残っている。
このところの週刊文春がよくやる、扇情的な見出し→記事は穏当(自分悪くないもん)→見出しが拡散して印象操作、という手法もいい加減バレてきていると思いますよ。

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かまぼことコの字

雪下ろしは超困難 妙高市新井小学校の新校舎
写真を見たら、また見事に平らな屋根で。

一応、雪国で生まれ育ったんですが、地域の学校の体育館の屋根は軒並みかまぼこ型で、校舎は中庭を囲んでコの字型に配置されていた。
かまぼこ型の屋根は、雪が少しずつ落ちるようにだと、いつの頃からか知っていた。
コの字配列の理由は知らなかったけど、ちゃんと意味があったのですね。

この校舎の設計を担当した設計事務所は埼玉スタジアムも手がけたとのことだけど、そういえば何年か前、雪が降った数日後にJリーグが開幕して、埼スタに試合を見に行ったら、融け残りの雪が落ちそうで落ちない状況で、危なっかしかった、なんてことがあった。
その時も、もうちょっと傾斜をつけておけばいいのに、と思ったけど、滅多に雪の降らない埼玉はともかく、妙高・・・。

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2012年2月 3日 (金)

怪奇大作戦セカンドファイル

西島秀俊のカテゴリを作りながら、「怪奇大作戦セカンドファイル」の感想を単独でアップしていないことを思い出した。
出演作すべてのレビューを書くつもりはないんだけれど、明日NHK-BSで放送されるので、再放送記念アップ。
「昭和幻燈小路」だけ放送されないのが残念だけど。(追記:翌週放送)

「怪奇大作戦セカンドファイル」は配役、凝った設定、ファンタジックな雰囲気と、全体的に非常に好みだし、作り手がものすごく楽しんでいることが伝わってくるのもいい。
「科学者肌で切れ者でリーダーシップがあって、ちょっと天然」な牧史郎は、西島秀俊の数ある出演作の中でも特に好きな役です。

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恵方巻き

スーパーに行ったら太巻きが山積み。
「恵方巻き」の存在を初めて知ったのは小林信彦の「唐獅子株式会社」。
「関西限定のけったいな風習」と思っていたのに、まさか全国展開することになろうとは。

・・・とぶつくさ言いつつ一陽来復の御札を貼るために方位磁石を見ている私です(^^;)。

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