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2018年5月 5日 (土)

弱者と強者

TOKIO山口達也の件
進退についてTOKIOのメンバーが会見しているのが不思議。
なぜ連帯責任?
これが「バンド結成してアマチュアである程度活動した後に事務所と契約」という形態だったら、まだわからなくもないけど、ジャニーズって「Youたち、バンドやりなよ」でしょ。
先ず個々がジャニーズ事務所と契約→グループ結成なのだから、管理責任は事務所にある。
所属タレントに会見させるくらいなら社長とか会長とか専務とかを出せよと。
というか、事務所の幹部が出てこずにメンバー同士に決定権があるのならSMAPの騒動だってなかったわけで。
経営陣が会見も出来ないほどの高齢だというのなら、会見できる誰かに交替すべきだと思う。


そして加害者が悪いのは大前提として、被害に遭った女子高生がどういう経緯でその場に行くことになったのかも気になります。
これが昼間だったら趣味の話(ダイビングとか)にでも興味があったのかと思うし、誘うほうも誘われるほうも軽い気持ちで参加したのだろうと思うけど、夜8時というのは微妙な時間。
高校生の門限というには早くて、まだ外に出ている時間ではある。
でも、未成年が他所の家に遊びに行く時間として適当かというと、そうとは言いがたい。
塾やコンビニ、日頃から親しくしている友人宅ならOKだけど、初めての家なら遠慮もしくは躊躇する時間だと思う。
高校生の親たちはそれを把握していたのか。
事務所は?
その場に行くこと自体を断れない状況だとしたらパワハラとか、周囲の大人は何をしてたんだという話になるし、そうではなく好奇心からだとしたら、「もっと自分を大事にしなさいよ」という話になる。
どういう意図にせよ誘った側が大人げないことは言うまでも無いこととして。

女子高生って社会的には未成年で保護の対象だけど、大人の世界に興味津々で背伸びをしたい盛り。
そして生物学的には妊娠・出産も可能というか、おそらく最も適しているという複雑な時期。
淫行で成人男性を社会的に抹殺しかねない力を持つ一方で、ひとたび妊娠すると学業を継続することも難しくなるという、強者にも弱者にもなり得る存在。
それなのに身の回りにある危険に対してあまりにも無防備すぎる。

46歳の成人男性の自制心が欠けた行為は非難されて然るべきだけど、自制心の欠けた大人なんて世の中にうようよいるし、他人の自制心に期待しても身は守れないわけです。
自分の身は自分で守ることも覚えないと。
傷ついた後でやり直せる仕組みも必要だけど、まずは転ばぬ先の杖から。

それと、被害を他人が軽く扱うのは原則的にはあってはならないのだけど、「たいしたことない」ことにしておくほうが良い場合もある。
心無い人たちに傷つけられないためにも。
反省や予防策の議論はそっちのけなのに、キャスターが深刻そうに「被害者の心を思うと」等と言うのを見ると、なんか違うと思うのです。

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