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2018年11月13日 (火)

ZIP

日本テレビのZIPの放送内容がちょっとキモチワルイ。

新大久保の話題で多国籍化を取り上げること自体は良いのです。
でも、その多国籍化したという食べ物の中から、スタジオの試食用に「袋にハングル表記のある食品」を選ぶのは何なの。
これでは「多国籍な街に変わった新大久保」も伝わらないし、徴用工問題の判決が問題になっている時期に無神経でさえある。
出演者のプライバシーの報道などでは過敏に自主規制するテレビが国際情勢及びそれにまつわる国民感情には鈍感なのが理解しがたい。

そして、その翌日の放送はスマホのテレビ電話が手放せない女の子と怪しげなアプリを時間を使って紹介。
この手の番組で、時間を長めに費やしている場合は、実際に流行っているとかではなく「これをプッシュしている」と解釈している。
言うなればステルスマーケティング。
手法自体もどうかと思うけど、紹介したものが酷すぎる。
テレビ電話が手放せない女の子は「最近のトレンド」というには常軌を逸していて、朝の情報番組よりは「月曜から夜ふかし」的ネタ。
「真似しないでね」案件です。
あれがヤラセでないのなら、ほんとうに危ない。
アプリのほうは機能が見るからに怪しいし。
アプリの名前からして胡散臭い。
利用者だという高校生もどこか不自然で、他の人気番組でヤラセ疑惑が起こっている時にこれを出すか?という感じ。

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東京競馬場の新しい馬券購入機の画面に英語と中国語の簡体・繁体、ハングルの切り替えアイコンがある。
・英語は事実上の国際語だから必要
・中国語は中国の人口が多いこと及び英語が話せない人が多いから必要
でもハングルはそもそも使用人口も少ない言語で英語・中国語と並べることに妥当性を感じない。
これに限らず、ここ数年ハングル表記を目にすることが増えてきているけど、「ここにハングル表記を」と言い出しているのは誰なのか。
必要性が理解できれば気にならないけど、まったく理解できないんですよ。

ストラスブールのホテルにドイツ語表記があるようなものかなと思ったりもしたけど、隣国といっても地続きのドイツとフランスとは違って海を隔てている。
大体、フランスもドイツ語があるのは隣接しているアルザス地方と、パリではドイツ行きの路線が発着する北駅くらい。
昔からのコリアン街などはともかく、広範囲の公共の場にハングル表記する必要はない。
「必要性を感じられないもの」が増えている状況がかなり気持ち悪い。


韓国の地上波は今でも日本語禁止というのに、NHKのゴガクルが英語・中国語と並んでハングルに妙に力を入れているのもモヤモヤする。
ほんと、言い出しっぺは誰なんだろう。

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