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2012年12月23日 (日)

moles necessrie

出勤前につけていた朝の情報番組で自民党の政策の解説と疑問を挙げていて、これ自体はマスメディアとして当然の役目。
ただ、3年3ヵ月前の政権交代時にテレビが民主党の政策の問題点を指摘した記憶がなく、これってダブスタじゃないのと思う。
つい先日も「自民党=公共事業=赤字増加」というどこかで聞いたようなマスメディアの報道を鸚鵡返ししているのを見かけたばかりだし、その影響の大きさを考えるとメディアの偏向報道は見過ごせない。

塩野七生のローマ人の物語「すべての道はローマに通ず」に「モーレス・ネチェサーリエ」という言葉が出てきて、「必要な大事業」という意味だそう。
「すべての道はローマに通ず」のインフラストラクチャーに関する記述はたいへん腑に落ちるものです。
ローマ人はインフラを「人間が人間らしい生活を送るためには必要な大事業」と考えていたらしい。

無駄な公共事業は無駄だけど(あたりまえだ)、公共事業がすべて無駄なわけじゃないし、テレビその他で聞きかじったことを信じ込む前に、自分自身でちょっと考えてみてもいいんじゃないかと思う。
無駄か必要かの判断基準は個人によって違うかもしれないけど、メディアの報道を鵜呑みにして思考停止するよりはずっといい。

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