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2016年4月26日 (火)

優しさで傷つくこともある

ウインタースポーツのシーズンが終り、これから夏のリオ五輪の話題が増えていくんだろうと思っていたところに、浮かんでは消えまた浮かぶ浅 田 真 央の記事。
人気女優・俳優でも、四六時中話題になるわけじゃないのに、いっときでも話題になっていないと不安なのか?(誰が?)。
出演したバラエティ番組のゲームでルール違反をしたら、電光石火でイメージ操作目的と思しき持ち上げ記事が出るし。追いかけるように競合する誰かの中傷記事も。
ルール違反については、競技に関しても再三ルール無視発言をしている選手なので「ルールは守らなくてはならない」という認識自体が欠如しているみたいだから珍しくもない行動だけど、尻拭い記事でいちいちイメージ操作をするよりは「ルール違反をしないように」と本人の頭に叩き込んだほうが早いと思うんだけど、無理なの?
カンニングの方法を考えるよりも勉強したほうが早いんじゃないの?っていう。

この選手を擁護するスケート関係者のコメントの中で一番腹立たしいのは佐野稔の無責任な言いっ放し発言だけど、一番危なっかしいのは織田信成だったりする。
他の人たちは、佐野稔も含めてある種のビジネス臭がするし、ある一線は守ろうとしているんだけど、織田信成は「ガチ」。
よしんば本気でないとしても、他の人たちが越えないように気をつけているラインを踏み越えてしまう。
悪気はなく、自分では優しいつもりなんだろうけど、その「優しさ」が時として人を傷つけるという認識が欠如している。
特定の人間に肩入れすることによって他の選手が不利益を蒙ることもそうだし、「3アクセルをかわりに跳んであげたい」という発言などは庇ったはずの対象をもバカにしている。
アスリートだと思ってないことを吐露しちゃっているわけだから。
件の選手はアスリート扱いされないことなど気にしてなさそうだけど、アスリート扱いもされない先輩のために不利を被ったり、冗談でも枠を譲れと言われる後輩たちが気の毒。

曖昧さのある採点競技だからこそ、厳しさが必要なんだということを学ばなかったのか。

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