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2019年1月14日 (月)

Someone still loves you

ボヘミアン・ラプソディの一回目鑑賞後、これまでスキップして聴いていたクイーンのアルバムを通して聴いたり、DVDを見たりしています。
一通り知っているつもりだったけど、新たに好きな曲が続々出てきて新鮮。


「Radio GAGA」の歌詞がクイーンを含む「(消費されるべきでないのに)音楽が消費されていくことへの抗議にも思えて涙がこみあげる。
このところ世代間の音楽の継承がストップしているように感じて、そのことを寂しく思っていた。
それがあって、映画をきっかけに10代20代がクイーンを聴くようになったというのが妙にうれしい。
まさしくSomeone still loves you.


なおRadio GAGAはPVも見ているし、86年のウェンブリーのライブも見たけど、その時点では聞き流してしまっていた曲でした。
それが映画を見て以来ヘビロテ曲に。
そうなったのは映画館の音響設備の効果もあるけど、やはりライブエイドのパフォーマンスの素晴らしさのせい。
フレディの歌い方が丁寧かつグルーブ感があるし、ドラムもキレがあってかっこいい。
20分という時間の制約があったからこそ全員がよりはっちゃけていたのかもしれない。



映画はライブエイドを最大限生かすために逆算して物語を構成したような。
ゴールデングローブ賞はうれしい驚き。
賞には無縁なタイプの映画と思っていたけど、評価には値するから。



このブーム、自分が良いと思った映画がヒットしているうれしさもあるけど、世代を超えての人気と言うことで、音楽の継続性と言うか継承性が感じられるのもうれしい。
しかも、それがメディアの仕掛けではなく自然発生的に起こったことが。
最近ありがちなステマでもゴリ押しでもなく。


※※
さほど流行っていないものを「これ、今人気です」といってゴリ押しするのはメディアがよくやる手法だけど、公開二週目の時点ではメディアはそんなに取り上げていなかった。
NHKがSONGSを放送したくらい。
宣伝も地味で、よくある「感動しました!」CMもなかった。
それが、チケット購入の時に前方しか残っていなかったので人気があることを実感。
ワイドショーが次々取り上げたのはそれ以降のこと。
その後の人気の加速はテレビで取り上げた影響が大きいけど、公開当初の扱いはそんなに大きくなかったので自然発生と言えると思う。

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