世に棲む日日でドラマ化希望
久しぶりに司馬遼太郎の「世に棲む日日」の後半を読んでみたけど、やっぱり面白い。
今回は高良健吾の高杉晋作をイメージして読んだけど、高良健吾で「世に棲む日日」を見たかった。
高杉以外もキャストはおおむね満足しているので、そのままで。
いえ、いくら原作が良くても、脚本家がアレだとアレなので、「花神」(高杉パートは「世に棲む日日」)のリメイクで。
大野靖子の脚本の原稿は残っていないのだろうか。
もう、なんだったら総集編に残っている部分のリメイクでもいい。
それにつけても「花燃ゆ」が残念。
今は高杉関連を見るために視聴していますが、ヒロインの描き方に相変わらずイライラ。
小田村伊之助もなんかイヤな奴になっているが、これでいいのか?
毛利家大奥を描くのはかまわないけど、ヒロインを無理やり持ち上げて史実に絡めるのはやめてほしい。
高杉の妻とヒロインが夫の浮気の話をする場面を入れるのはいいけど、あんな深刻ぶった演出ではなく、ふっと愚痴をこぼすくらいにしとけばいいのに。
とかく批判された「平清盛」は、オリジナルの設定が邪魔だったけど、宮中パートと摂関家は面白かったし、俳優の見せ場を台無しにするような演出はなかった。
「八重の桜」と「軍師官兵衛」は、好みの問題レベルの些細な不満以外は満足してたし。
年末、「花燃ゆ」総集編を作る時は、幕末の英傑場面とヒロインの登場場面を分けて編集してくれないかしら。
「幕末騒乱編」「女たちの幕末編」みたいな感じで。
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コメント
どうもはじめまして。
管理人さまの文章を拝見しますと、ことこの手の内容の場合、批判的になるときは、たんなる個人的な好き嫌いでなく、「人それぞれ」「好みの問題」で済まされる問題ではないと思われることがあって、それを取り上げておられるように見うけられるのですがいかがでしょうか。ぜひお教えください。
投稿: 偽君子 | 2015年9月 1日 (火) 19時15分
コメントありがとうございます。
題材とか配役が好きじゃない場合は見なければ済みますが、描き方に納得がいかないと愚痴をこぼしたくなります。
描き方についてもそれほど狭量ではないつもりなんですが、最近は「これはないだろう」ということが多いですね。
答えになっているかどうかわかりませんが。
投稿: 午後のきつね | 2015年9月 2日 (水) 23時15分
なるほど。このあたりも主観としてしまっていいのでしょうか?小生は教養のない人間なのであまり深く考えていないのですが、管理人さまが指摘されたことはほとんどスルーしてひたすら好意的だったと申し上げたら軽蔑されるでしょうか?妄言多謝。
投稿: 偽君子 | 2015年9月 3日 (木) 20時04分
まあ、こんなご時世ですしね。こんなところだけでもましだったら少しはストレスが軽減されるかも、と思ってしまうのもよくわかります(違っていたらお許しください)。
管理人さまは、けっきょく「歴史」にこだわりがある(良い意味で)方のようですね。やっぱり自分の国の歴史を、おざなりのもので足れりとしている人が多いのは問題かもしれません。よく若者のことをいう傾向がありますが、むしろ最近では中高年の方々に問題があるように思えます。早い話がかの杏さんなど、ほとんど手に入るか入らないかの古典籍まで渉猟しているふしがありますし。
投稿: 偽君子 | 2015年9月 8日 (火) 13時20分