« 2014年7月 | トップページ | 2014年10月 »

2014年9月

2014年9月28日 (日)

普通に面白い軍師官兵衛

好きな俳優が出演している時の熱中度はないけれど、「軍師官兵衛」が普通に面白い。
序盤は岡田准一の発声が気になったこともあったけど、そのうち気にならなくなった。
歴史好きであることが頷ける演技。
やはり序盤に懐疑的だった江口洋介の織田信長ですが、信長の人間味などをあえて排除して、家臣から見た理不尽な恐れられる主君として演じていたのが良かった。「いい人じゃない人」を演じるのは勇気がいることだと思う。
ここまでの「軍師官兵衛」で特筆すべきは、なんといっても荒木村重を真っ向から描いたこと。
豪放磊落な村重が精神的に追い込まれていく様子が素晴らしかった。
田中哲司の演技が良かったのは言うまでもなく。
「龍馬伝」の眉無し慶喜がずいぶんだと思ったので、適役かつちゃんとした演出で見られて良かったです。
二階堂ふみも、「平清盛」は十二単や所作に違和感がないのは良かったけれど、無難なしっかりもののお姫様役だったので役不足の感は否めなかった。
でも、今回の小悪魔的な淀役は先が楽しみ。
ワガママでアクは強いけど、本人にあまり底意も悪気もなさそうで、でも周囲に波風を立てるという設定が面白い。
童顔で悪女系の淀の方というと「功名が辻」の永作博美も演技は良かったのだけど、淀の方が積極的に陰謀を企むという設定には大いに異議有りだった。(淀の方が自発的に陰謀を企むタイプだったら、冬の陣・夏の陣に至る経緯も変わっていたはず)
今回の淀のほうがファムファタールらしくて良いです。

黒田官兵衛自身が歴史上の重要なイベントに密接に絡んでいる人なので、無関係な出来事に無理やり絡めてくるイライラもないし、平穏な気持でドラマを楽しんでいます。

「八重の桜」、「軍師官兵衛」とまっとうな大河ドラマが続いて安心していたところに、飛び道具のようなトンデモ記事に被弾。

「あなたが最高傑作だと思うNHK大河ドラマ―1位『篤姫』」という記事です。
http://news.livedoor.com/article/detail/9297458/

たかだか497人対象のアンケートではあるけれど、こういう形で記事にして、それがYahoo!のトップに来れば印象操作には使えるんだな。
「篤姫」人気がスイーツ大河を後押ししたわけで、もうそういう大河はこりごり。
スイーツ大河自体もこりごりだけど、(おそらくは)見たこともない過去の大河を否定したり、先輩俳優たちを貶めて主演女優を持ち上げたりと、篤姫を声高に支持した人たちの言動もイヤだった。
この、イメージ操作とか他をさげて褒めるというのは休養中の某女子フィギュアスケート選手関連で顕著なやり口。某選手と宮崎あおいは自己評価が高い点、CMの微妙さ、リズム感の悪さなど他にも共通点があるけど、そういうファンを呼び込む何かがあるのだろうか。

■NHK大河ドラマの最高傑作Top10
第1位 『篤姫』……69人(13.9%)
第2位 『新選組!』……67人(13.5%)
第3位 『龍馬伝』……60人(12.1%)
第4位 『八重の桜』……46人(9.3%)
第5位 『軍師官兵衛』……45人(9.1%)
第6位 『利家とまつ~加賀百万石物語~』……35人(7.0%)
第7位 『竜馬がゆく』……32人(6.4%)
第8位 『独眼竜政宗』……30人(6.0%)
第9位 『秀吉』……24人(4.8%)
第10位 『江 ~姫たちの戦国~』……17人(3.4%)
次点 『毛利元就』……15人(3.0%)

ただ、歴史的事件をことごとく恋愛感情に絡めた「功名が辻」は入っていなかったりと、必ずしも「スイーツ大河」が人気というわけでもないのが不思議なアンケートです。


で、ついでにやはり気になっていた少し(だいぶ?)の前の記事。

FNS歌謡祭、口パクなしでわかった歌の上手い人と下手な人
http://npn.co.jp/article/detail/83919578/

 そもそも「上手い」「下手だ」などの話が出るようになったのも今年3月に音楽番組プロデューサーきくち伸氏がフジテレビの音楽番組で口パク禁止令を出したから。「口パクは1人もいなかったのかは、はっきりしたところ分かりませんが、逆にアイドル当時、『へたくそ 』といわれていた薬師丸ひろこが意外と上手く聞こえたとか、斉藤由貴はやっぱり上手いなど、昔のアイドルは歌が上手かったというのが再確認できた。

80年代のアイドルは声に魅力がある人が多くて、歌唱力も今聴くと意外と下手じゃないというのは、まあそうだと思うけど、下線の部分は人を取り違えているでしょ。
薬師丸ひろ子は昔も今も安定の歌唱力の高さだし、斉藤由貴は魅力はあったけど「やっぱり上手い」と言われるほど歌唱力の評価は高くなかったんだが。
去年の12月の記事に今更突っ込みもなんなのだけど、大新聞系の記事ほどの影響力はないものの、こういう新興のネットニュースサイトの記事がさらっと事実誤認や嘘が混じっているのが気になる。
ソースを確認する習慣がある人なら「ああ」と思うけど、ソースに関係なく鵜呑みにする人もいるわけで。
書いた人は思いつきや思い込みで書き流しているみたいだけど、一応お金をもらって書いているんだろうから確認くらいすればいいのに。
いえ、ただでも出来るだけ間違ったことは書きたくないと思うものじゃないのかな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年9月23日 (火)

ローマ亡き後の地中海世界

塩野七生の「ローマ亡き後の地中海世界」がようやく文庫化。
1、2巻で描かれているのは、まさにローマ帝国亡き後、ルネサンスが始まる前までの中世の地中海沿岸を舞台にしたイスラムの海賊とキリスト教国の攻防。
モンタネッリのローマの歴史とイタリアの歴史でも描かれていない時代で、それを塩野七生の描く通史として読めるのがとてもうれしい。
千年前と現代と、同じような争いをしているんだな、と思ったりもしますが。

3、4巻は時代的にはルネサンスになるので、塩野七生の他の著作と重複しているけれど、視点を変えている部分も有るし、地中海をキーワードに一つにまとまっていてわかりやすい。
特にマルタ騎士団のマルタ攻防記は、「ロードス島の攻防」では描かれなかった部分でもあり、戦闘のあまりの熾烈さと、不利な状況ながら果敢に戦いを続けた騎士たちの姿に感動。
読みながら涙目になってしまいました。
騎士団という存在自体は、当時でもルネサンスの人文主義とは相容れなくなっていたし、ヴェネツィアの合理主義のほうが好きだけど、それはそれ。

P1010099


「フリードリッヒ二世」が文庫になるのが待ち遠しい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

WEST COAST ALL STARS

杉山清貴が唄うL'arc en cielが目的でファミリー劇場「夜もヒッパレ」を録画視聴。
相変わらず楽々歌い上げていましたが、続いてボビー・キンボール、ジョゼフ・ウィリアムズ、トミー・ファンダーバークが出てきてV6を唄ったのには驚いた。
アカペラ・グループ「WEST COAST ALL STARS」としての来日だったとのこと。
興味を持ってiTunesで聴いてみたらカッコいいじゃないですか。
70~80年代名曲をアカペラでカバーしているんだけど、選曲もアレンジも歌も素敵。
歌が超絶上手いボーカリストたちだから歌はもちろんすごいんですが、声を楽器として駆使しているのがまたすごい。
「HOTEL CALIFORNIA」と「天国への階段」はギターソロも口三味線で忠実に表現しちゃっている。

早速ダウンロードしてヘビーローテーション中です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年9月15日 (月)

夏の終りにライブ三本

今は晩夏、秋じゃないと自分に言い聞かせて過ごす今日この頃です。
暑さで眠れなかったりしたのに夏が終わるのは寂しい。
杉山清貴の曲は、夏の盛りよりも今くらいの季節に似合う。

で、bayfmのDOCOMO Presents THE SESSIONの公開録音、ロックユニット、それからアコースティックライブに行ってきました。

THE SESSIONはその場も楽しかったけど、放送を聴いてもやっぱり楽しい。
「シーサイドバウンド」がめちゃめちゃノリが良くて。
このお二人の「ふたりの夏物語」はギターとコーラスが軽妙で好き。
この曲に関してだけは若い頃の唄い方が曲に合っていると思っていたけど、THE SESSIONバージョンは唄い方も軽快で良いです。

ロックユニットは前日(というか当日)4時まで飲んで「Girl goodbye」を歌うとはすごい。
いつか「Goodbye Elenore」をやって欲しいけど、さすがにキーボードなしでは無理だろうか。

調布のアコースティックライブは「雨のウェンズデイ」を聴くことができてうれしい。
オリジナルのコードのひとつひとつを大切にした演奏が素敵。
日本橋はエレピだったけど、今回のピアノはスタインウェイ。
ピアノの音色が力強いと杉山さんもそれに合わせて声を出すので、ボーカルもより一層聴き応えがあるんである。
山下達郎の「ふたり」のカバーが聴いてみたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年9月14日 (日)

錦織圭、全米オープン準優勝

ラオニッチ戦はあまりの熱闘に肝腎の最終セットの途中で予約の時間切れになって勝った瞬間を録画できず、満を持して予約セットした決勝は5時間オーバー。
決勝の試合内容が今ひとつだったために終了直後は落胆が大きかった。
全豪オープンとマドリッドのナダル戦とか、負けはしたけど面白かった試合というのもあったし、プレーの面白さが錦織の大きな魅力なので期待が大きかったんである。
ベスト4の時点で大快挙だし、準優勝はそれはもう素晴らしい結果で、贅沢な話なのですが。
決勝目当てにWOWOWに加入した人は4回戦から準決勝までの再放送をリクエストしてみたらいいと思う。

帰国会見の「ノドグロ食べたい」という言葉から食育をきちんとする家庭で育ったことがうかがえるし、13歳で親元を離れても身についているのだな、と好感度がさらにアップ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2014年7月 | トップページ | 2014年10月 »