« 映画みたいな夜 | トップページ | 遠い夜明け »

2015年12月22日 (火)

GPF~新たなる希望

フィギュアスケートのグランプリファイナル。
300点超えのNHK杯の後にどんな演技をするんだろうと思ったら、SPはNHK杯からさらに精度を上げてきて、高難度構成を高クオリティの演技で世界最高得点を更新しての優勝。
負けん気が空回りするタイプの選手もいるけれど、羽生はプラスにできるんですね。
二位のフェルナンデス、三位の宇野も、こういう試合じゃなかったら優勝でおかしくない演技。
いやー、眼福でした。

女子は宮原知子が銀。
SPの得点は納得いかなかったみたいだったけど、引きずられることなくFSは会心の演技。
彼女も修正力と安定感が素晴らしい。
小柄だけど手足が長くてメリハリがあるから演技が大きく見える。

優勝したメドベジェワは今季無敵って感じだけど、ロシアの女子は次々と凄い選手があらわれて、ほんとに層が厚い。
タノジャンプ多用がプログラムのバランスを損なっているのがちょっと残念だけれど、技術と表現には文句なし。


エキシビションはサプライズのゲストスケーターとして真っ赤な衣装も華やかな安藤美姫登場。
フェルナンデスが紹介するという粋な計らい。
安藤のマラゲーニャはセクシーでカッコよくって観客も大盛り上がり。
競技の緊張感もいいけれど、プロならではの演技も素敵です。

フィナーレで会場で流れた「Don't stop me now」にあわせて羽生がソチのEXの町田の真似をしたそうで、それ、もっと見たかった。
フィナーレを編集して日本人3選手のフリーの演技を流していたけど、今は録画機器も浸透しているし、BSでエキシビションを見るような視聴者はフリーの演技は当然見ているに決まっているのに。


JRAが大会スポンサーになって、会場に有馬記念の文字があったけど、スケート連盟現会長はマルゼンスキーの馬主の娘さんだったのだな、すっかり忘れていたけど。


GPFが終わってから日本のメディアのフィギュアスケートの報道が少し変化している気がする。
ソチ五輪では男子シングルの金メダルという結果にもかかわらず、「メダルより感動」と浅 田 真 央を持ち上げる気持ちの悪い報道に終始したのが、今回はそれがない。
称賛されるべき人が称賛されるという普通のことで喜んでいるのがちょっと複雑。
女子フリー終了直後は最下位の記事が二位よりも多くてモヤッとしたけど、エキシビション欠場のニュースの後はふっつりと。
まあ、宮原はもう少し取り上げられてもいいかなと思うけど、あまり騒がれすぎるのも選手にとっては迷惑なのかも。
で、この変化は羽生の300点超えで優勝という誰にでもわかりやすい結果によるところが大だけど、宮原知子とゴールドのSPの得点発表時に起こった観客からのブーイングも多少は影響しているんじゃないかと思っている。
得点が気に入らないからっていちいちブーイングしていたらキリがないし、基本的にはプロの判断は尊重すべきだと思うけど、かの選手が出場する試合の女子シングルの採点、特にPCSの扱いにはこれまでにも疑問を感じることが多々あったわけで。
滑走順から今回のブーイングが何を意味するかは明白だし、フリーの内容と結果から鑑みるに、そういう観客の異議申し立てをジャッジは無視できなかったし、メディアも変わらざるを得なくなったんじゃないか。
一部の声の大きいクレーマーを気にするあまり、本来のファンや観客への配慮が疎かになっていたのがここ数年だったけど、軌道修正に向かっているのだと思いたい。

|

« 映画みたいな夜 | トップページ | 遠い夜明け »

フィギュアスケート」カテゴリの記事

メディア批判」カテゴリの記事

コメント

たしかに、そう思いたいのですが…いったんおかしくなってしまった空気はもとにもどるのに相当時間がかかるのですよねぇ…。

投稿: 偽君子 | 2015年12月24日 (木) 12時31分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/49211/62920243

この記事へのトラックバック一覧です: GPF~新たなる希望:

« 映画みたいな夜 | トップページ | 遠い夜明け »