最近の平清盛と新キャスト
平治の乱が終わった「平清盛」。
相変わらず、ところどころ「ん?」「おいおい」というところが有りつつも、それを補って余りある面白さがあるから視聴する。
大河ドラマって、もともとそういうもの。
「宿命の対決」の回、開始から35分までは、ここ10年どころか過去の名作大河に比しても遜色ないくらい面白かった。
今まで、中村梅雀の無駄遣いというか、役不足(正しい意味で)の感があった家貞がここで本領発揮。
説明しすぎない腹芸、こういうのが見たいんですよ。
國村隼の藤原忠実とオウムの場面もそうだけど、なんだかんだと名優の見せ場をちゃんと作ってくれてる。
ほんとに良かったので、残りの7分が非常に残念。
大将同士の一騎打ちで、しかも逃がしてしまうなんて、どうやっても話がおかしくなるだろうが。
御曹司同士の一騎打ちは良かったのに。
左大臣頼長、信西が退場して、どうなるかしらと思ったら、新しいキャストもいいですね。
「なんだよ、これ」というのが思い当たらないし、どの俳優も適材適所で持ち味を発揮していて、見ていて楽しい。
少年時代といえば「義経」の池松荘亮の印象が強烈だったけど、今回の頼朝もとてもいい。
二条天皇も聡明そうで良いです。
重盛役の窪田正孝は特に楽しみにしていた一人で、期待をはるかに超えてくれそうな予感。というか既に超えてる。
「宿命の対決」では、経子との会話の、事の推移を面白がっている様子と悪源太義平と対峙した場面の「引けぇーーー」という眼力と声の迫力が素晴らしかった。
窪田正孝を初めて見たのは「浪速の華~緒方洪庵事件帳」で、現代にいそうな草食系のキャラクターでありながら、身のこなしはちゃんと武士の子らしく、時代劇の中で違和感がなかった。
「平清盛」では、重々しさも求められることになるけど、ちゃんと見せてくれそう。
「リーガルハイ」(ここ最近で一番面白かったドラマ)のジャンゴジャンゴ東久留米も良かったですが、同じ堺雅人主演の「ジョーカー」で演じた無差別殺人の加害者役も凄くて、役の幅が広いんだなーと思ったのだった。
元々、NHKは民放よりも早く有望な若手を見出して抜擢するという印象があって、キャスティングに関しては民放よりもずっと斬新。
それが、このところの大河ドラマではネームバリューに頼っていて、ちょっと変な方向に行ってるなと思っていたのが、また戻ってきた感じ。
追記:
「義経」で牛若時代を演じた神木隆之介君が義経役とのことで、牛若マルクル再び。
SPECの一十一も良かったし、これも楽しみ。
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