« 嵐の横浜赤レンガ倉庫 | トップページ | 世論調査の謎 »

2018年8月12日 (日)

羊と鋼の森(書籍)とか

タイトルだけ見た時はなんだろうと思ったけど、「羊と鋼」はピアノのハンマーと弦の素材で、ピアノ調律師の物語。
縦糸とも言える佐倉姉妹の話も好きだけど、長く放置してきたピアノの調律を依頼されたエピソードに思うところが多かった。
調律が終わった後、依頼主の青年が「子犬のワルツ」を弾きながら癒されていくのがグッときた。
ピアノがテーマのわりに具体的な曲名がほとんど出てこない中で、ここだけ「子犬のワルツ」と曲名が出てきて、それが絶妙な選曲なのです。
音大を目指すほどではないけれど、それなりにちゃんと練習してきた人がピアノを弾かなくなって、上に埃が溜まるくらいピアノを放置していたけれど、ふっと思い立って調律を依頼。
そういう人が試奏に選ぶ曲として「子犬のワルツ」はリアリティがある。
ちょっと映画も観たくなった。

誰に聴かせるのでもなく、自分で楽器の音を出したい時があって、そうして楽器を弾くことで癒される瞬間って
確かにあると思う。
以下、本の感想からは逸れます。


既にある程度弾ける人(たとえば子犬のワルツを弾けるレベルの人)がポップスを弾きたいと思ったら楽譜を買ってくればいい。
人に聴かせるわけではないし、先生はいなくて弾くことはできる。
でも、そういう人ばかりが楽器を演奏したいわけではなく、初心者だって弾きたくなる時はある。
ただ、初心者は楽譜だけ買っても弾けるわけではない。
そこで音楽教室の出番。
でも、「費用が高いから行かない」ということになったら楽譜も売れなくなり、著作権者にとってもJASRACにとってはマイナスになる。
JASRACがやろうとしているのは金の卵を産むガチョウを殺す行為なのに、そこがわかっていないのが不思議。
JASRACには音楽教室で習った経験者が一人もいないのだろうか。

|

« 嵐の横浜赤レンガ倉庫 | トップページ | 世論調査の謎 »

本棚」カテゴリの記事

音楽(周辺)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 羊と鋼の森(書籍)とか:

« 嵐の横浜赤レンガ倉庫 | トップページ | 世論調査の謎 »