« 2012年8月 | トップページ | 2012年10月 »

2012年9月

2012年9月28日 (金)

心のチューニング

早くも三週間が経ってしまったけど、福生の杉山清貴アコースティックソロライブの覚書。

身辺に変化があったため、落ち着かない気持ちのままライブに行くことになってしまい、楽しめるかどうか心配したのだけど、杞憂に終わりました。
抱えている悩みが「いやなことを吹き飛ばしてOK」的なものであれば気分転換すれば済むけれど、自分で乗り越えなくてはならない性質のものである場合、忘れても解決しない。
そういう時のライブの楽しみ方というのは難しかったりするのだけど、素晴らしい歌声を聴いているうちに、絡まっていた心の糸がほぐれたというか、調子っぱずれになっていた心のキーが少しずつ正しく調律されたような、そんな気持ちになれました。
結果的に癒されたわけだから、これも言うなれば「癒し」なんだろうけど、「癒し」という言葉でくくってしまうことに微かに違和感がある、微妙な感覚。

感動するには必ずしも歌唱力は要せず、ちょっとくらい調子っぱずれでも感動する時はする。
でも、心の調子を整えるためには情感に加えて技術の正確さが必要で、そこがちょっと違うかなーと。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年9月23日 (日)

真田太平記、負けて勝つ

久しぶりにチャンネル銀河の番組表をチェックしてみたら、「真田太平記」が始まる!!、ということで早速録画予約及び視聴。
素晴らしい原作と、その原作を過不足なく再構成した、現代の価値観がチラつく心配のない脚本。
テーマ音楽が「国盗り物語」「花神」と同じ林光であることを初めて知った。
昔は音楽担当が誰とか意識していなかったから。

嫡男の信之は聡明で冷静沈着、弟の幸村は闊達でさわやか。
信之を煙たがりつつ、その優秀さを認めざるをえない昌幸との微妙な関係がいい。
信之のキャラクターって、最近のドラマだったら妙な脚色をされそうだけど、このドラマでは余計なことは一切してません。
遥くらら演じるお江のかっこいいこと。
坂口良子演じるお徳が可愛い。
お徳と樋口角兵衛(榎木孝明、若い)は、原作の描写よりもずっと美男美女なんだけど、それでいて原作のキャラクターの雰囲気は表現していて、いずれも絶妙のキャスティング。
難をいえば地方の領主の家族にしては山手殿や久野の衣装が豪華すぎることくらい。
時代や風俗の考証は今のほうがリアリティがある気がする。


そして、NHKで放送中の「負けて勝つ~戦後を創った男」。
残念ながら一話を見逃してしまって、二話からの視聴ですが、すっごく面白い。
吉田茂といえば外見・演技ともに申し分のなかった森繁久彌という決定版があるし、「白洲次郎」の原田芳雄も記憶に新しく、渡辺謙はどうなんだろうと思ったけど、これはこれでありかな。
谷原章介の白洲次郎は肩の力が抜けた感じでかなり好き。
「華岡青洲の妻」、「新選組!」の伊東甲子太郎、「風林火山」の今川義元と、NHKの谷原章介のはずれのなさは、もはや近藤正臣級。

戦後すぐの昭和の再現というと民放もかなり力を入れるけど、NHKのリアリティとクオリティの高さは一歩ぬきんでている。
ノウハウの違いとかがあるんだろうか。

出演者にドン・ジョンソンの名前があって、確認してみたけど同姓同名の別人?
それとも、10年くらい見ていないから変貌したのか、どっちだろう?
「刑事ナッシュ・ブリッジス」の頃とは似ても似つかないけど、「ボーン・イエスタデイ」の頃なら似ていなくもないような。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

トライアングル

「Twilight Bay City」を聴いていて、曲調に既視感(既聴感?)あるなーと思ったら、スタレビ「トワイライト・アヴェニュー」だ。
同じ音楽を聴いてきて、音楽の引き出しにも同じものがたくさん入っている人たちが作った曲、という共通点。
大きく括れば、同世代なら同じ音楽を聴いているわけだし、引き出しに共通項目はあって当然なんだけど、もっとピンポイントなイメージ。
同様のことを、サザンオールスターズの「茅ヶ崎に背を向けて」とスタレビの「ラッキーレイン」にも感じたことがある。
神奈川県出身とか湘南の歌が多いという共通点があるにもかかわらず、桑田圭佑と杉山清貴に類似性もしくは共通点を感じたことはないんだけど、根本要にはどちらとも共通点を感じたりする。

基本的にはある程度洗練されてからのほうが好きなんだけど、デビューアルバム(もしくはデビュー当時のアルバム)って、影響を受けた音楽がこなれずにごろごろ入っている感じがいいと思う。


杉山さんのブログで、要さんに「おめーはどこまで自由なんだ」と言われると書かれていたけど、杉山清貴が自由であるのはそのとおりだとして、根本要はもっと自由でいられるのに自分で自分に制約をかけている、というのは熱烈ファンだった頃から感じていたこと。

昔、とあるファンの集いで要さんが「スタレビのJ-POPにおける位置がどこかと~」といいかけた時に、その場にいたファンが一斉に「ス!」と言ったので笑っちゃったことがあった。
もちろん、根本要が「スタレビのJ-POPにおけるポジションは『ス』です」と言いたくて話を始めたわけがなく、もっと真面目な話をしたかったのだろうということはわかったけど、「ス」でいいじゃんと思う私がいたりした。
去年の後半あたりに、久しぶりにラジオを聴いた時も、「スタレビの位置付け」的話をしていて、まだこだわっているのかと思ったけど、位置付けにこだわることがスタレビというか根本要を自由でなくしているんじゃないかと思う。
大ヒット曲はないかわりに曲のイメージにしばられることもないわけで、それでいて大きな会場でコンスタントにライブができる、というのは美味しいポジションだと思うのに。

BSフジで放送されたKANのライブを見て、KANのピアノは上に載ってもいいピアノであることを確認すると共に、コンセプトに合わせて練り上げられたパフォーマンスの洗練度がすごい。
ギター一本で演奏する曲をあえて五重奏にした「アルハンブラ宮殿の思い出」をクラシックギター経験者に見せたら爆笑していた。逆転の発想。
SSKでショーアップ志向の強い2アーティストと組むことは、杉山清貴にとって「ややアウェー」なんじゃないかと思ったこともあるのだけど(チラッとね)、そこで無理せず自然体でいられるのが杉山さんの自由さといえるかもしれない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Stand By Me

街を歩いていて、5、6人の女子高生のグループを追い越した時、ふと耳に入ってきたのが「Stand By Me」。
「ほったいもいじるな」式の耳から入った発音だったけど、女子高生たちが楽しそうに歌っていて、今の10代の子たちも古き良き洋楽をかっこいいと感じるのだなーと、ちょっとうれしい気持ちになった。

それにつけても、ゴリ押しでK-POPを流すよりも、古今東西の名曲を流すほうが需要があったんじゃないだろうか、ほんとは。
私がビートルズを聴くようになったのも、解散からずいぶん経ってからで、その頃はラジオでもテレビでもビートルズがよくかかっていた。
K-POPが流れること自体はともかく、それによってもっと聴いて欲しい音楽が流れる機会が失われたのが残念。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年9月16日 (日)

平清盛のクレジット

先週は出かけていたので、今日になってようやく第35回「わが都、福原」を見たけど、やっと清盛が清盛らしくなった感じ。
今回は重盛がピンクレジットだったけど、そうでないこともあったりして、今年の大河はそのあたりの基準がよくわからない。
今回、遮那王(神木隆之介)が一瞬の登場にもかかわらずピンクレジットで、「平清盛」というドラマにおける重要性は義経よりも重盛のほうがはるかに大きいことを考えると、この扱いの違いにはちょっと違和感。
事務所の力関係とか格とか、いろいろ微妙な問題があるらしいけど、視聴者には物語上の重要性のほうが大きな関心事。
伊藤忠清と平貞能がピンクレなのはNHKへの貢献度かしらと思うけど、それだったら窪田正孝だってNHKで主演作があるわけだし。
神木君の扱いに異論があるわけでなく、重盛が軽すぎるんじゃないかという話です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

抑制

中国の反日デモの激化を見ていると、政府のコントロールが効かなくなっていて、批判の矛先そらしが機能しなくなっているように思える。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

トリプルスワン

日本テレビで放送された「フレンズ・オン・アイス」の特別編を見て、荒川静香・高橋大輔・安藤美姫のスワンコラボに感動。
荒川・安藤の足の高さの揃ったスパイラル、3人の動きがシンクロしたステップにゾクゾク。
惜しむらくはカメラワークがよくないこと。
フィギュアスケートを見せるのに、顔とか上半身だけを映してどうするのかと。
CSの放送は別のカメラだと良いんだけれど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年9月15日 (土)

SSK ON TV

改めて感想といっても、事前収録を見に行ったわけではなく、会場でもVTRをみただけなんだけど、テレビ東京がこのユニットをテレビで流してくれたことに大きな拍手と感謝の念をおくりたい。
相当評判が良かったみたいで、なんだ、みんなこういうのを望んでたんじゃないのーと、ちょっと鼻をふくらませてみる。
「ミュージックフェア」が元の2組~3組の形態に戻ったらSSKはぴったりなのにと思っていたら、まさかテレビ東京がやってくれるとは。
少子化とか逆ピラミッドというわりに、数が少ないはずの若年層ターゲットの歌番組が多いのは視聴率的にどうなんだろうと思っていた。


欲を言えばアカペラは「The Longest Time」のほうが良かったけど、著作権が厳しいのかこれまでもスタレビがライブでやってもDVDにはなかなか収録されなかったと記憶しているし、ビートルズじゃないとずっこける展開にならないか。
それにつけても、広島のSSKで転ばなかったことをKANにダメだしされた杉山さんと柿沼さんがしっかり転んでいた姿に「立派になって」と目頭が熱くなりました(うそ)。
SSKのほんとの醍醐味はスタレビの演奏+全員の声の融合で、それを一番体現しているのが「すべての悲しみにさよならするために」だと思う。
スタレビの演奏+KANのボーカル+根本要のギター+ほぼデュエット状態で響く杉山清貴の声の、まさしくコラボレーション!!
ただ、あれを「音楽祭」という枠の中でオンエアするのが難しいことは、私も大人なんで理解できる。
番組的にはKANの曲なら「愛は勝つ」だろうし、ピアノの上に立つ様子をテレビで流したりしたら、今まで以上に非難殺到することでょう。
SSKでKANが弾いていたピアノがどこのかは確認できていないけど、録画を見ていたら、生放送で辛島美登里と川嶋あいが弾いたピアノはスタインウェイだったんですね。
スタインウェイの上に載ったら、私も怒るかもしれない。
かといって、風に吹かれることなく地味にギターを弾くのも物足りないし。
ま、大極殿のように別の台を用意すればいいんですけどね。
KANの羽根つき燕尾服(タキシードに非ず)がSSK用の制服のようになっているけど、動きにくいから断念したという平城京的な衣装を大極殿ライブで着ていたら、それが制服になっていたのだろうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年9月10日 (月)

プレミアム音楽祭

テレビ東京のプレミアム音楽祭を観覧しに、舞浜アンフィシアターへ行ってきました。
会場へはイクスピアリを通って行くのだけど、あまりのファンシーさに唖然。
ブリュージュとコルマールとラハイナをまぜて生活感を消し去ったような、そんな感じ。
何この日本離れした場所は。

事前収録組のほうが多かったようで、VTRを見る時間が長かったけど、生放送の現場を見られてラッキー。
こういう機会でもなければ見ることがないであろう徳光和夫と中山秀征を間近で見られたのも。
生で聴いた中ではEPOが特に良かった。
あとは辛島美登里(字は合っているだろうか)と夏川りみ、それから中村あゆみ。
黒一点?の稲垣潤一は安定感抜群。
SSKについてはまた後で書くとして(良かったです、もちろん)、事前収録組ではムッシュかまやつがすごかった。
声は出ているし、音程もしっかりしているし、細かい節回しも衰えてない。
事前収録に行った人たち、これを生で観られたなんて、うらやましい。
7月に行った仙台のロックユニットトリオのMCで「すごい70歳」としてムッシュかまやつの名前が挙がっていたけど、このパワーなら頷ける。
その時語られたのは「楽屋でワインラッパ飲み」という歌とは全然関係のない元気さでしたが。

70'sフォーク組(っていうのか)のコラボの「おもかげ色の空」を自分が歌えることにびっくり。
別に嫌いじゃないけど、特に好きな曲でもなかったんですよ。
でも、頭の柔らかい頃に聴いたせいか、曲も歌詞も自然に出てくる。
今は、どんなに好きな曲でも歌詞は覚えられないのに。

(以下は追記)
そういえば植村花菜を初めて聴いて、声がきれいだし歌い方も好きだけど(変なブレスもないし)、とにかく曲の長さに辟易。
ストーリー仕立ての歌詞というとさだまさしの「雨やどり」とか「関白宣言」が思い浮かぶけど、「関白宣言」でさえ6分弱だったというのに。
今の時代3分以内にとはいわないけど、いくらなんでも10分は長すぎ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年9月 1日 (土)

音楽誌が書かない「Jポップ」批評

自炊した本の中に10年以上前に読んだ「音楽誌が書かない「Jポップ」批評」があって、改めて目を通してみると、「音楽誌が書かない」というだけあって、見事なほど音楽について触れてない。
昔はそういう、切り口を変えて音楽のついてを分析し文章化したものを読むのが楽しかった時もあったけど、今は音楽は音楽として語るほうが好き。
その音楽が生まれて伝播する背景にまったく興味がないとはいわないけど、そればかりが語られるのはちょっとなーと思ったのであった。
もちろん、わざわざ「音楽誌が書かない」と銘打たれているのだから、当時も音楽誌ではちゃんと音楽について語られていたのだと思うけど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年8月 | トップページ | 2012年10月 »