グランプリシリーズ
とりとめのない感想ですが。
スケートアメリカは優勝した宇野をはじめとして、男子の演技が軒並み眼福でした。
ジェイソン・ブラウンの演技の美しいことったら。
ジェイソン・ブラウン(とジェレミー・アボット)の全身の使い方は本当に素晴らしくて、「もうジャンプを跳ばなくても、滑りだけを見せてくれればいい」と思うくらいだけど、4回転を入れてきたブラウンのアスリートとしての心意気は漢、です。仕草は乙女だけど。
ジャンプの調子は良くなかったけど、ボーヤン・ジンの今季のプログラムは個性を生かしていてかなり好き。
振付と衣装でこれだけ良くなるものなのね。
そして女子。
スケートアメリカの三位に入った三原舞依、キレの良いジャンプと滑らかなスケーティングが心地よい。
ゴールドのプログラムはSP・FSともに好き。パーフェクトなのを見てみたい。
デールマンの爆走スケーティングも見ごたえがあった。
FS一位で総合二位のマライヤ・ベルはSPもチャーミングで、もっと上位に相応しい演技だった。
スケートカナダ、女子は回転不足に厳しかったけど、厳しいのはいいんです。
みんな平等に厳しいのであれば、むしろ歓迎する。
宮原知子のステップがノーカウントになったことは驚いたけど、彼女ならちゃんと対策できるはず。
ケイトリン・オズモンドの復活演技にカナダの観客が沸くのは当然だし、良い演技に対してなら多少のホームアドバンテージもあっていい。
これはお互い様だから。
リプニツカヤを楽しみにしていたけど、アメリカ大会は怪我で欠場、ロシア杯もFSで演技の途中でストップ。
なんとか最後まで滑りきったのを見て涙が出そうになった。
体型変化を乗り越えて今は大人の体型に合った演技が出来ているし、まだ先がある。
もどかしいこともあるだろうけど、無理をしないで欲しいです。
ポゴリラヤのSPの「セント・オブ・ウーマン」、好きな曲だけど途中からのアレンジが安っぽくてちょっと残念。オリジナルのままでいいのに。
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