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2018年4月

2018年4月30日 (月)

日仏離婚じゃあるまいし

サッカー日本代表のハリルホジッチ監督解任騒動のこと。
ハリルホジッチ監督の会見を見ていて、じゃんぽーる西の漫画に出てきた日本人と離婚したフラン人男性の話を思い出した。
「日本人は不満を言わずに突然別れ話を切り出す」っていう。

離婚話なら国民性の違いで済むけど、代表監督の契約はビジネスなわけで。
「怒ると面倒くさそうだからネガティブ情報は伝えない」では仕事にならない。
日本サッカー協会は素人集団ですか。

外国人監督をとやかく言うのなら、監督育成の意味も含め、そしてワールドカップ出場を逃すリスクも込みで、予選から日本人監督で臨むというのもアリ。
でも、リスクを冒す勇気がないから外国人監督を招聘しているわけでしょ。
そう「招聘」。
自信がないから招聘している外国人監督に、一方的に日本人の特性や事情を理解しろというのは筋が違う。
日本人との違いも含めて、学ぶべきはこっちでしょーが。

そして北沢豪の↓の発言。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180429-00000004-jct-ent

協会擁護は立場的には仕方ないかなと思うけど、通訳の人を貶める発言は無神経だし、言わずもがなだった。
「三年前(就任時!!)から解任しろと言っていた」という武田よりはマシだと思っていたのに。

田島会長の「それで気が済むのなら」の失礼さといい、サッカー協会の人たちはまともに社会人をやっていけるのか。

解任関連の記事ではトルシエの分析が一番腑に落ちた。
当時はそんなにいちいち物議を醸さなくてもと思ったけど、結構メディアの使い道を考えて利用していたのかなと今にして思う。
敵もいたけど着実に味方も作っていたし、過激な発言をすることによってサッカー協会の人たちの立ち位置を炙りだしていた。
通訳に、日本を知りつつ、客観的に分析できるダバディを起用したのも正解だった。

http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=38782


この解任劇で、日本に未開国のイメージがついてしまうことがが心配。
もどかしいほど遵法精神に富んでいるのが日本人の売りだったのに。
良くも悪くも。

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2018年4月21日 (土)

メディアと世論の乖離が大きくなっていること

しばらく前からマスメディアと世論に乖離が見えていたけど、ここにきて更に大きくなっている。

http://bunshun.jp/articles/-/7134
福田次官セクハラ更迭 なぜかテレ朝の女性記者が叩かれる日本

文春の記事。
女性記者への批判がないとは言わないけど、テレ朝の管理体制と取材手法への批判が圧倒的に多いのだけど。
他の媒体も同じように論点をすりかえているし。

一対一で会うことを取材対象が強制したならともかく、財務省の次官といえども、そういう強制力はないのだからセクハラとはいえない。
「会いたいというから会ってやってる」という立場なわけで。
むしろエロオヤジであることを利用していたのはどっちかって話です。
性的な話をするのをユーモアだと勘違いしているオヤジは迷惑だし、エロオヤジを擁護するのは不本意だけど、そういうことへの嫌悪と進退はまた別の話。
メディアはどうしてもそうじゃないほうに話を持って行きたいようで。

新潟県知事辞職の件、買春でしか恋愛できないのも哀れだけど、自ら売春を雑誌に告白する名門私立大の学生って、ちょっと世も末。
この先どんな人生を送るんだろうか。
昔「パラダイス通信」という漫画があったけど、「お金をもらう側の倫理」みたいなものはあったのにね。


そして、物事の優先順位とか自分たちの仕事とか、いろいろ勘違いしている野党の人たち。

https://www.sankei.com/photo/story/news/180420/sty1804200006-n1.html
野党、セクハラ疑惑に抗議 黒服で「#MeToo」

黒い服を着て嬉々としている女性議員たちのノリが気持ち悪い。
「私たちもこれやってみたかったんだー」っていう感じ。
くだらないパフォーマンスしていないで仕事しろよ、野党。
その野党を批判しないメディアも同類で同罪。

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2018年4月18日 (水)

黒井戸殺しとオリエント急行殺人事件

三谷幸喜の次のドラマが「黒井戸殺し」という記事を見て、しばし考えて「ああ、アクロイドか」。
こういうセンス、好きです。

ドラマは、テレビ視聴者向けに若干ソフトにした部分もあったけど、まあ許容範囲。
随所に三谷幸喜テイストを織り交ぜながら、ドラマの終りでは原作の読後感みたいなものが感じられた。
「うん、クリスティの面白さって、これだよね」っていう感じ。
野村萬斎と大泉洋の演技の変化が絶妙でした。
エンディングも余韻があって良かった。
デヴィッド・スーシェ版の「ナイルに死す」のジャズをバックにダンスをする映像で終わるのが好きなのだけど、それに似た余韻。
犯罪に対しては厳しく対処しつつも、人間の心の弱さに対する痛みがあるっていうか。
翻案しつつ原作のポイントははずさない脚本と演出には安心感さえ感じてしまった。
スーシェ版の「アクロイド殺人事件」は珍しくトンデモ改変でいただけなかったので、なおさら。

背景の置き換えについても、地方の素封家とかは日本にも存在するので、「黒井戸殺し」は違和感なし。
前の「オリエント急行殺人事件」は、原作の「様々な人種が一つの家に集まる」というアメリカの金持ちならではの設定を日本に翻案したのがちょっと苦しかったけど。
それと、誘拐された女の子の名前は聖子ではなく雛子にして欲しかった。
デイジー→雛菊なので。

ちなみに、昨年末に観たケネス・ブラナー監督主演の映画はかなり改変されていて、そのあたりは好き嫌いが分かれるけど、ウィレム・デフォーのハードマン(子守の女の子の恋人)が印象的だった。
三谷版の池松壮亮(ドラマでは羽佐間)も良かったので、ハードマンってじっくりと描きたくなる役なのか。
メアリー・デベナムを演じたデイジー・リドリーがスター・ウォーズと全然違っていて、女優ってすごい。
映画のエンディングに流れたミシェル・ファイファーが歌う「Never Forget」が胸に染みる名曲でした。
音楽が良い映画やドラマには弱いです。

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2018年4月 1日 (日)

世界フィギュアスケート選手権2018

世界フィギュア、五輪代表選出で涙を呑んだ樋口新葉が銀。
フリーの「スカイフォール」はカッコよくて哀愁もあって、本当に好きなプログラムなので、それを大舞台で完璧に滑って結果もついてくる、というのは言うことなし。

SP終了後は、宇野の足の負傷から3枠確保が危ぶまれた男子も、終わってみれば枠も確保で宇野が銀で友野5位入賞。
友野の演技には本当に引き込まれて、田中刑事もそうだったけど、突然魅せる演技ができるようになるのが面白い。
ボーヤンのらしからぬミスには驚いたけど、故障でもしたんだろうか。
優勝したネイサン・チェンは怒涛の四回転成功。
スポーツとしては凄いことなんだけど、途中から「プログラムを表現する」というのがどこかに行ってしまったのがちょっと残念だった。
記録に残るけど記憶に残らないみたいな。
印象的なプログラムなだけにちょっと残念でもある。

ザギトワのミスについては、今までミスなく滑れていたのが不思議なくらいの難プログラムだったわけで、想定できないことではなかった。
SPの時からやや不安げで、振付をいちいち思い出しながら滑っているようにように見えたのだけど、五輪の後は多忙だったろうから思い通りの練習ができなかったのかな。

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現代のファンティーヌ

学業継続を 高校自主退学で生活困難に
https://mainichi.jp/articles/20170730/ddm/016/100/032000c

少子化を社会問題とする一方で、高校在学中に妊娠した10代が退学を余儀なくされ、その後もまともな職に就けずに貧困の連鎖、という現実。
なにかこう、うまい解決策はないものか。
在学中に妊娠した子については、休学して卒業できるシステムを作るとか、通信制に転校できるようにするとか。
レ・ミゼラブルのファンティーヌの悲劇が21世紀の今も起こり得る、いえ起こり続けているなんて。

「あなたを抱きしめる日まで」という実話を基にした映画があって、婚前交渉で妊娠したヒロインがカトリックの戒律によって修道院に収容され、その後出産した子どもはヒロインに無断で養子に出されて消息が途絶え、50年後ヒロインが息子の行方を探す旅に出る、というストーリー。
ヒロインに無断で子どもを養子に出したり、母子がお互いの消息を問い合わせたのに修道院が教えなかったことには怒りを感じたし、懲罰的な意図による修道院収容は論外だけど、生活能力のない若い妊婦を収容して独り立ちできるまで教育する施設があれば、貧困の連鎖も断ち切れるし、交際相手もしくは義父による虐待死は回避できるんじゃないか、と思ったりした。



日本語学校化する「夜間中学」の残念な実情
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180401-00214218-toyo-bus_all

形式卒業者って初めて知った。
2015年まで形式卒業者は夜間中学に再入学できなかったということも。

中学卒業レベルの知識が身についていれば、それ以上のことはなんとかなる。
でも、義務教育レベルの知識がないと、学び方さえわからないままになってしまう。
向学心が芽生えても受験勉強の仕方すらわからないという状況に。

記事中に前川喜平氏の名前が出てくるけど、夜間中学のあり方に対する意見には全面的に賛同する。
森友問題で政府を批判するよりも、こちらの活動に力を入れたら見直すのだが。
それでも、貧困調査で出会い系バーに行くのは次官の仕事じゃないですけどね。

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戻ってくるために離れることが必要

すこし前になりますが、日曜日の未来モンスターと情熱大陸の内容がフィギュアスケート関連で、これがどちらも面白かった。

「情熱大陸」の濱田美栄コーチの「努力は必ず報われるけど、正しい努力でないと報われない」とか「最初から自己主張する子は伸びない」というのは頷ける言葉。
ずっと自分に従えではないのですね。でも、最初は素直に聞けよと。

本田真凜の遠征先に帯同した濱田コーチがなにかと宮原知子の話題を出していて、本田真凜が複雑そうな表情をしていて、他の選手の話題ばかりで面白くない気持ちもわからないではないけど、選手のほうも今一つコーチに心を開いていないように見えて、ちょっとどっちもどっちな印象。
宇野と樋口コーチのような二人三脚でも、羽生とオーサーのように自分の意見を言い合う関係でもない。
宮原は無口ながらも、コーチに対して打ち解けている感じが見えたけど、本田真凜とコーチには距離が感じられた。

その本田真凜は今季から米国拠点にするとのこと。
彼女の場合これといった大きな欠点があるわけではなく、芸術家肌という濱田コーチの評には反して、彼女に欠けているのは芸術的なこだわりだと思う。
ストーリーを知らないで(知ろうとしないで)ロミオとジュリエットを演じようとするのは芸術家でもなんでもない。
で、それって、演技を深めるために「SAYURI」の原書を読む宮原とか、台本や脚本を読んで演出家の指示を汲んで演技することを求められる妹から学べることだったりする。

宮原は「こつこつ努力する」というイメージで語られるけど、宮原のほうがずっと「芸術家」だと思う。
町田樹の求道心に通じるというか。
大体、芸術家には根気も必要で、気まぐれだったり気分やばかりだったら作品を完成できないし。
それと、練習量が多いこと自体ではなく、課題を見出せることが宮原の凄さだと思う。

でもまあ、外国へ行くというのは心に期するところがあるのだろうし、離れたところからみることで身近にいた人の優れた点を認識できるようになるかもしれない。


そして「未来モンスター」。
住吉りをんは荒川静香のショーで見たことのある選手。
上品で華やかなくるみ割り人形が好印象だった。
怪我で調子を崩しているみたいだけど、乗り切って欲しい。
メモ帳に自己分析を書いていて、同じコーチ門下の樋口新葉もツイッターとか言葉で自分を鼓舞するタイプだけど、そういう指導方針なのかな。
中高生くらいの子たちに自分の気持ちや状況を言語化する習慣をつけさせるのは教育的見地からもとても良いことだと思う。
ただ、試合前のメンタル強化には特効薬とはいえないかもしれないけど。

坂本花織のコーチが演技前の坂本を笑わることで緊張をほぐしていて、良い方法だと思う。
五輪団体戦は笑うところまで気持ちがほぐれなかったから、常にうまくいくわけではないけれど。

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理不尽な採点、ありました

「さわこの朝」に出演した某元選手が「理不尽だと思う採点はありました?」と聞かれて「ありました」と答えたとのことだけど、確かにありましたね。
2016年のグランプリシリーズ中国杯 -- 本郷理華
2013年のグランプリファイナル -- リプニツカヤ
2014年の世界選手権 -- リプニツカヤ
2012年のNHK杯 -- 鈴木明子
が優勝だったと今でも思っている。

番組は見ていないけど、阿川佐和子は下世話な本音を聞きだすことが売りなので、質問についてはさもありなん。
本音を知るのが面白い時もあるし、下世話が悪いわけじゃないけど、時と場合によりけりだし、スポーツの醍醐味には興味がなさそうなので、アスリートへのインタビューは向いていない。
(ジャンクスポーツはなんだかんだいってMCの浜田雅功にスポーツへのリスペクトがあるから面白いんだと思う。)
思い起こせば2007年の世界選手権の後にMCをしていた番組に優勝・準優勝の安藤美姫・浅田真央が出演した際の質問もキム・ヨナへのライバル意識を煽ろうとするものばかりで、そのために阿川佐和子を少し嫌いになったほど。
試合翌日の、それもレセプション出席中の選手を引っ張り出して聞くことじゃないなと思ったんである。
ちなみにその時は安藤美姫がうまくかわして、それ以外の普通の質問にも言葉が出てこない後輩をなにくれとなくフォローして代わりに答えてあげていた。
これに限らず一緒にメディアに出る時は、安藤美姫がなにくれとなくフォローしていて、姉なんかよりずっと親身だったと思う。

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